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「70年代トップアイドル」野口五郎、コロナ禍でアプリを作る

2022-01-17 15:30:00 | 日記
下記の記事は日経ビジネス様のホームページからお借りして紹介します。(コピー)です。

Q. 新型コロナウイルスの感染拡大でコンサートが中止になり喪失感に襲われる中、新たに何に挑んだか。
A.独自の接触通知アプリを開発し、普及に努めた
2020年はデビュー50周年記念の全国ツアーを控えていました。「I can sing here~今ここで歌える奇跡~」というタイトルは僕自身が決めたのですが、何とも皮肉なタイトルです。なぜなら、新型コロナウイルスの感染拡大で、2月22日のツアー初日以降、すべての公演が中止もしくは延期になったからです。
本来、歌手は歌うことでお客様に安らぎなどを与えなければいけないのに、「それどころではなくなってしまったのだ」という寂しさと無力感にさいなまれました。
次第にスケジュール表が白くなっていく中、それでも未来に目を向けなければいけないと考えました。僕に何かできることはないか。そのときひらめいたのが、コロナ対策の接触通知アプリ「テイクアウトライフ」でした。
ライブ配信アプリを開発
少々名前がややこしいのですが、遡ること10年前、僕は「テイクアウトライブ」というアプリを開発しています。これは、QRコードを利用し、音楽や映像などのデジタルコンテンツをスマートフォンなどに配信するサービスです。
具体的には、コンサート会場などでQRコードが印字されたカードを販売。専用アプリで読み取ると、アーティストからのメッセージや当日のライブ映像などが送られてくるという仕組みです。
このシステムは、ガラケー全盛時代に私自身が考案しました。レコードからCD、配信へとデジタル化が進む中、アーティストが適切な利益を得た上で、ファンとのつながりも強められるマネタイズの方法はないかと考えたのです。
11年に特許登録、僕が代表を務めるティーオーエアで、13年からテイクアウトライブ事業を手がけています。テイクアウトライブは、個人情報の入力も登録手続きも不要。QRコードを読むだけで、直接端末にコンテンツが届くのが特徴です。QRコードを読み込んだ端末に、いつでも追加のデータを配信できるため、次回のライブ告知なども可能です。
カードに印字されたQRコードをテイクアウトライブのアプリで読み取ると、ライブの映像などが配信される。情報はQRコードを読み込んだ端末でしか見られず、無制限にダウンロードされない
このテイクアウトライブの仕組みを活用して開発したのが、接触通知アプリのテイクアウトライフです。イベント会場や飲食店などに掲示されたQRコードを読み取ると、感染者が発生した際に通知が届きます。
日本医師会の先生方に「スマートで合理的なアイデア」と評価いただきました。実際、21年5月の日本相撲協会主催「大相撲五月場所」などで採用されています。
パソコンを手に行脚
野口五郎(のぐち・ごろう)
1956年岐阜県生まれ。71年に15歳で歌手デビュー。72年、当時の最年少記録で「NHK紅白歌合戦」に初出場。「甘い生活」「私鉄沿線」などのヒット曲で数々の賞を受賞。西城秀樹、郷ひろみとともに“新御三家”と呼ばれ、トップアイドルとして活躍。ギタリストや俳優としても高く評価されているほか、アプリ開発も手がける(写真=鈴木愛子)
自粛期間に入って間もなく開発に着手し、形になったのは20年8月です。それ以後はパソコンと資料を手に国会議員や自治体の首長、医師会の方々などにお目にかかり、テイクアウトライフの導入を訴えました。議員会館に何度足を運んだか分かりません。
熱心に話を聞いてくださることもあれば、そうでないこともあり、くじけそうになったこともあります。なぜ諦めなかったのか。「僕はこんなに正義感が強かったっけ」と思ったこともあります。
1つ言えるのは、僕は歌いたい、ということ。そしてコロナ下でお客様に安心して歌を聞いてもらうには、テイクアウトライフが大きな助けになるのです。歌いたいのは僕だけではなく、ほかのアーティストも同じでしょう。自分のためだけでなく、仲間のため、エンターテインメント業界のため、今苦しい状況にある多くの人のために、という気持ちがあったから頑張れたのだと思います。

好奇心は尽きない
「なぜ野口五郎にアプリ開発ができたのか」と不思議に思う人もいるでしょう。僕は10代で自宅にスタジオをつくり、自ら機材を操作してレコーディングしていました。音響に興味があり、当時市販されていなかったエフェクター(音響効果装置)ボードを自作したのが、そもそもの原点かもしれません。
僕はチャカチャカいろいろと考えるのが好きで、友人から「チャッカマン」と呼ばれています。僕がおそらく「初めて」ということが結構あります。海外レコーディングもディナーショーもそう。ライブのインターネット配信も02年ぐらいに始めています。
岩崎宏美さんと歌う新曲「好きだなんて言えなかった」には、DMV(深層振動)も収録されている
ここ数年は名古屋大学の先生などと共同で、深層振動(DMV)の研究に力を注いでいます。人間には可聴域と非可聴域があり、聴こえない低い音が人間の体に良い影響を与えていることが科学的に証明され始めています。僕自身、19年に東京大学で開催されたシンポジウムで講演したり、英国の科学誌で僕たちの研究成果が取り上げられたりしました。
僕は「この思い、届け!」と思いながらいつも歌っています。例えば、弱いピアニッシモの音を遠くまで届けるにはどうしたらいいかといったことを研究しているうちに、非可聴音にたどり着きました。音楽に対する好奇心はいくつになっても尽きません。
僕の好きな言葉は「積極的、楽観的、希望的」です。「消極的、悲観的、絶望的」な世界は何も生まない。積極的にまず足を一歩前に進め、楽観的に捉え、未来に希望を持つ。順番も大事です。
成功したいなら、自分は成功する人間だと思うこと。心の姿勢が大切なのです。優しい人間になりたいなら、毎日優しい人間のふりをすればいい。偽善でも構わない。そのうち「ふり」をしなくても優しい人間になっている、それが人間です。自分は成功する人間だと毎日思い続ける。そうしたらきっと成功します。僕はそう思って50年間、歌い続けてきました。

「老老」より過酷な「若若介護」の絶望度

2022-01-17 13:30:00 | 日記
下記の記事はプレジデントオンライン様のホームページからお借りして紹介します。(コピー)です。

介護はひとごとではない。親や配偶者、そして自分自身にも介護が必要な時期がやってくる。「ハルメク 生きかた上手研究所」所長の梅津順江さんは「60、70代の子供が80、90代の親を看るといった“老老介護”だけでなく、60代以下の人を配偶者や子供が看る“若若介護”も過酷です」という。梅津さんが聞いた介護現場の声を紹介しよう――。
介護するということ、介護されるということの「真実」
「70代の親を見送るのと100歳の親を見送るのとでは意味が違う」
「ハルメク 生きかた上手研究所」では、シニア女性向け雑誌『ハルメク』(2018年12月号)の「介護」特集に向け、介護の現状を知ることを目的にグループインタビューをしました。インタビュー参加者は15人で、介護未経験者が3人、現在介護中が5人、介護経験者かつ現在1人暮らしが4人、介護・ヘルパー職に就いている者が3人です。
インタビューで最も印象に残ったのは、20年間、訪問介護のホームヘルパーの仕事をし、現在は実親の介護をしている67歳の女性が発した、冒頭の言葉でした。「60、70代の親の介護」と「80、90代の親の介護」は異なるというのですが、親の年齢により介護の大変さはどう変わるのでしょうか。

80、90代介護は、「体力」「孤独」がキーワード
80、90代の親を介護する場合、介護する子供の推定年齢は60、70代です。いわゆる“老老介護”の状況です。厚生労働省の「国民生活基礎調査」(2016年)では、在宅介護している世帯の54.7%が、65歳以上の高齢者を同じ65歳以上の高齢者が介護している「老老介護」状態にある、という結果が出ています(図1)。
全ての画像を見る(4枚)
Sさん(65歳・女性)は、両親のダブル介護を1人で行った経験があります。56歳の頃に介護生活が始まり、それはトータル9年間続きました。
最初に認知症を発症したのは実母でした。以前から骨粗しょう症で付き添いが必要だったSさんの実母は78歳で認知症を発症し、その後、症状が悪化。最終的には要介護度5となった実母を在宅で85歳まで介護しました。また、ほぼ同時期に介護認定を受けた当時70代後半の実父(86歳で他界)は要介護度2でした。ダブル介護の大変さは筆舌に尽くしがたいものがあったに違いありません。
実家の近くに住んでいた年子の妹は、実父母から資金援助を受けていたにもかかわらず、実母の体調が悪くなってからぴたっと実家に来なくなったといいます。
会社経営をしていたプライドの高い実父は「お前が看たほうがよい」と言ったそうです。母に深い愛情を感じていたSさんは、「神様が与えた試練だ」と思い、体重35kgの母親を抱っこしてお風呂に入れました。また、夜中におねしょシートを父と母の2人分を敷いたり、便のかき出しをしたり、と孤軍奮闘でW介護をしたそうです。
自分の時間がなくストレスがたまり、胃腸・消化器系の病気になるなど、悲痛な介護生活ではありましたが、そんな中でもSさんが幸運だったのは、「お金の心配がなかったこと」に加えて「ケアマネに恵まれたこと」だと言います。ケアマネージャーは「母の介護レベルに合わせて入浴サポートの充実した介護サービス会社に変える」といった提案をしてくれたそうです。
こうした経験から、現在、90代の親を介護している女性の友人から「親を施設にいれたら親不孝か」と相談され、「そんなことは全然ない。決して自分を追い詰めちゃいけない。自分を罪深いなんて思う必要がない」とアドバイスしたと言います。
80代妻が介護する80代後半の夫は「ショートステイを拒否」
老老介護に関してはケアマネージャー(73歳・女性・非常勤)から、このような事例が挙がりました。
「私が担当しているご家庭で、80代後半の旦那さんの介護を同じ80代の奥さんが1人で担っているケースがあります。ケアマネとして奥さんに『ショートステイなどを上手に使いましょう』とすすめても、旦那さんがそれを拒否する。私は旦那さんに『奥さんのほうが先に倒れちゃう。介護してくれる人への感謝の表し方はショートステイしかないですよ』と助言しました」
80、90代の高齢者を介護するには、世話をする側も高齢なので、体力に留意しなければ共倒れになります。また、できるだけ孤独にならない工夫が必要といえそうです。
老親を介護した(している)人々は「介護は10年も20年も続くものではないので、やらないで後悔するよりちゃんとやりたいと思っている」という意見が目立ちました。しかし、ひとりで抱えこまず、ケアマネージャーなどから情報を得たり、賢くサービスを活用したりして、精神的な孤立や肉体的な負担を減らすことを優先してほしいものです。


60、70代介護は「時間」「お金」「気遣い」がキーワード
一方、親の年齢が60、70代で、それを推定40、50代の子供が介護する場合はどうでしょうか。
40、50代というとまだ子育て期なので、子供の教育費や食費がかかる時期です。共働き世帯も目立ちます。かさむ出費で家計が苦しく、忙しい最中に、親が倒れるという事態が突然起きます。
※写真はイメージです(写真=iStock.com/TAKATEN1059)
4年前から実母(70代)の介護がはじまった専業主婦Kさん(現在52歳)の事例を紹介します。現在、会社員の夫と社会人2年目の娘と暮らしており、徒歩10分のところに実家があります。4年前、実母が73歳のときに脳血管疾患になります。後遺症で舌の感覚が鈍くなり、認知症も発症し、家事をする意欲もなくなったそうです。介護度は「要介護2」。独身の妹はフルタイム勤務のため、ほぼノータッチ。実父は家事が全くできないので、Kさんが食事をつくって毎日届ける日々でした。洗濯物が乾かない冬に、おねしょを繰り返すので、寝る前に「トイレに行こう」とか「ぬれてもいいように下に引くものを変えよう」とか言うと、母もプライドがあるのか怒ったそうです。
子育てであれば、日々少しずつ成長し「明日はもっとできる」と希望を持てるけれど、介護は逆にできることが減っていきます。気づくと1日がたっており、友達との約束もできなくなりました。自分の時間が全く持てないので「介護とは自己犠牲」と言い切ります。また、教育資金とちがって何にどのくらいかかるかわからず、自分も病気になって家で親を看られなくなったときに介護保険との差額はどのくらいか、など資金面の心配が大きい、とKさんは語ります。
60、70代の親の介護をする子供世代に介護離職者が多い
とりわけKさんが苦労したのは、母親がデイケアサービスを受けたがらなかったことでした。母親が「(デイケアの施設で)折り紙とか、お歌とか、お遊戯とかが嫌。『今日は何月でちゅか?』と子供扱いされる」と訴えたのでKさんは施設見学をしました。母親の訴えは間違っていないと感じたそうです。
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これまでは自分に時間的な余裕がないときは「施設を使ってほしい」と思っていたけれど、母親の悲しそうな顔をみるたびに胸が苦しくなったそうです。現在では「あまり行かせたくありませんね、もう少し年齢別・症状別に施設もわかれていればいいのですが……」と嘆きます。
Kさんは地域包括支援センターの存在も知っていますが、「地域密着だと知り合いに情報が漏れそう」と活用しておらず、病院で紹介されたケアマネに介護認定の相談をしたといいます。
60、70代の親の介護は、その家族が突然自分の時間や仕事を奪われるケースが目立ちます。総務省「就業構造基本調査」(2017年度)によると、介護離職者(介護・看護を理由に離職した人)の総数は年間9万9000人に及びます。2012年度は10万1000人でしたので、2015年11月に発表された国の「介護離職ゼロ」の重点政策後も、ほぼ横ばいの状況であることがわかります(図2)。


体は弱っても頭がしっかりしているから抱える心の葛藤
また、40、50代で介護することになった者(主に子供)は、これからどのようなステップが待ち受けているのか、その都度かかる医療費やもらえる介護保険料はいくらなのかという、これから先の不安、特にお金に関する心配が大きいのです。
子育てとは異なり、経験がなく先が見えないため、不安や戸惑いが増大しています。筆者は、地域包括支援センターやケアマネージャーに相談すること、自分たちに合った介護情報(被介護者の自尊心を傷つけない施設選びなど)を集めることからはじめてほしいと考えます。
そして、60、70代の被介護者はまだ頭がしっかりしていることも少なくないため、自分の状況を受けとめられないと、心の葛藤が生じます。初期段階の心のケアやコミュニケーションはとても大事ですので、被介護者の残存能力を損なわない工夫、近所との接し方など、介護に必要な心構えに関する情報も知っておく必要があるといえそうです。
50代の“若若介護”のキーワードは、「先が見えない絶望」
少数派ではありますが、今回のインタビューの中で、被介護者が60歳以下という例も報告されました。この場合、看る介護者は、配偶者であったり、20代の子供であったりします。
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以下は、現在70歳の夫をこの15年間、ひとりで配偶者介護をしてきたHさん(現在64歳)の事例です。
35歳の息子と3人暮らし。週2回ほど、事務系の仕事をこなしながら介護を継続しています。ここ1、2年はデイサービスに行ってくれるようになって、自分にも余裕が出て楽になりましたが、「最初はつらかった」と言います。それまでは誰の手助けもなしで介護。本人にデイサービスやショートステイが嫌だと言われると、最初は「なんで行ってくれないの?」と、怒りがこみ上げておさえられなかったそうです。
夫は、徐々に四肢が動かなくなる難病で、55歳の時に介護認定を受けました。病気発覚後、退職せざるを得ませんでした。その現実を受け入れられなかったのか、夫は少しでも目を離すと勝手に外に出て行ってしまう。時折、認知症のような症状も見せ、出先で迷子になることもあり、衣服に血液型から名前まで全部くっつけておいたこともありました。


夫が歩けなくなって「正直すごく楽になった」と安堵
最も介護が大変だったのは、夫が50代後半~63歳の頃。薬によってオン(病状が落ち着いている時)とオフ(病状が悪化する時)があり、オフになると震えたり、気分が悪くなったりしたそうです。徘徊したときも近所の人には助けを求めず、自分ひとりで自転車に乗って探したと振り返ります。
※写真はイメージです(写真=iStock.com/sprng23)
以前、夫は歩くことができましたが、最近は足の筋力が弱り車いす生活とのこと。病状が悪くなることは悲しむべきことでしたが、夫が自力で歩けなくなってから「正直、すごく楽になった」と安堵していました。
とはいえ、夫の飲み薬(1日10錠以上)の管理や、オムツの付け外しを含め自宅での介護のほとんどはHさんが担っています。「同居の息子は仕事があるし、できるだけ子供たちに迷惑をかけたくありません。若いうちから親を看るなんてかわいそうなので、やれることは全部私がやります。全部一人でやっちゃったほうが早いし」と介護をひとりで抱えようとします。
今後は、平日はデイサービス、土日はショートステイを徐々に増やしたいといいます。「介護にかかる費用は安くはないけれど、自分が疲れないことが夫への思いやりにもつながる」と考えていますが、「夫より先に倒れられないし、死ねない」というのが本音。先が見えない状況にいることに変わりはありません。
50代の若年性認知症の女性が施設を使えないワケ
ケアマネージャーが担当している50代の若年性認知症の女性の事例も挙げます。
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「高校生・大学生の子ども2人と夫、義母と暮らす50代の若い女性の認知症患者です。本人も家族も現実を受け入れられない状態で、女性(嫁)と義母との関係も悪くなったと言います。介護保険サービス内で行ける施設は、主に80~90代を対象としたもの。この女性は、徘徊や困った行動、排泄の失敗もあるので『重度』なのですが、年齢が若いと入れる施設がないのです。デイサービスも週4回が上限。家族で面倒をみるのは難しい状況なので、現状、精神科病院の施設か遠くの有料老人ホームを探すという選択肢しか残されていません。ケアマネとして、家族との仲を調整し、社会資源を活用しながら女性の居場所を考えています。このままでは家族崩壊に至る場合もあるので、調整役として頭を悩ませています」


プロでさえ音を上げる、尋常ではない“若若介護”
今回のインタビューや取材で明らかになったのは、被介護者が50代の場合、歩くことができたり、頭がはっきりしていることも多いため、かえって不穏・攻撃的な態度をとったりする傾向が目立つということでした。「車いすになってホッとした」という意見がありました。要介護レベルが高まったことが介護する側の救いになったとは悲しいことではありますが、これが介護の現実なのです。
また50代の介護の場合、本人や家族の精神的な戸惑いやギャップが大きいため、環境に適応できず、介護による家族崩壊の危機もあり得ます。そして、被介護者が若いため、「この先、何十年も続くのか」「20年以上続く介護もあると聞いた」など、未来に希望が持てず、絶望感にさいなまれるのです。
先が見えない“若若介護”に関しては、筆者も残念ながら有効な解決策が見いだせていません。
(写真=iStock.com)
  • 梅津 順江(うめづ・ゆきえ)
  • ハルメクホールディングス 生きかた上手研究所 所長

虐待受けると遺伝子変化、脳機能が低下…トラウマ治療につながる可能性も

2022-01-17 12:00:00 | 日記
ヨミドクター様のホームページより下記の記事をお借りして紹介します。(コピー)です。

虐待などの不適切な養育を受けた子どもは、遺伝子に変化が生じ、その度合いが強いほど脳の機能にも影響するとの研究成果を、福井大の友田明美教授(小児発達学)らの研究チームが18日、発表した。トラウマの治療法の開発につながる可能性があるという。

研究では、虐待や育児放棄(ネグレクト)などを経験した24人(平均12・6歳)と、経験していない31人(同14・9歳)から唾液を採取。愛着や絆などの形成に関連する「オキシトシン遺伝子」のDNAを解析して比べたところ、経験した子どもは、遺伝子の一部にメチル基という分子が付着する「メチル化」が1・7倍に上った。
また、磁気共鳴画像(MRI)検査で子どもの脳を調べた結果、メチル化が多いほど、脳の一部の容積が減り、活動が低下することが判明。オキシトシン遺伝子のメチル化が、こうした脳の変化に関係していると結論付けた。
虐待などを受けた子どもは、脳の一部が縮んだり、トラウマを発症したりすることは知られていたが、治療のためのターゲットが定まっていなかった。友田教授は「遺伝子に付着したメチル基を取り除くことができれば、トラウマなどを緩和できるかもしれない」と話す。論文は国際科学誌「トランスレーショナル・サイキアトリー」の電子版に掲載された。

男系男子にこだわる一派が幅を利かす大いなる時代遅れ

2022-01-17 11:00:00 | 日記
下記の記事は日刊ゲンダイデジタル様のホームページからお借りして紹介します。(コピー)です。

政府も有識者会議も「女系天皇」の容認を先延ばししているうちに、未婚の女性皇族は次々と嫁いで皇族を離れてしまった。皇族でいるより、結婚して民間人になった方が気楽で好きな仕事にも就けるからだ。気がついたら未婚の皇族は悠仁さまおひとり……。お妃相手を探しているが、次々と断られている。結婚できなければ皇統が絶えるというわけで、急きょ、旧宮家の健康な男子を皇族にすることを決定。政府は男子が多い東久邇家などと交渉するが、こちらも断られ……。

──もちろんこれは想像に過ぎないが、ありえない話ではないのだ。

「皇統に属する男系の男子」のみが皇位を継承することにこだわれば、裏を返せば、天皇家の血が男系でつながってさえいれば誰でもいいということになる。実際、これまで母親が誰であろうと、男系の皇統なら天皇になれた。実際、その例は数え切れない。
しかし男系だからといって、必ずしも敬愛される人物とは限らない。万が一にでも、いない方がよかったと思われる人物が天皇になったら、現在の象徴天皇制はいっぺんに崩壊してしまう。男系男子へのこだわりや旧宮家の復活は、そういう危険と抱き合わせなのである。

 もうひとつの危機が、お妃探しの困難だろう。実は上皇も現天皇も、お妃を探すのに綱渡りのような経験をされてきた。理由は簡単で、人権もなく、宮中というカビが生えたような旧世界に飛び込むことに、一般人はむろん旧華族ですら躊躇したからだ。

 天皇家は天皇家だけで存続できるわけではない。天皇家以外の血が入ってこそ皇統が継がれる。戦後は、一般人から妃が選ばれているのだから、一般人も受け入れられる環境に宮中を変えるべきだったのに、宮内庁は内部の改革に手をつけてこなかった。美智子上皇后が嫁いだ時もいろいろトラブルはあった。雅子さまも適応障害と診断されたように、たとえ優秀な人でも順応できない世界なのだ。それでいて、雅子さまなどは公務を制限しただけで「ワガママ」と批判された。かといって反論もできない。そもそもの原因は、宮中の生活が窮屈すぎ、あらゆる面で一般社会と違っていたからなのに……。
 政治学者の水島治郎さんが朝日新聞でこんなことを語っている。

〈「民主化の波に敵対した王室は倒れ、受け入れた王室が残る」現象は、20世紀前半に起きました。波に乗らなかったドイツやロシアなどでは王室は終焉を迎えています〉

 かつて西ヨーロッパのほとんどの国は皇室を頂いていたのに、次々と消えていった。その多くは国民の反発を招いたからだ。逆に生き残った王室は、時代と共に歩調を合わせてきたからである。つまり、王室が愛され、畏敬されるように改革してきたからだ。

 日本の天皇制も同じだ。憲法第1条に「天皇の地位は主権の存する国民の総意に基づく」とあるように、この国に天皇があってよかったと国民が思うなら未来は明るいが、もう皇室なんていらないよ、と国民が思えば自然に消滅するしかない。時代に迎合するのではなく、国民と歩調を合わせなければ皇室は存続しないのである。
■あの伊藤博文すら「女系天皇」を容認

 そうした視点で、皇位継承者を男系男子に限っている現状を考えてみよう。今の時代に男子しか家を継がせないなんて言えば、たちまち家は潰れる。ましてや男女平等どころか、ジェンダー平等が叫ばれる時代に、男系男子にこだわるのは時代錯誤と言われても当然だろう。それでも男系を重視する一派が根強いのは、「男女平等ランキング2021」で世界153カ国のうちで120位という“男女不平等国”の日本だからだろう。

 しかし、遠からず男女平等意識は変革される。そうなったら「男系男子一辺倒」は国民から猛反発をくらうに違いない。

 明治時代、皇室典範を制定するにあたって、伊藤博文は女系天皇を容認する案を示した。これに井上毅が大反対して女系は否認されるのだが、おそらく当時は、西洋に追いつくためには強靱な軍事国家をつくる必要があり、それには男系男子の天皇が必要だったのだろう。「女系天皇」案は突然出てきたわけではない。明治から選択肢のひとつとしてあったのだ。

「文句ばかり言う人」から身を守る神対応7大コツ

2022-01-17 08:30:00 | 日記
下記の記事は東洋経済様のホームページからお借りして紹介します。(コピー)です。

日本を代表する一部上場企業の社長や企業幹部、政治家など、「トップエリートを対象としたプレゼン・スピーチなどのプライベートコーチング」に携わり、これまでに1000人の話し方を変えてきた岡本純子氏。
たった2時間のコーチングで、「棒読み・棒立ち」のエグゼクティブを、会場を「総立ち」にさせるほどの堂々とした話し手に変える「劇的な話し方の改善ぶり」と実績から「伝説の家庭教師」と呼ばれ、好評を博している。
その岡本氏が、全メソッドを初公開した『世界最高の話し方 1000人以上の社長・企業幹部の話し方を変えた!「伝説の家庭教師」が教える門外不出の50のルール』は発売後、たちまち14万部を突破するベストセラーになっている。
コミュニケーション戦略研究家でもある岡本氏が「口を開けば文句ばかりの人の対処法」について解説する。
身近に「間違い探しばかりして、怒っている人」、いませんか?
口を開けば、人のあら探しをし、「君は間違っている」とマウントする。みなさんの身の回りにそんなネガ女・ネガ男はいませんか?
『世界最高の話し方 1000人以上の社長・企業幹部の話し方を変えた!「伝説の家庭教師」が教える門外不出の50のルール』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)
「ほめる」よりも「ネガティブのコメント」が先に立つ。小さな間違いを探して回り、揚げ足を取り、怒りをまき散らす。コロナ禍でストレスもたまっているのか、ネットでも攻撃的に誰かをなじる人が増えているように感じます。
「なぜ、そんなにいつもネガティブな側面ばかりに目を向けて、人のあら探しをし、文句や愚痴ばかり、金魚の泡みたいに次から次へ出てくるんだろう……」。みなさんの身近にもそんな人、いますよね。
我々はそんな「文句魔」の人たちとどう付き合い、どう身を守ればいいのでしょうか。
彼らへの「神対応」の方法について考えてみましょう。
つい先日、拙著『世界最高の話し方』の文中のとある表現についてある男性からクレームのメールをいただきました。そのご指摘は「確かに」と感じるものだったのですが、「〇〇しろ」など語気荒く、表現が非常に攻撃的だったことに驚きました。
「そんなに怒りをぶちまけなくてもいいのに……」と感じたところから、「身の回りにいるそうした人々の心理やその対処法について記事にしてみよう」と思い立ったといういきさつです。
こういう「間違い探しクレーマー」は明らかに増えているようで、あるオンラインメディアの記者は、「最近、小さな間違いを見つけては怒鳴りこむようなメールを書いてくる男性がとても多い」とため息をついていました。
先日、私も有名コーヒーチェーンの店頭で、店員のちょっとしたミスに激高して、店内の誰もが聞こえるような大声で、若い女性店員をなじり倒している中年男性を目撃。
耐えられなくなった私は、「そんな風に怒鳴らなくてもいいのではないか」と声を掛けました。「どんなミスであろうと、口汚く罵るのは間違っている」と思ったからです。
「文句を言う人」のそばに行くと気持ちが「感染」する
フランスのエリート大学院INSEADの経営学者、ケツ・ド・ブリース教授は、ハーバードビジネスレビューに発表した「クレーマー(Chronic Complainer)の対処法」という記事の中で、彼らの心理や向き合い方について詳細に分析しています。
教授によれば、「不満をこぼすことは心配事を打ち明け、ストレスを軽減する」など、悪いことばかりではないそうです。一方で、これが慢性化し、「クレーマー化」してしまえば、本人にとっても、周囲の人にとっても不幸な結果しかありません。
そもそも、間違い探しをし、文句を言う人の「本当の動機」は、「人の注意を自分に向け、同情を買いたい」「認められたい」「誰かと共感しあい、つながりたい」という人間の「根源的欲求」です。
不満を漏らすことで、相手や周囲の注意を惹きつけることに快感を得ることで「ネガティブ中毒」になりやすいというわけです。
ひとたびネガ思考に陥ると、パターンが定着してしまいがちで、そうした「ネガティブ思考サイクル」は、問題解決や認知機能をつかさどる「海馬」にダメージを与え、結果として、感謝や幸福感などを覚えにくくなるそうです。
負の影響は本人だけにとどまりません。その周囲の人にも、甚大なダメージを与えます。
人は脳内の「ミラーニューロン」によって、接する人々の気持ちを感じ取り、マネをするようにできており、「文句ばかりの人」のそばに行くだけで、その気持ちに「感染」してしまうのです。
下手をすれば、そうした人ばかりと接すると、自分までが「文句野郎」に転身してしまうかもしれないというわけです。
「文句魔」への7つの「神対応」
では、そういった人たちにつける「薬」はあるのでしょうか。つまり、「ネガティブ思考」の人を、「ポジティブ思考」に一夜で変えてしまう魔法などあるのか。結論から言ってしまえば、「ありません」。
そもそも、この傾向は幼少期から形作られ、「クレームを言うことで、人の注意を惹きつけること」が目的なので、問題は見つけるものの解決そのものにそれほど興味はなく、建設的な議論にはなりません。
また、本人に「自分の『ネガティブ思考』にそれほど自覚がない」。ですから、その相手をするのは、骨も折れるし、心も折れるものなのです。
では、どうやって切り抜ければいいのでしょうか。「ネガティブ思考」の人からの切り抜け方として、7つの「神対応」を実践してみましょう。
【神対応①】「相手の批判」や「発言の否定」をしない    愚痴や文句ばかり言う人に対してはつい、「文句を言ってもしょうがない」「たいしたことない」「考えすぎ」などと否定をしたくなりますが、それはNG。
というのも、彼らの目的は「話を聞いてもらって、認めてもらうこと」だからです。否定されれば、さらに頑なになり、「次なる文句のタネ」を見つけてしまうことになります。
相手の言葉に乗らず、「自分の意見」をしっかり伝える
【神対応②】「話を聞いてあげる」    「言い返す」「否定する」では、文句がさらに長引くだけ。だから、とりあえずは「話を聞いてあげる」もしくは「聞いたふりをする」ことが必要です。
【神対応③】相手の「文句」には乗らない    「ひどいよね」「その人は許せないね」など、本当に自分が共感しないのに、相手の文句に乗って、一緒に誰かの批判や攻撃をする必要はありません。
相手からすると、「自分の主張が正当なものと認められた」ということになり、言い続けるべきだと思い込んでしまうからです。
【神対応④】「話をそらす」    話を聞いてあげ、共感してあげれば、それで満足する人もいる一方で、なかなか文句が止まらないという人もいます。
そういった人には、「それは当人同士で話しあわないとね」「私にはわからないな」「私は違う考え方かも」など、「同意しない点」をしっかり伝え、別の話題へとギアチェンジしてみましょう。
【神対応⑤】相手に「質問」をする    頭ごなしに否定する代わりに、相手に自分で結論を導き出してもらうために、「質問を投げかける」というやり方もあります。
「では、どうしたらいいと思いますか」「どうしたいの」などと自分なりに考えてもらうような「問いかけ」をしてみてもいいでしょう。
【神対応⑥】正直に「自分の気持ちを伝える」    「私はあまり人の悪口や批判を聞くのが好きではないんです」といったように、「相手を責める」「批判する」のではなく、「自分を主語に」気持ちを伝えてみましょう。
最後は、思い切って「境界線を引く」ことです。
【神対応⑦】相手との間に、思い切って「境界線」を引く    みなさんは他人の幸せに責任はとれません。みなさんを不幸にする人に時間を無駄にする必要はないのです。「境界線」を引き、一定以上の不満は聞き入れないと決めましょう。
繰り返しの批判は受け入れないが、ポジティブなコメントには積極的に応じていくことによって、相手も、どういった言葉なら受け入れてもらいやすいかを学んでいくことができます。
いかがでしょう。身の回りの「文句魔」の人には、この7つの「神対応」をぜひ、試してみてください。一方で、みなさんご自身も、実はこの傾向はないか、考えてみませんか。
自分が発する「言葉」が、自分の「心」を作る
コロナ禍で毎日滅入るニュースばかり、制約も多く、ストレスがたまりやすいこの頃です。自分も「口を開けば、ネガティブな言葉ばかり出る」、そんな風に感じたことはないでしょうか。
TEDトークで有名な、アメリカの心理学者のガイ・ウィンチ氏いわく、「コミュニケーションにおいては、『ポジ8:ネガ2』ぐらいが普通」なのだそうです。
みなさんはいかがですか。「ポジネガ半々だな」もしくは「気がついたら、ほとんどがネガだな」。そう思ったら、「文句魔」「ネガ中(ネガティブ中毒)」かもしれません。
食べるものがあなたの体を作るように、「発する言葉」が「あなたの心」を作ります。「人を傷つけ、攻撃する言葉」を「人を思いやり、優しい言葉」に変えていく。それだけで、自分、そして周囲の人たちの気持ちをポジティブに変えていくことができるはずです。
「話し方」をほんの少し工夫することで、驚くように人生は楽になります。ぜひ、試してみてくださいね。
岡本 純子 : コミュニケーション・ストラテジスト