Yacht BrisaⅡ 日記

北海道の田舎暮らしで家庭菜園とヨット「BrisaⅡ(Catalina28 Mk2)」を楽しむ爺のぐうたら日記

農園最新情報

2023年06月13日 | 畑のはなし
暫くアップしていなかった農園の近況です。

6月に入り、路地栽培・養液栽培・水耕栽培共に順調に推移しています。

《露地栽培》
今年は例年通り6ベットに豆類・トウキビ・ジャガイモ・トマト・キウリ・サラダ菜等葉物・ズッキーニ・ケールなどを植えています。
畑が海岸に面しており風当たりが強いので、ベッドには「銀マルチ」を掛け、更にニトポールを立てて不織布で覆い低温対策を施しています。

《豆類》
豆は「エンドウ豆」、「赤花豆」、「黒花豆」、「インゲン豆」、「枝豆」等13種を植えています。
平均的に生育は順調でツルの誘引を行っています。
誘引ネットの片側は不織布、反対側は防虫ネットで高さは2メートル程在ります。



《トウモロコシ》
今年のトウモロコシは「ゴールドラッシュ」と云う品種です。
既に30㎝程に成長したものや、未だ芽が出たばかりのものと差がありますが、これは播種後発芽しなかったものを再播種したためです。
此処は不織布を掛けてあります。



《馬鈴薯》
ジャガイモは毎年成育が良く、既に花が開花し始めたので不織布を外して倒伏対策だけをして居ます。
メークイン・アンデス・キタアカリなどを繰り返し植えているので交雑して良く解らない馬鈴薯になって居ますが、とても美味しいジャガイモです。
今のところ連作障害は出ていません。
秋、早春に「窒素・石灰」を散布しているせいかも知れません。





《トマト》
トマトは養液栽培でも植えているのですが、家内が路地でも植えてみたいと云う事から中玉やミニトマトを並べて植えています。



《ズッキーニ》
ズッキーニは1本のみの栽培です。
既に1本は収穫して食べてみましたが、軟らかくて美味しかったです。
垂直に伸ばすために「麻ひも」で誘引してあります。



《葉物野菜》
順調に成長しているのは「ケール」、「サラダ菜」で他の葉物野菜もそれに追従して順調な成長です。
ケールは「ウインターボー(緑色)」と「レッドボー(赤色)」の2種を植えています。
これは種子輸入会社からの試験栽培用に提供を受けた品種で肉厚で軟らかい生食用ケールです。
葉は肉厚で柔らかくサラダで美味しく食べています。



《キウリ》
キウリは2本だけです。
トマトとキウリは隣り合わせで誘引棚を作り易くしてあります。



《養液栽培》
昨年度同様にミニトマト「CFプチプヨ」6本、「中玉トマト」1本と「ナス」2本を21㎝プラ鉢にイチゴ培土を用いて栽培しています。
肥料は「ハイポニカ」、結構値段の高い肥料ですが使い易いので昨年に引き続いての使用です。

《トマト》
「CFプチプヨ」は4月末にタキイ種苗から購入した物です。



既に実がつき始めています。(トマトーン使用)



他にカネコ種苗の中玉トマト「スイート・トマト」を1本植えていますが、此方も順調です。

高さ1.7メートルまで誘引して、その後は棚網に乗せて横誘引の予定です。
横に張った網の上で結実し、葉が網の上で実は重さで網からぶら下がると云った栽培が出来るかもと考えての試験栽培です。



《ナス》
ナスの栽培は「道総研 花野菜技術センター」で試験栽培した「稲作育苗後の空きハウスを利用したナスの隔離床養液栽培の試み」と云う研究結果を受けての栽培で2年目となります。
この研究を行った研究員Jさん(北大にて博士号を取得)とは懇意にさせて戴いて、かつては「アスパラ」の研究論文発表にも加えて戴いた仲です。
当地は「イチゴ栽培」で頓挫した農家さんの空ハウスがあるとの話で、この打開策の一つとして「ナス栽培」が可能と考えての実証栽培です。



昨年は美味しいトマトを沢山収穫できました。
今年から事前にタンク内で液肥を作り置きして朝6時にトマト・ナスに灌水するプログラムを実施しています。
EC値は1.6から2.0位の範囲で調整しています。
毎日、液肥を調合して居た昨年に比べ、とても楽です。



本格的に栽培するとなると「ドサトロン」のような混入器を使うと良いと考えていますが、私のレベルでは此れで充分です。
「プログラム・タイマー」は3千円くらいで購入できますし、水中ポンプも熱帯魚用で充分です。

《水耕栽培》
水耕栽培用のプールは昨年に廃材を利用して作ったものを再利用して居ます。
一部水の流れが悪かったところを改良して、漏れを解消しました。
また、土台を建築用の金具に変えて高さ調整が容易に出来るようにしました。
水中ポンプとアスピレーター(空気混入用)は新しく取り替えました。
太陽光パネルとバッテリーは昨年から使用している物です。
今年は「浮きベース(発泡スチロール)」を作り替え、植数を減らしました。
ケール(2種)、サラダ菜、リーフレタス、クレソンを播種して苗を作り移植しました。
5月に入ってから行ったので、それなりに育ってきています。









循環水を環流する出口に取り付けた「アスピレーター(空気混入用)」も順調に空気を吸ってくれています。
12ボルトで動く小さなコンプレッサーが見つかれば取り替えたいと思います。



使用しているビニールハウスの両ザイド等には0.8㎜目の防虫ネットを張っているため、ダニなどの害虫も入ってきませんし、路地と違い雨水の跳ね返りも無い事からフザリウム(菌類)等に由来する発症もなく、とても健康的な環境です。
特にナス栽培に関しては病気の由来を土によるものが多い事から管理が楽です。
勿論、農薬等は使いませんので安全性は高いはずです。

一番は環境に左右されず、耕すという労働が無いと云う事でしょか・・・。









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にゃんちゃんハウス完成

2023年06月13日 | にゃんちゃん一家
3月、畑にロータリーをかけて今年の農作業を開始した事を書いて以来、約4ヶ月間ブログをアップ出来ずにおりました。
体の具合が良くないのかとご心配を戴きましたが、我が家で保護した猫たちの住居を新築して居たので思うように時間を作れず、ブログをアップ出来ないで居ました。
「にゃんちゃんハウス」も完成し、今は入居に向けてベッドやハンモックそしてウォーキング用の棚をDIYしており、全部が完成するのに今少し日数が掛かります。
今日はハウスを内覧戴けます。

《建物の概要》
施  工 O建設工業(株)/浦河町
総床面積 9.72㎡(確認申請が不要な範囲で建設しました。)
付属施設 ウッドデッキ(4.86㎡)
基礎工事 束石20本を掘削設置
構  造 木造(高気密断熱構造)
屋  根 ガルバニウム鋼板葺(片屋根)
内外装材 外壁:窯業系サイディング(寒冷地用) 内壁:合板ニス塗り仕上 床材:硬質消臭クッションフロア(腰壁H900)
建  具 玄関・窓(断熱プラサッシ・ペア硝子)
デッキ  木製(防腐処理、侵入防止用ネット2重貼) 

基礎工事風景、コンクリート打ち込み基礎工事だと確認申請が必要となるため、「束石」20本を掘削設置しました。



工事の様子を皆で見守ります。



束石の上に予め建設会社の作業場で製作してきた床を設置、その後は壁をパネル状にして組み立てていきます。
2×4工法のような施工で、床は専用合板(24㎜厚)に100㎜の断熱材を付け130㎜以上になりました。



壁はパネル状の構造材を立ち上げ、防水シートを貼り、100㎜の断熱材を入れて外壁・内壁を施工していきます。
高気密住宅のため、外部からベンチレーターは見えません。



屋根裏換気は「イーグス・ベンツ」と云う軒天吸排気ガラリを採用、害虫の侵入を避け換気が出来ます。



屋根は塩害に強いガルバニウム鋼製長尺板を葺いています。



外壁は母屋と同じ「窯業系サイディング板」を貼りました。



天井は200㎜の断熱材を入れ石膏ボードにクロス貼り仕上げ、床・壁面共に合板を施工(室内壁はウレタン・ニス塗り仕上げ)、キャット・タワーやウォーキング用吊り板を取付る際に強度が保てるようにしてあります。



自然吸気用ベンチレーターは南側に2カ所(外壁内側から吸気)、強制排気用はトイレの臭気排気を兼ねて北側下に人感式ファンを設置しました。





ドアには猫専用の出入り口を設置、ドア・ストッパーも猫シルエットの物を付けました。



ウッドデッキにも出入口を設け、金網は二重張りにして外部からの侵入防止を図っています。
更に動物同士の接触を防止するため、内側の目は細かくして手を入れられないようにして居ます。
冬は寒いので、金網の上からビニールを張れるようにビニペットを取り付けます。











母屋の居間から窓越しに「にゃんちゃんハウス」を見られます。
室内灯はフラッシングのない調光式LEDシーリング・ライトを採用、猫の目に優しい光となっています。



現在、室内には自作のキャット・タワー、トイレブース、掃除用品収納ロッカーが納められています。





トイレブースには同型のトイレ(ユニチャーム製/おから砂使用)をもう一台並べて設置します。
ブースの上部に人感センサーにより駆動する排気ファンが付いて居ます。
排気が終了するとシャツターが閉まり寒気の流入を防ぎます。



冬までにFF輻射タイプの石油ストーブを設置、やけど等防止用のガードを付ける予定で居ます。
家内はエアコン設置を考えていましたが、今回は扇風機、それも羽根で怪我をしないように「ダイソン・クール」を置く事にしました。

近々中にキャットワーク用の棚、吊り橋、階段、爪とぎポールなどを製作、設置の予定で完了となります。

追加工事で畑用に雨水を溜めるタンク等を設置、雨樋付けて集水しプログラム・タイマーで灌水するようにしました。
此れで水撒き作業から解放されますが、晴天が続くとタンクにホースで水道水を注入しなくてはなりません。
タンク満水で点滴灌水が約1週間可能です。





詳しい説明はカテゴリー「畑のはなし」にアップする予定です。










コメント (3)
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