井筒屋黒崎店(北九州市) 今年8月に閉店へ
北九州市の商業ビル,専門店街「クロサキメイト」の閉店を受け,入居する井筒屋黒崎店は今年8月に閉店する。黒崎そごうが撤退したあと2001年にクロサキメイトに入居した井筒屋黒崎店は,経営難を理由に2019年5月末で閉店を表明していたが,地元などの要望を受け2019年8月から,売り場を1階から3階までのフロアに縮小して営業を続けていた。
しかし,クロサキメイトの運営会社が2020年1月,破産手続きを申し立てたため井筒屋は黒崎店の今後について協議していたが,2日の取締役会で,黒崎店を今年8月17日閉店・撤退を決定した。
◆井筒屋黒崎店・売り場縮小の経緯-
井筒屋は,黒崎店を2019年5月末で閉店としていたがこれを撤回し,7月末まではこれまで通り1階から7階フロアでの営業を続けた。だが,8月からは,売り場を1階から3階までのフロアに縮小した。
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┗■◆株式会社井筒屋
株式会社井筒屋は,福岡県北九州市を地盤とする百貨店である。日本百貨店協会加盟。九州地方に本社を置く百貨店としては唯一東証第1部に上場しており,北九州市において,百貨店事業を展開する唯一の事業者である。
井筒屋は北九州市内でコレットのほか小倉本店(小倉北区),黒崎店(八幡西区)を展開,山口県でも百貨店2店舗を運営している。グループの18年2月期の売上高は783億円で9年連続の減収だった。