婆のたわごと♬

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義姉を訪ねて

2022-06-22 05:42:04 | 日記

久しぶりに、義姉のホームを訪れた。

チョコレートが大好きで、持っていくと、手を叩いて喜ぶ。

が、今の季節は、チョコは融けてしまうだろう…。

小さな羊羹ならどうだ…? 

 

と言うことで、虎屋の一口羊羹を手土産に。

ホームで、一番親しくしてるNさんにも、同じものを買っていこう…。

スタッフにも、休憩時に、摘まめるものが良いだろう…。

以前のホーム長さんは、差し入れは拒否なさったが、今は、そんなこともなさそうだ。

気持ちよく受け取っていただいて、まずは一安心。

 

今月、95歳の誕生日を迎えた義姉。

よく眠れる…と、機嫌もよさそうだった。

早速持参した羊羹をぺろりと…。

弟である主人の甲斐甲斐しさには、目を見張る。

たった一人の肉親である義姉。

主人にとっては、かけがえのない人なんだろう…。

 

隣室のNさんもお元気そう…。

義姉より、5~6歳は年少と伺っていたが、きれいにレイアウトされた部屋で、優雅にくつろいでおられた。

義姉の部屋と広さは同じなのか…。

とても、同じとは思えない。

が、ベッドの位置で、その謎は解けた。

介護の必要のある姉のベッドは部屋の中央に。

Nさんのベッドは、壁側に。

お母様の形見だと言う、古い舟ダンスの存在感がすごい♬

明治の初めのころの箪笥だと言うが、重厚な黒い金飾りが素晴らしい。

花柄の可愛い小さなカーペットと、壁にかかった絵画の数々。

ベッドには、折柄地のカバーが掛けられ、まるで、サロンだ。

終の棲家だから、居心地よいように…と、にこやかに笑っておられた。

介護用品に囲まれた、義姉の寒々とした部屋と比べて、何たる違いだ。

せっかくの飛騨高山から取り寄せたテーブルも椅子も、衣服の物置に。

 

せめて、明るい洋服でも…と、義姉に黄色い小花のブラウスを着せた。

それ一つで、部屋中が華やかに見えて、やっと、ささくれだった私の心も落ち着いた。

やれやれ…。( ^^) _U~~

 

 

コメント (10)
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