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29歳ひきこもりの妹が原因で…「結婚破談危機」の長男のため資産1億円超の親がしたこと

2022-01-13 15:30:00 | 日記
下記の記事はプレジデントオンライン様のホームページからお借りして紹介します。(コピー)です。

32歳の会社員の男性が交際中の女性に結婚を申し込んだところ、女性の親が難色を示した。理由は男性の妹(29歳)がひきこもり状態で収入がないこと。結婚しても「ウチの娘が将来的に経済に苦しむ」と憂慮したのだ。しかし、男性は1億円の資産を持つ両親とファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんの助けを得て、なんとか結婚にこぎつけることができた。そのプロセスを全公開しよう――。
写真=iStock.com/bennymarty
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妹のひきこもりが原因で、予定していた結婚が暗礁に
相談者は、3歳下に妹がいる吉田道夫さん(仮名・32歳)。
吉田さんの妹(29歳)は、進学した高校になじめず、高校1年生の夏休み明けに退学した。退学後は自室にひきこもり、家族ともほとんど会話をせずに、3年あまりを過ごした。
妹は18歳を過ぎた頃、通信制の高校へ進学したいと言い出し、膠着状態を解消したいと願っていた親の後押しもあり、通信制の高校へ進学することになった。この通信制には、週に1回の通学日もある。同級生より少し年上ということもあって、友達の輪に入れず、通学日には「お腹が痛い」「頭が痛い」と、体調不良を訴えるようになった。
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結局、通信制の高校を卒業できないまま退学することになってしまった。退学後は再び、自室にひきこもりがちの日々を送ったが、通学日などに外に出たこともあってか、家族と食事はできるようになっていた。
吉田さんによると、「妹の段取りの悪さを考えると、何らかの障害を持っているのかもしれないが、今まで精神科や心療内科を受診した経験はない」とのこと。
妹のひきこもり状態に、長年悩まされてきた吉田さんだが、自身のプライベートでは、2年間、付き合っている彼女がいる。彼女はもうすぐ30歳を迎えることもあり、そろそろ結婚に進展させたいと、吉田さんは考えていた。
彼女へプロポーズすると彼女は快諾してくれた。それを受けて、先方の両親へ挨拶をしたいと申し出ると、喜んで迎え入れてくれた。面会の日、和やかな雰囲気の中で食事をしていると、「妹さんは今、なにをされているんですか?」と聞かれた吉田さん。
虚をつかれ、とっさに「妹は人づきあいが苦手なので、あまり外には出ませんが、ときどきアルバイトをして、自分の小遣いくらいは稼いでいます」と、真実を言うことができなかった。高校を中退したまま、家にひきこもっている現実を、結婚を許してもらおうとしている席で話す勇気は、出なかったのだ。


両親は1億円以上の資産に加え、月9万円の家賃収入も
[家族構成]
父親 62歳(会社員・継続雇用で勤務中)年収350万円
母親 59歳(ときどきアルバイト)年収20万~30万円程度
長男(相談者)32歳(会社勤め・最近結婚して独立・それまでは月に4万円を家に入れていた)
長女 29歳(高校1年生から、ほぼひきこもり・就業経験なし)[資産状況]
父親:7700万円(退職金や親からの相続など)
母親:1200万円
自宅:築25年(評価額1300万円)
家賃収入:月9万円(父親が親から相続した家を賃貸に出している)
「将来は結婚相手の妹の面倒まで見ることになるから、諦めろ」
もちろん彼女も、吉田さんに働いていない妹がいることは知っていたが、家に遊びに行っても、部屋からは絶対に出てこないので、顔すら合わせたことがない。「働いていないことはわかるが、どうして働いていないか」までは、しっかり話を聞いたことがなかった。
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彼女は、食事の場では吉田さんの妹について言及しなかったが、数日後、彼女から連絡があり、「この結婚は少し待ってほしい」と伝えられた。食事を終えて彼が帰ったのち、両親に問い詰められた彼女は、自分が知っている妹の現状を親に伝えたのだ。すると、親は次のように言って、諭されたという。
「この結婚を許したら、将来は結婚相手の妹の面倒まで、おまえも一緒に見ることになる。おまえが苦労するのは目に見えているから、この結婚はあきらめたほうがいいんじゃないか」
衝撃を受けた吉田さんは「妹のことで結婚をあきらめるなんて、そんなことは絶対にしたくない」と考え、彼女の親が結婚を渋っていることを、自分の親に正直に伝えることにした。
相手の親から結婚の許しをもらえない状況について、吉田さんの両親(父62歳、母59歳)は大きなショックを受けたが、彼女を気に入っていることもあり、吉田さんの結婚は何としても実現させてあげたいと考えた。
結婚できるようになるには、「妹の生活の面倒を見なくてすむことを証明するのが、確実なのではないか」と考えた吉田さんと両親は、ファイナンシャルプランナーである筆者の元を訪れた。


両親の資産は総額1億円、親亡き後の妹の生活は成り立ちそう
ここからは、吉田家の資産状況を説明しよう。
定年後も継続雇用で働いている父親には、退職金を含めて、7700万円の金融資産がある。この7700万円には、親から相続した資産も含まれている。
そのほか、親から相続した家を賃貸に出しているので、月に9万円の家賃収入を得ている。継続雇用になってから、父親の収入は半分以下に減っているが、家賃収入があることと、吉田さんが結婚するまで家に入れてくれていた月4万円のおかげで、資産は退職時から減っていない。
写真=iStock.com/fizkes
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母親はときどきアルバイトをしていて、年間で20万~30万円くらいの収入がある。この収入は自分の小遣いとして使っている。そして、母親も1200万円くらいの金融資産を保有している。両親と妹が住む家は築25年だが、評価額1300万円。両親の全資産は、家を含めれば1億円以上となる。
さらに今後、家賃収入を引き続き得られれば、年金生活(夫婦で月24万円の予定)に入ってからも、父親の資産はほぼ減らないまま現状維持できることが両親の生活費(支出)と照らし合わせて確認できた。
2人の子供への相続配分を、長男1500万円:長女4500万円にする
この先、資産が減りそうなのは、吉田さんへの結婚資金の援助や、孫が生まれたら、教育資金の援助もしてあげたいと考えている分だ。吉田さんへの援助金に加えて、人生の最後に「もう1回」と考えている車の買い替え費用も見積もっておく必要がある。
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援助費用と車の買い替え費用を合計で1200万~1500万円程度と見積もり、医療費や介護費用などとして、1000万~1200万円程度取り置くと、残りは6000万円台になる。
仮に相続財産が6000万円だとして、その金額を4分割して、吉田さんに1500万円、長女に4500万円を相続させるプランを考えた。吉田さんが「1」、妹が「3」の分割割合である。
兄弟姉妹の相続割合は、2人であれば、2人の持ち分の50%ずつになる。仮に相続財産を6000万円とすれば、3000万円ずつが、本来の相続割合である。
ところが、吉田さんが本来の持ち分の50%に当たる3000万円を相続してしまうと、長女の生活が成り立たない可能性が出てくる。そこで、「遺留分」に当たる、本来の相続分の半分を、吉田さんと妹の相続割合の目安にしてみた。
だが、金融資産をまるまる相続できるとは限らない。父親が他界した際、その相続で母親が財産のすべてを受け継げば、「配偶者の税額軽減の特例」によって、1億6000万円まで(相続財産の半額がこれより多い場合は、その半分)までの相続財産には相続税はかからない。
ところが、吉田さんや妹が相続する際は、そのような特例は使えない。つまり、相続対策をおこなわず、現金のまま相続すると、吉田家では相続税を支払うことになるはずだ。
父親の相続の際、母親だけが相続すると、母親の相続の際には相続税が発生するため、現実には住宅資金贈与や教育資金贈与などを相続対策の一環として検討する必要もあるだろう。
また、賃貸に出している家は築年数が30年近く経っているため、この家をアパートに建て替えて現金を減らし、相続対策をおこなう方法も考えられた。アパートに建て替えれば、現金で持っているよりは、相続財産としての評価は下げられる。かつ、将来、妹を大家さんにすることで、親亡き後の生活費を確保できる。
アパートを建てるなどして相続財産としての現金が減った場合でも、相続時点の金融資産を「4分の1と4分の3に分ける割合は同じ」とした。


妹の老後までの算段がついたことで結婚相手の両親も承諾してくれた
ちなみに、大学を卒業してから10年近く実家で暮らしてきた吉田さんには、自分名義の貯蓄も1000万円くらいある。住宅資金贈与や教育資金贈与なども検討してもらえることもあり、「金額の分け方だけを見れば、不公平かもしれないけれど、自分にとっては妹に金銭援助をしないでいいという、保証が得られることのほうが安心できる」と筆者に答えた。
吉田さんは両親と交えて話し合って得られた結果(親が残す資産で、親亡き後の妹の生活は成り立ちそう)を、結婚相手の両親が理解しやすいようにメモにまとめることにした。
吉田さんにとっても、自分の家の資産状況を相手方に公開するのは気が引けたが、金銭面での話し合いの結果を説明したところ、「それなら」と、相手の親も承諾をしてくれた。
それから、半年後。吉田さんは無事に彼女とゴールイン。妹のことが気になりながらも、実家を離れて別の所帯を持ったことから、少しずつ現実の生活のほうに軸足が動いている。
写真=iStock.com/yamasan
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吉田さんの話からは、妹が働けるようになるとは思いにくかったが、親亡き後の金銭問題については、取りあえずめどが立ったことで、吉田さんの両親も、妹の話題に触れる際、少し穏やかになった気がすると、吉田さんは言う。
兄弟姉妹のひきこもりが原因で結婚が破談になるのは珍しくない
結婚が破談になったケースは別にもある
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筆者は過去に4~5回、兄弟姉妹のひきこもりが原因で、結婚が破談になったケースに出会った経験がある(いずれも破談後、筆者の元に来訪)。
結婚が破談になった兄弟姉妹は、ひきこもっている兄弟姉妹との仲が、それ以前よりも悪化していた。中には、ひきこもり続けていることを容認している親に対して、「甘やかしすぎる」などと、激しい感情をぶつけるケースもあった。
家にひきこもりの兄弟姉妹がいるのは、日常の生活でも気を使う機会が多い。そのうえで、自分の結婚について、兄弟姉妹のひきこもりが障壁になってしまったら、やりきれないとしか言えないだろう。
今回の吉田家は、資産に余裕があり、親が持つ資産で「金銭面での解決」は図れそうだが、資産に余裕がない家庭の場合は、ひきこもっている人の「親亡き後の生活費」について、早急に考えなければならない。
親が遺せそうな資産だけでは、ひきこもっている人の生活が成り立たないとしたら、少しでも働いて収入を得ることはできないかを検討したいところだ。一般就労が難しければ、障害者枠での就労を目指す方法を取れないか――など、はたらきかけるべきこともある。
障害などが原因で、どうしても働くのが難しい場合は、生活保護の申請を考えることになるだろう。とはいえ、生活保護を受けようとする場合、全財産がひと月の生活費の半分くらい、金額でいえば5万~7万円くらいまで減っていないと申請が難しい。
「生活保護を受けさせる」という親に会う機会は多いが、申請のタイミングの難しさを理解していないケースがほとんどである。
生活保護の申請をするしか手立てがないのであれば、どの時点で生活保護の申請をすべきか、申請に同行してくれる人はどうやって探すべきかなども検討しておく必要があるだろう。

  • 畠中 雅子(はたなか・まさこ)さん
  • ファイナンシャルプランナー
  • 「高齢期のお金を考える会」主宰。『ラクに楽しくお金を貯めている私の「貯金簿」』など著書、監修書は60冊を超える。

「中年の引きこもり」ドイツではありえない理由

2022-01-13 13:30:00 | 日記
下記の記事は東洋経済様のホームページからお借りして紹介します。(コピー)です。

近年「中年の引きこもり」が話題になっています。先月には30年以上にわたり引きこもっていた56歳の男性が両親の死後に自宅で衰弱死していたことがニュースになりました。また今年5月には川崎市で10年以上引きこもり生活を続けていた50代の男が近所でスクールバスを待っていた児童とその保護者らを次々と刺した後に自殺するという事件が起きました。
これらの事件が起きる少し前、今年3月に内閣府は40歳から64歳の中高年の引きこもりの人数が推計61万人という調査結果を発表したばかりです。彼ら彼女らの半数は、引きこもり期間が「7年以上」でした。
興味深いのは上記の「40歳から64歳の推計61万人」という数が、15歳から39歳の引きこもりの数である推計54万1千人を上回っていることです。これが今の日本ではいわゆる「8050問題」(引きこもりの当事者が50代になり、親が80代になると、収入や介護の面で問題が発生する問題)として問題視されています。この「引きこもり問題」は、日本だけの現象なのでしょうか。
「親離れしない」のが格好悪いドイツ
ドイツを含むヨーロッパの人はこの日本の「引きこもり」を不思議に思うことが多いです。というのも、ドイツで「引きこもりの娘や息子」の話を聞くことはありません。
ドイツの子ども、とくに思春期や10代の子どもは「成人したら家を出ること」を楽しみにしており、親もまたそれを楽しみにしています。子どもは「大人になったら、家を出て自分の好きなように生きる」と思っていますし、親もまた「18歳になるまでは親の言うことを聞きなさい!」というような叱り方をします。
ドイツの場合、成人年齢は18歳で、「子が18歳になるまでの我慢」と親と子の双方が思っています。これだけを聞くとなんだか冷たいようですが、それだけ「子どもの自立」が重要視されているということでもあります。
まれに自立しない子どもがいると、周囲の人から「あいつはいつまでもホテル・ママ(ドイツ語: Hotel Mama 意味:上げ膳据え膳の実家という意味)を離れられないんだ」と揶揄されることもあり、「親元を離れないこと」は社会的にもカッコよくないことだとされています。
前述どおり、ドイツでは親も子も「18歳」を楽しみにしていますから、親側は成人した子どもの面倒を延々と自宅で見る気はさらさらありません。なぜなら夫婦(またはカップル)の仲がよければ、子どもが自立した後は「パートナーと2人の時間を過ごしたい」と考えるのが一般的だからです。
逆に親がシングルの場合は恋愛活動に忙しくなります。また自分の趣味や旅行に時間を費やしたいと考える親も多いです。ドイツを含む欧米社会は「カップル社会」であり、何歳になっても「カップルでいて恋愛をしていること」が重要視されていることもあり、恋愛が優先されます。「成人した子どもの面倒を見なければいけない」と考える親はあまりいません。
子どもが独り立ちする時期について家庭によって多少の差はあるものの、「成人したらなるべく早く親元を離れるのが健全」というのがドイツの社会の共通認識です。子どもが親元を離れた後は、家族の誕生日やクリスマスに集まります。仲のよい親子であってもそうなのですから、ドイツ的な感覚だと、「親と仲が悪いけど、成人後も一緒に住む」というのはありえないことなのです。
ドイツでは「若者のゲーム依存」が問題に
このようにドイツでは「引きこもり」の問題は身近ではありませんが、その一方で近年「若者のゲーム依存」が問題視されています。ドイツの法廷健康保険組合DAK(被用者代替組合)によると、ゲーム依存だと診断された若者こそ約3%にとどまるものの、危険で病的なゲームの仕方をする「依存症予備軍」の若者は約50万人もいるとされています。
ゲームにのめり込んだ10代の子が頻繁に学校を休むという結果も出ています。ただ、これが日本でいう「不登校問題」に発展しているかというと、少し違います。ドイツでは就学義務が厳格に管理されているため、日本のように「不登校の子どもを長い目で見守る」ということはありません。
具体的にいうと、ドイツでは医者の診断書が無いまま長期にわたり学校を休むと、学校から親に連絡がいき、その際の親の説明が不適切だと判断されると、警察に通報されてしまい、警察が自宅に様子を見に来ることがあります。
ドイツでいう「就学義務」は「学校に行く」という意味ですので、アメリカのホームスクーリングのような「学校以外の場所で学ぶこと」は基本的には認められていません。そのため不登校問題がメディアなどで割とオープンに語られる日本とは違い、ドイツでの「不登校」は場合によっては法に触れる可能性もあるため、ドイツではオープンに取り上げられにくいという現状があります。
これは「引きこもり」の問題に関してもいえることですが、ドイツ社会は「社会から自ら距離を置く人」に対して容赦なく、日本よりも厳しいです。
「わが子」と「世間体」どちらが大事か
日本で「長期に渡り引きこもり生活を続けている中年」の話になると、必ず「これほど長引く前に、なぜ周囲に相談をしなかったのか」と疑問の声があがります。確かに川崎殺傷事件でも10年以上引きこもりを続ける甥について叔父叔母夫婦は初期の段階で行政に相談をしておらず、相談をしたのは今年に入ってからでした。
初期の段階で自治体の相談窓口など公的機関に相談しない理由はさまざまですが、セーフティーネットに頼ることが「世間に迷惑をかけること」だと考える親もいるようです。「家庭内の問題が外に知れると、兄弟の結婚に響くのではないか」とか「家族の仕事に悪影響があるのではないか」などと心配し、結果として「問題を抱えている娘や息子の状態がよくなること」よりも「世間体」を優先してしまっている場合もあります。
確かに日本には「個人」よりも「家」を大事にする習慣があり、個人が問題を起こすと、世間は「あの人は……」にとどまらず「あの家は……」と「家全体」を白い目で見る傾向があります。
引きこもりの問題は当然ながら周囲に隠したまま解決できるケースばかりではなく、川崎のケースのように最悪の結果を迎えてしまうこともあります。そう考えると、日本で引きこもりの問題が長期化しているのは「恥の文化」と無関係ではないといえるでしょう。
ドイツには「家庭内の問題を外に知られるのは恥」という考え方はないため、ドイツの雑誌では罪を犯した人の親が名前も顔も出したうえで、「なぜ子どもが罪を犯してしまったかと思うか」について語り記事になることもあるぐらいです。世間もそれを見て親を非難する様子はなく、むしろ大変な思いをしている家族に同情する傾向があるので、「社会の雰囲気」そのものが日本とは違うのかもしれません。
「子の自立」を妨げる日本社会
「引きこもり」の問題以前に、日本で暮らすと親子の密着度が高いと思うことがたびたびあります。例えば大学生が企業に内定すると、その学生が親の反対を受けて内定を辞退しないように、企業が学生の「親」を説得し囲い込むこともあるといいます(いわゆる「オヤカク」)。こういったことが完全に悪いことだとは言い切れないのかもしれませんが、少なくとも「子の自立」とは遠いところにいるのは間違いないでしょう。
ドイツを含むヨーロッパの10代や20代は大学の進学先や勤め先について親に報告することはあっても、「親の同意を求めなくてはいけない」と考える人はあまりいませんが、日本では成人後も「親に相談する」ことが世間でも当然視されているようです。
そういったことが、子が成人後も実家に住み続けたり、引きこもりを続けても、そのことが問題視されながらも、どこかで容認されてしまっていることにつながっているのではないでしょうか。
アメリカでは「両親が家を出て行かない30歳の息子を訴えた」ことが昨年ニュースになりました。
ニューヨーク州郊外に住むロトンド夫婦は息子に当初「2週間以内に家を出ていくように」という旨の手紙を書き、息子が自立するための援助も申し出ましたが、その後息子が家を出ていく気配がなかったため、夫婦はニューヨーク州最高裁に提訴したとのことです。
そして裁判所は「息子は家を出て行かなければならない」と判断をしたため、息子はようやく家を出て、その後Airbnb(民泊物件)で暮らしています。この場合は、両親が司法に訴えてようやく「子どもの自立」が実現した形です。
それにしても「わが子を訴える」というのは日本の感覚だとなかなか衝撃的です。このアメリカ流のやり方が日本でも通用するかというと、文化的にもおそらく難しいかと思います。
しかし、記事の冒頭のケースのように、高齢の親の死亡によって長年引きこもり生活を続けてきた中年の子どもが家に取り残されてしまうということがすでに起きている以上、「8050問題」を含むすべての「引きこもり問題」に本気で取り組まなければいけない時期にきているのは間違いありません。
サンドラ・ヘフェリン : コラムニスト

老いてからやってはいけない事3つ|ペットを飼う、子供と同居、あとひとつは?

2022-01-13 12:00:00 | 日記
下記の記事は介護ポストセブン様のホームページからお借りして紹介します。(コピー)です。

いつか夫に先立たれたとしたら、その先の生活は少しでも楽しく過ごしたいもの。とはいえ、誰もいない家にポツンと住むのは心細い。子供と同居しようか、ペットを飼おうか――、安易なその考えこそ“やってはいけないこと”なのだ。
写真/Getty Images
【目次】
  • 1.子供と同居したのに余計に寂しくなる
  • 2.老後に飼い始めたペットが病の原因に…
  • 3.昔の自分と比べて”ないものねだり症候群”に…
1.子供と同居したのに余計に寂しくなる
ひとり暮らしで孤独感や不安が募ると、「子供と孫のいる家で一緒に暮らしたい」と思うのは自然なこと。しかし、一緒に暮らし始めても、かえって孤独が増すこともある。
「孫たちが“おばあちゃんは家族”と認識できるかどうかは、小さい頃から一緒に暮らしているかどうかが大きく関係します。突然“今日から一緒に住むんだよ”といっても、孫は距離を感じてしまうもの。何より、小さな子のいる家庭は常に子供中心で動きます。自分がデイサービスに行く時間と子供の登校時間が重なれば、当然ながら夫婦は子供を優先して動きますし、お嫁さんにも負担がかかる。かまってもらえる、助けてもらえると過度に期待するのは禁物です」(山田さん・以下同)
地方でひとり暮らしをしていたある70代の女性は、「ひとりでは心配だから」と都内に暮らす娘夫婦に呼ばれて同居を始めた。
「娘一家とは生活時間が合わず、家事はすべて娘がやってくれるので、家での役割がなく、肩身の狭い思いをしています。長年の友人とも離れ離れになり、一日がとても長く感じます」(70代の女性)
子供と同居して本当に寂しさや不安が解消されるか、よく考えた方がいい。
→幸せな終の住処は自宅か施設か…最終結論!メリットデメリットを専門家が解説
2.老後に飼い始めたペットが病の原因に…
寂しさを埋めるために、犬や猫、うさぎなど、ペットを飼い始める人もいるだろう。動物と触れ合うことは確かに孤独を癒してくれるが、飼う前に検討すべきなのは、世話ができるかどうかだけではない。
ペットの毛やダニが危険をおよぼすこともある。写真/Getty Images
山田さんは「場合によっては自殺行為」と語る。
「子供が独立し、夫に先立たれ、寂しさからうさぎを飼い始めた女性が、季節の変わり目に体調が急変したケースがあります。
実はその女性は呼吸器系に疾患があって、抜けたうさぎの毛やダニが呼吸器に悪影響を与えていたのです。動物の病気が人間にうつることもあるので、新たに動物を飼うのは慎重になってほしい」
身の回りの世話をしてくれる介助犬であっても、まず人間に犬を飼う能力と経済力がなければいけない。余裕のない状態だと、ペットも自分も不幸にするだけだ。
→話題のペット型ロボット【LOVOT】らぼっとが愛される7つの理由|温もり、鳴き声、瞳… 
3.昔の自分と比べて”ないものねだり症候群”に…
女ひとり、最期まで生き生きと生活するために大切なこと。それは何より「気の持ちよう」だと、山田さんは言う。
日々の楽しみを見つけることが、ひとり暮らしのコツ。写真/Getty Images
「左手が動かなくなった人に“いま、どうしてほしいですか”と尋ねて、“左手を動くようにしてほしい”と言われたことがあります。でも、それを叶えることは誰にもできません。
年を取ると、どうしても若い頃と比較してしまう。できないことばかりを追いかけて“ないものねだり症候群”になりがちです。できないことが増えたという事実を受け入れて、そのうえで、できることややりたいこと、好きなことを見つけられる人が、最期まで楽しく生きられるのです」
誰もが思わず「昔は〇〇だったのに」「若い頃はできたのに」と考えてしまう。しかし、現実的な視点で、快適に最期まで暮らすためにどうすればいいかを考えることができれば、明るい老後が待っているはずだ。
→女ひとり死ぬ前に…老前整理の進め方|絶対に捨てておくべきものは?
教えてくれた人
山田隆人さん/大阪保健医療大学 准教授

追記:ペットの件は自分で世話ができなくなったら引き取ってくれる方を見つけておけば良いのではないでしょうか。出来ればレンタル式をペットショップでやっていないでしょうか。毛ダニ等は消毒済みを世話すれば他の動物と接触しなければ心配いらないと思います。

皇室の未来を担う愛子さまのご結婚相手 「男系男子」の候補者リスト

2022-01-13 11:00:00 | 日記
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成人を迎えられ、早くも「結婚計画」が動き出しているという(撮影/JMPA)
写真34枚
愛子さまの晴れがましいご成人は、新年を迎えた令和皇室に華を添えた。一方、水面下では、細りゆく皇室の将来を救う希望の存在として、異例の「結婚計画」が動き出している。ご本人の意思はあるのかどうか、すでにお相手の具体的な名前まで挙がっている。
12月22日、安定的な皇位継承策などを議論する有識者会議が最終報告書をとりまとめ、3つの方策を示した。
【1】内親王・女王が婚姻後も皇族の身分を保持する。
【2】皇族には認められていない養子縁組を可能とし、皇統に属する男系の男子を皇族とする。
【3】皇統に属する男系の男子を、法律で直接皇族とする(養子縁組を経ず皇族となる)。
「皇統に属する男系の男子」は、具体的には戦後皇籍を離脱した、いわゆる「旧11宮家」などを指している。
報告では、まず【1】と【2】の方策を検討し、これら2案で充分な皇族数を確保できない場合に、【3】を検討するという方向性が示された。しかし、これらの方策では不充分だとする指摘もある。
「たしかにそれらが実現すれば、しばらくは公務の担い手を増やすことはできるでしょう。ですが、それは時間稼ぎでしかありません。根本的な問題は、安定的な皇位継承です。議論すべき課題にもう少し踏み込んでもよかった」(皇室ジャーナリスト)
皇位継承資格を持つ皇族は秋篠宮さま、悠仁さま、上皇陛下の弟である常陸宮さまの3人だ。
「報告は、悠仁さままでの即位の流れは不変であることを前提としました。ですが、悠仁さまの次の世代はまったくの不透明です。悠仁さまが男子に恵まれるかどうかは未知数なのですから」(皇室記者)
現に、天皇陛下のもとには男子は生まれなかった。それ以前に、悠仁さまが結婚されるかどうかもわからない。生涯独身を貫いた皇族は過去にも存在する。
秋篠宮さまが天皇に即位すると、悠仁さまのお立場は皇太子へと変わる。そうなると迎える相手は「皇太子妃」だ。かつて皇太子妃として皇室に嫁がれた上皇后美智子さまも、皇后雅子さまも、慣れない皇室のしきたりやお世継ぎのプレッシャーから体調を崩されたことがある。「将来の天皇の妻」という重責は、あまりにも大きい。
「そうなれば、皇統は途絶えます。有識者会議は、悠仁さま以降の皇位継承の議論をするには『機が熟していない』という判断です。しかし、万が一のことは明日起こるかもしれない。そうなってからでは遅いのです」(前出・皇室ジャーナリスト)
愛子さまは「天皇の母」に適任
皇統は「男系男子」が担っている。男系男子とは、天皇の血を父方から受け継いでいる男子のことを指す。父親が天皇である愛子さまは、「男系女子」だ。一方、愛子さまが仮に男子をお産みになった場合、その子は母方から天皇の血を引く「女系男子」だ。前出の最終報告書に戻る。
【1】では、女性皇族が結婚後も皇室に残った場合、夫やその間に生まれた子供は民間人として扱われ、皇位継承資格も発生しない。夫も子供も男系男子ではないので当然だ。
【2】は対象が男系男子ではあるものの、養子となった男性は皇位継承資格を持たないとされる。皇室で生まれ育ったわけではない人物に、いきなり皇位継承資格が発生することには世間の理解が得られないということなのだろう。
だが、この2つの方策を重ねて考えると、「本当の意味が隠されている」と話すのは宮内庁関係者だ。
「提言の深謀は、『女性皇族が男系男子を“婿養子”にすること』だと考えられます。つまり【1】と【2】をハイブリッドさせた方策です。そして、見据えられているのは、その間に男子が生まれることです。
この男子は、皇統を継ぐことのできる『男系男子』ですから、“血”の問題はクリアできます。かつ、天皇家や宮家に生まれた母を持つことで、皇族としての“品位”も充分に身につけていることになり、その点でも国民の理解を得られるでしょう。この条件下なら、皇位継承資格を認めてもいいという意見が出てくるのは自然なことです。結論は、宮内庁、官邸の思惑を踏まえて導き出されたものでしょう」
秋篠宮さまが即位されれば“本家”、つまり天皇家は秋篠宮家に移る。「女性皇族と男系男子の結婚」と「男子の誕生」を前提に悠仁さまの次の皇位継承者を考えると、可能性があるのは佳子さまの子だ。
「ただ、佳子さまは“皇室脱出”を叶えた姉・眞子さんの最大の理解者であり、応援者でした。佳子さまも“姉のように結婚をして自由になりたい”という思いは強くお持ちのようです」(別の宮内庁関係者)
となると、視線は愛子さまに向かうことになる。
「愛子さまは、いずれ天皇家になることが決まっていた皇太子の家に生まれました。皇太子時代からの陛下のなさりようや皇室の意義、天皇に求められる姿勢や考え方を、幼いうちから学んでこられた。将来の天皇の母として、これほど適した女性はいません」(前出・宮内庁関係者)
旧宮家からヒアリング
では、その相手となる男系男子の「候補者リスト」にはどんな人物が並ぶのだろう。皇室関係の著書が多い評論家の八幡和郎さんが解説する。
「戦後に臣籍降下した11の旧宮家の中でも、東久邇家や賀陽家には、愛子さまと年齢の近い男系男子がいます。ほかにも、戦前に皇室を離れた皇族や、江戸時代に公家の養子となった皇族に由来する『皇別摂家』の子孫まで範囲を広げれば、男系男子の数は案外多いのです」
もちろん、男系男子だからという理由だけで候補者となるわけではないだろう。ある程度、現皇室とのかかわりを考慮すると、リストの輪郭がさらにシャープに見えてくる。
「東久邇家は、昭和天皇の長女で上皇陛下の姉にあたる成子さんの嫁ぎ先です。親戚づきあいも続いており、2019年には、上皇ご夫妻が東久邇家の当主の見舞いにお忍びで行かれています」(前出・別の宮内庁関係者)
また、賀陽家の賀陽正憲氏は、天皇陛下の学習院初等科時代のご学友で、かつては自身が黒田清子さん(紀宮さま)の結婚相手として名を挙げられたことがある。
「正憲氏には20代半ばの男系男子の子息が2人いるとされています」(前出・八幡さん)
2人とも学習院の出身だという。旧宮家以外では、皇別摂家の1つ、近衛家が注目される。
「昭和時代に首相を経験した近衛文麿の本家はすでに男系の血筋が途絶えていますが、文麿の異母弟でオーケストラ指揮者の秀麿の家系には男系男子が残っているとされています」(前出・八幡さん)
近衛家は代々学習院の出身で、文麿の父・篤麿は学習院院長を務めた人物でもある。『女性セブン』は今回、こうした男系男子を擁する家系に取材を試みた。だが、みな一様にコメントを避けた。過去には饒舌にメディア取材に応じていた人でさえ、頑なに口を閉ざしている。
「旧宮家の男系男子の皇籍復帰はかねてより何度も話題になりましたが、どこか机上の空論のような雰囲気があった。状況が一変したのは、2014年の第三次安倍内閣以降です。万世一系に固執する安倍官邸は、本腰を入れて彼らから直接ヒアリングを行ったそうです。皇籍復帰が現実味を帯びた状況では、取材に応えることも難しくなってしまったのではないでしょうか。
重ねて、眞子さんのお相手である小室圭さんの金銭トラブルがあれほど取りざたされた状況では、口を開きづらくなるのも無理はないでしょうね……」(前出・皇室記者)
もちろん、外野がどれほどお膳立てを目論んでも、最後は愛子さまの意思が尊重されなければならない。新しい年を迎えた令和皇室の進む先を明るいものにするためにも、より深い議論が求められている。

脳と心臓を守る「食スタイル」10カ条、米国心臓協会が提唱

2022-01-13 08:30:00 | 日記
下記の記事はダイアモンドオンライン様のホームページからお借りして紹介します。(コピー)です。

昨年11月、米国心臓協会は「心血管の健康増進のためのガイダンス2021」を公表。科学的根拠に基づき、脳と心臓を守る健康的な食事スタイルを勧めている。それによると――。
1.肥満予防のために摂取カロリーと身体活動のバランスをとる。
2.野菜や果物を含む多様な食品を食べること。サプリメントなどで特定の栄養素だけを偏って摂るのはお勧めしない。
3.食物繊維が豊富な全粒穀物や全粒粉を使った食品を選ぼう。
4.大豆やナッツ、魚介類、低脂肪の乳製品など、低脂肪で良質なたんぱく質を摂ろう。脂肪過多の加工肉は控えめに。
5.調理用にはオリーブ油やひまわり油など良質の脂肪酸が含まれる植物性の油を選び、トランス脂肪酸入りのラードやバターは避ける。
6.加工肉やジャンクフードなど超加工食品を避け、食材を生かした食品を選ぶ。
7.糖質が過剰に加えられた清涼飲料水や食品は控えめに。
8.塩分控えめ。
9.アルコールの摂取量を減らし、節酒を心がけること。下戸ならそのままで。
10.自炊のみならず、外食でもこの10カ条を心がけること。

食事以外では適度なエクササイズと禁煙を勧めている。
この食事スタイルは脳と心臓の健康を守る以外に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症化リスクでもある2型糖尿病や肥満を改善する効果が期待できる。今年もCOVID-19と共存する日々が続く以上、健康的な食生活は、目の前の危機を避ける手段の一つなのだ。
さて、食改善を続けるコツは「無理をせずに1週間単位でメリハリをつける」こと。ハーブやスパイス、和風ならショウガや大葉で風味を加えるのも手だ。高脂肪、高カロリーの「米国式食事」にハーブやスパイスをたっぷり加えただけで、食後の血圧を下げる効果も報告されている。
リモートワークが続いているなら、じっくり健康的なわが家の味を創り上げていくといいだろう。子どもの食育にもつながる。
(取材・構成/医学ライター・井手ゆきえ)