涼し気に泳いでいた池の金魚が、たった4匹になってしまった。
二度の、害獣の襲撃によるものだ。
多分、ハクビシンが襲ってきたのだろう。
近所のお宅では、屋根裏に入り込み、駆除騒ぎがあった。
このあたりでも、エサを求めて、ウロウロしてるのかも…。
先日も、塀の上を何やら通り過ぎたが、野良ネコちゃんではなく、ハクビシンのようだった。
狸も、出るが、ハクビシンのほうが憎々し気な、獰猛な顔つきをしている。
20数匹いて、丸々太っていて、可愛かった金魚。
ショックというより、がっかりだ!
同じ池に住んでた、黒い鮒や小さなメダカは、食べられていない。
鮮やかな赤い色が目立ったのだろう…。
越冬もして、元気に泳いでいたのに…。
度重なる襲撃に、気落ちしたのか…、
「もう、池の水を抜いて、小石を並べた空池にするか…」
と主人が言い出した。
自分の年齢を考えたら、もう、池どころではないと考えてるようだ。
ご近所を見回しても、植物を愛でてる人は老人ばかり。
若い人は、植木鉢一つ、置いてない。
(夏休みになると、子供たちは、学校から朝顔の鉢を持ってくるが…)
我が家とて、主人が居なくなったら…。
誰も、面倒は見切れない庭が残る。
ハクビシンに暴れられるよりは、空池にしてしまうのも、ありかもしれないと、私も思った。
スズメや鳩の姿をめっきり、見かけなくなり、害獣が我が物顔に歩いてる…。
なんなんだ・・・!
此処は、れっきとした東京の23区内なのに…。