Yacht BrisaⅡ 日記

北海道の田舎暮らしで家庭菜園とヨット「BrisaⅡ(Catalina28 Mk2)」を楽しむ爺のぐうたら日記

水耕栽培施設が完成

2024年04月06日 | 畑のはなし
漸く、水耕栽培の設備が完成しました。
給水管理を省力化する為に従来の養液点滴供給から養液循環方式に変更、水やりの手間から解放される予定です。
昨年まで養液栽培で使用していたポリ鉢を全廃、塩ビ管に4号鉢用の穴(110㎜)を空けて塩ビ管内の養液を水中ポンプで循環させます。
養液量の管理は中華製の安価な水位センサーで管理、液面が下がるとタンクから自動で養液が供給されるようにしました。
タンク内には予め希釈した養液を満たしておきます。


液肥の循環は12V/DCの水中ポンプで行い、塩ビ管では左側から吸上げ右側に流し込みます。



葉物栽培床では奥側で同じく12V/DCの水中ポンプで吸上げ手前側で流し込みます。
写真右側の青色ホースの中に8mm透明ホースを入れてあり(透明ホースは全て藻の発生を防ぐため光を通さないホースで被服)、手前でシャワーの様に環流します。
シャワーの効果は液肥中に空気を入れる効果を期待しています。







此れまでは「ハイポニカ」を使用していましたが1000mlで2,000円以上するので、今回から安価な「OATハウス1号・2号」を使用します。



液肥の管理はECで行い、1.3ds/mを標準にするので微量要素の追加は必要ないと思います。
育苗期・定植期・中期(交配期)は1.3ds/m、収穫期3.0ds/m位まで上げても良いかと考えています。
液肥タンクに入れる段階でEC値を調整します。
塩ビ管の断面は下記の通りとなっています。



水色のところは液肥、黄色の所は空気で根が成長するまでは鉢底から不織布をカットしてぶら下げ、毛細管現象で若い根まで養液が届くように工夫しています。

液肥タンクからサイフォン現象で流れ続けないようにエア・ベントを付けてあります。



3月31日に播種した野菜の種も既に発芽しています。





この後、一度鉢上げして四葉まで成長したら「専用鉢」に移植します。
「ぷちぷよ」等トマトも播種したのですが、まだ発芽していません。
葉物はスポンジを用いますが、塩ビ管用はココナツ繊維を使用します。



今後はビニール・ハウス内の温度が上がり過ぎないように遮光ネット(50%)を掛けて対応しますが、夏場は換気扇で熱を外部に放出します。
水やりの手間が軽減される事を期待しています。
電源は太陽光発電とディープサイクル・バッテリーを用いていますが、100W位のパネルに取り替えようかと考えています。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする