老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

中立国(スイス)の外交の一端を見て

2017-09-06 09:29:32 | 安全・外交
先日来、北朝鮮問題が緊迫して来る中で、日本も永久平和と国民の安全を守るには永世中立国を目指すべきではと述べてきましたが、滅多にニュースに載らないスイス外交の一端がロイターの記事にありましたので、下記に紹介します。

尚日本(島国)とスイス(ヨーロッパ大陸)は地勢条件も違うので、徴兵制などを模倣をする必要は無いと思います。また徴兵制が中立の条件でもないでしょう。

但し中立ですから、侵略されたら他国の軍事援助は期待できませんから自助(自衛)努力は不可欠。日米安保条約とどちらを選びますかと言うことでもあります。また中立と日米安保ではどちらが平和を守れるかを洞察することでもありましょう。

畢竟護憲目的は「護憲」のためではなく、「平和・基本的人権・国民主権の護持」のはずであり、例えば護憲では行政が司法(裁判官)の人事を握っている状態が続き、基本的人権維持は常に危い状態に置かれます。また日米安保条約容認では、今万一米と北朝が戦争となれば、日本は日米安保条約のために戦争に巻きこまれることは明らかで、平和維持に画竜点睛を欠くことになり、憲法9条即ち日本の戦争放棄の限界が見えてきます。

これらを解決し平和を守るには、日米安保を破棄し永世中立国スイスの様な国体(完全模倣ではない)がベターの様に思う次第です。

https://jp.reuters.com/article/northkorea-missiles-swiss-idJPKCN1BF1B2
[ベルン 4日 ロイター]
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スイスのロイトハルト大統領は4日、北朝鮮情勢を巡る問題の解決に向け、仲介役を務める用意があると明らかにした。

大統領は記者会見で、スイス軍は韓国と北朝鮮の国境付近に配備されており、スイスはスウェーデンと共に中立的な外交の長い歴史があると指摘した。

中国と米国は責任を果たす必要があるとし、北朝鮮の核実験に「過剰反応」しないよう求めた。

北朝鮮に対する制裁は国民に打撃を与える一方で、核開発を断念させるという目的に対して「あまり多くの変化をもたらさなかった」との見方を示した。

その上で「今こそ対話の時だ。われわれは仲介役を申し出る用意がある」とし、「今後数週間で米国と中国がこの危機にどう影響力を行使できるかが重要な鍵となる。だからこそスイスやスウェーデンには舞台裏で果たせる役割があると考えている」と強調した。

具体例として会談に適切な場所を見つけることを挙げ「これは秘密裏に行う必要がある。ツイッターは適切な手段ではない」と述べた。

「北朝鮮情勢は懸念すべき状況だ。関係国はスイスで交渉し、軍事的ではなく政治的な解決策を見出すことが可能だ」と訴えた。

ただ10月に中国共産党の党大会を控えていることから、交渉には理想的な時期ではないと指摘し「おそらくこれも北朝鮮の計画の一部だろう」との見方を示した。

北朝鮮の最高指導者、金正恩朝鮮労働党委員長はかつてベルンに留学していたことがある。
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「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
厚顔

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