偉大なる作曲家”ヴェルデイ”の曲は何故人の心を
揺さぶるのでしょう。
それは、彼のオペラが時代や国を越え何よりも
民衆の為の芸術を作ったからなのです。
氏は、妻子を失い重なる大失敗も乗り越えて
人生の山を登ったのです。
”リゴレット”は不道徳な貴族のお話し。
宮廷腐敗を痛烈に批判したユゴーの戯曲を氏がオペラに。
”アイーダ”は権力に執着する虚しさと自由な魂の崇高さを描いた。
西洋の諺に「人を少しの間は騙せても永遠に騙すことはできない」と。
真に民衆を思いやっているか、それとも格好だけか。
賢き民衆はみているのです。
氏の心は外国の圧制に苦しむ独立運動に火をつけたのです。
”偉大なるヴェルデイ”の名は自由の象徴として永遠に残る事でしょう。