たかが”サンダル”されど”サンダル”今ではもう街中では見られなくなった。
ハノイでたった一人、タイヤから数十種類の工具を使って
”サンダル”を作っている人がいる。
その”サンダル”には物語りがある。
ベトナム戦争時代ジャングルの兵士達の足を守った。
建国の父ホーチミンも履いて、海外までも行った。
”ホーチミンサンダル”とも言われていたが今の若者達は
「ださい!」といって見向きもしない。
しかし一人の男性が声を上げた。歴史を支えたその”サンダル”を伝えねばと思い。
歴史的にも文化的にも価値ある”サンダル”
デザインの改良を重ね若者向けの商品を考え出した。ゴムも飛行機のタイヤを使って。
博物館でも、歴史の重みを語り始めた。サンダルに込められた歴史物語を。
重い責任を果たし行くその職人に”拍手”を送りたい。