老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

都知事選が終わった

2020-07-06 20:49:44 | 選挙
2020年7月5日投票の都知事選が終わった。これを書いている時点で、小池百合子都知事の当確が出た。

当初から、現職有利、コロナウイルス蔓延による投票率の低下、小池氏の頻繁なTV出演、逆に「投票に行こう!」という呼び掛けもなくマスコミの「都知事選挙隠し」とも取れる沈黙、という状況の中での都知事選挙だった。

一つ残念だったのは、候補者達による公開TV討論会が一度も開かれなかった事。都政をどうしていくかの大きなビジョン、コロナ対策ではPCR検査を如何に増やして行くかの具体的方策、各事業者に対する休業要請ときめ細かい保障、これからの医療現場に対する支援をどのくらい充実させられるのか、等々、都民が聞きたい事は沢山あっただろう。

宇都宮けんじ氏、山本太郎氏が立候補した事で、票が割れるのではないかという懸念もあったが、私は是非は兎も角、話題作りにはなったと思う。

野党統一候補を何人にも固辞され、未だ宇都宮氏も沈黙していたあの時、反小池陣営には諦めムードが漂っていたのではないか。「誰が立っても勝てない」と。それを打ち破ったのは宇都宮氏だった。おっとり刀で駆け付けた野党連合が立ち上がり、やがて山本太郎が立候補して話題になった。

最近の選挙は話題を取った者勝ち。それを後押しするのはTVを中心としたマスコミ。いや、最近は後押しどころか、手を繋いで全面に乗り出しているマスコミは、傍観者的にニュースを流す傾向がある。ただし、勢いがある、勝ち組と一度見定めたら、しつこい程お追いかけまわす。そして消費する。

TVという手軽にスイッチ入れれば誰でも見られる情報番組は侮れない。小池氏はそれを最大限利用した。TVしか見ない人は「小池さん」しか見えなかったのかも知れない。宇都宮氏は「現職有利、コロナ禍」の中で、持っている力を最大限発揮したかっただろう。

わたしは都民ではないので投票権はないが、ツイッター、フェースブックで、宇都宮さんを支援するツイートを拡散し、都内の友人には投票を呼び掛ける電話を掛けた。

本当に微力な小さな意志ではあるけれど、これからの東京都政を見つめて行こうと思う。そして友人達と再び声を上げていきたい。

「護憲+コラム」より
パンドラ
コメント
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