老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

原発はやっぱり怖い

2023-06-12 21:33:36 | 原発
過日、護憲+の会に参加されたメンバーから、お礼とお知らせが届きました。皆様、ぜひお聞きください。
―――――
福島原発に関する最新情報です。
私は先ほど、聴きました。
非常に怖くなりました。

西谷文和 路上のラジオ「震度6強でフクイチ1号機倒壊?」森重晴雄さん
https://youtu.be/YtVAfs7FhZQ
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福島原発については、こうした情報と楽観的な情報との間に乖離がある。もちろん日本に原発が存在する以上、何もなく落ち着いていけば助かると思うが、そうもいかないのでは?と、皆も薄々気づいているのではなかろうか。

それでも直視しても、自分ではどうにもできないと思っているかもしれない。確かに地震や津波といった自然の起こす災害自体は、私たちは何ともできない。でも、それが起きた時に少しは災害を小さくすることはできるのではないか。

例えば福島第一原発は、一部の学者が指摘していたように、万一を考えて電源施設を高台に作っておけば、かなり防げたかもしれない。

しかし、原子力は果たして人間がどこまでコントロールできるものなのか。何も起こらなければ大丈夫というのは、コントロール出来ていることにはならない以上、原発を廃止する方向を目指すことしかない。

福島第一の事故後にドイツは脱原発を目指した。現存のエネルギーに今は頼りつつも、方向性を自然エネルギーに切り替えたことで、問題になっている効率性などの研究も進むだろう。

日本の「原発は安上がりだ」という論は本当だろうか?
国土の喪失も含め多大な損害を引き起こし、後始末さえまだできていない(果たしてできるのか?)福島のような万一の事故を除いても、毎日出てくる放射性廃棄物の後始末や、老朽化しての解体コストまでを入れたら、赤字になるだろう。米国は原発の高コストをきちんと認めているそうだ。

国家予算すなわち税金からの原発へのつぎ込みは、他の電源開発とは比べ物にならない。また、予算をつぎ込んでいる放射性廃棄物の再処理システムは、失敗しているのが現状だ。費用対効果だけを考えても「再処理の成功は無いだろう」というのが世界の方向。原発は安くない。

そろそろ私たちも、原発に税金をつぎ込み、国民を放射能の危険にさらす政治家を選ばないようにする。つまり脱原発の方向を定めても良いのではないだろうか。

参考
ドイツの電力事情 
https://www.renewable-ei.org/activities/column/REupdate/20230425.php

原発推進派の原発コスト計算
https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/tokushu/nuclear/nuclearcost.html

原発ゼロ・エネルギー転換戦略のコストへの言及
https://energytransition.jp/strategy/qa/nuclear

原発の本当のコスト 39ページありますが、ぜひご一読を。
https://www.foejapan.org/infomation/news/110419_o.pdf

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より

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