生涯「一書生」‐---これは作家吉川英治氏の信条であったと。
世界から「大家」ともてはやされようと謙虚さは失わなかった。
そして、氏は云っています。「一生一書生である者には《疲れ》とか《倦む》
とかいった事はない。およそ、そういう類いの言葉には絶縁である」と。
完結した生涯最後の作品は「私本太平記」
大衆の心に響く物を求め、最後まで書き続けた生涯。
戦った人だからこそ人の心に届くのでしょう。
「我の他皆師なり」----こんな言葉が在ります。
この意味を心に落として、我が人生を歩いていきたいものです。