老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

ジャーナリストがその存在意義を主張するなら前提として取り組んで欲しかった事

2021-04-06 21:03:35 | マスコミ報道
旧聞すぎる話題ですが、特に前政権のおり、報道機関のトップ層が頻繁に総理と意見交換の会食を繰り返していたことが話題になっておりました。

その後世間の俎上に上る機会は減ってはいるものの、当該幹部層のジャーナリスト達から市民に対し、本件に対する彼らの所見なり考えがなされた形跡は、今に至るもほぼなかったのではと認識しております。

当時から今に至るまで非常に奇異に思っていることがあります。それは会食に呼ばれた方についてではなく、上層部以外のその他大勢のジャーナリストについてです。彼らが本問題に対して一体何を考え何をしてきたかが、どうしても目に見えてこなかった印象が残っており、物足りなさを感じていました。それが違和感を感じ、奇異に思った本体です。

大上段に構えた言い方は本来嫌いなのですが、敢えて使わせてもらうと、組織の上の人間が時の行政トップと関係が疑われる報道があったら、市民以上に危機感を持って組織内でカンカンガクガクの議論が為されてしかるべきだったんじゃないのかと思うのです。そしてその議論の進展・結果を世間に公開していくことが、報道機関に籍を置くジャーナリストが、その存在意義を主張するための大前提ではなかったか、と思うのですが。

そういった動きが自発的に起こっていたとの話は聞こえてこなかった点が、残念に思う根本なのです。ジャーナリストの皆さん、未だに本問題についての皆さんの大切な仕事が残っているのではありませんか、と敢えて言わせてもらいます。

当方の不明に基づくいわれなき中傷だと言われるのなら、明確にその論拠を示していただければ幸いです。かなりの人が未だに待ち望んでいる事柄かもしれません。風通しよく皆で建設的な議論がなされる健康的な組織から、はじめて公正公平な報道が市民に伝えられるとの思いがあるからの意見です。

記者クラブ制度にかかわり取り沙汰されている多くの話題についても、同じことが言えると思っております。ジャーナリスト内部の議論が健全に適正になされて、それぞれ様々な考えがあるのであればストレートに市民に説明されてくる、内部に問題があれば自発的に改善し処理していける自浄能力を有する、そんな健全なジャーナリズムであって欲しいと願っているのが、市民の気持ちなのです。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
yo-chan

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