窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

・新型インフルエンザ累積患者数2700万人超え、第6週での致死率は少し減少です。

2011-02-18 01:10:10 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第50週(12月13日~19日)・全国平均が1.0人を超えて流行入り 
        ・・・・・       
 ・第 1週( 1月 3日~ 9日)・全国47都道府県が流行いり。     
 ・第 2週( 1月10日~16日)・26県が注意報発令レベル超え。     
 ・第 3週( 1月17日~23日)・13の県が警報、32の県が注意報レベル到達。    
                    ・10の県がピーク到達
 ・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
                    ・23の県がピーク到達
                    ・全国平均がピークに到達。
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)・16の県が警報、31の県が注意報レベル継続。     
 ・第 6週( 2月 7日~13日)    
 ・第 7週( 2月14日~20日)     ・・・・今週・・・・
        ・・・・・       
 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(2週移動平均)%
               52週    1週    2週   3週    4週   5週
   A(H1)pdm     73    82    87    83    78    72
   A(H3)         24    17    12    16    17    20
   B              3     1     1     1     5     8

 第5週も新型が減少傾向継続です。

 新型が72%に減少、A香港型は20%に増加です。

 B型は今回も増加して8%です。

 前シーズンのような「新型が季節性を駆逐する」パターンの再来かと思われましたが、
 ここにきてA香港型ばかりかB型もがんばりだしました。


 北海道は相変わらずA香港型が優勢ですが、新型も占有率30%程に増加しました。

 関東に山梨を加えたエリアでは、新型優勢ながらもA香港型がそれなりに
 拮抗しています。

 それ以外のエリアは全て新型が優勢です。

 北海道、神奈川、奈良は100件をこえるA香港型が検出されています。

 神奈川、富山、広島ではB型が目立ちます。

 ・定点状況推移(人)
               52週    1週    2週   3週    4週   5週
  2011年定点データ  2.30  5.06 12.09 26.41 31.88 28.93

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
  (ピーク到達)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人   (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
    2010年 ・・・・ 2011年
 ・第 3週( 1月17日~23日)    26.41人   130515人    149万人
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)    28.93人   143035人    155万人

 ・患者報告数の予報です。
  ・第 6週( 2月 7日~13日)    21.71人   107276人  119.3万人

  ・18日                      2.32人              12.7万人
  ・19日                      2.23人              12.3万人
  ・第 7週( 2月14日~20日)    16.81人    83075人   92.4万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)  831.8万人   
  (今シーズンの合計です。)      
  内、新型インフルエンザの累積患者数      630.3万人

  新型インフルエンザの累積患者数     
  (2009年第28週以降の合計)
  本日終了時点                    2705.2万人  100人に21.2人

 ・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
  ・第 7週( 2月20日)                855.9万人  

・入院状況
 今シーズン(9月6日以降)
 ・重症化(合計)      318人( 2月13日現在)    重症化率  0.0042%
 ・重症化(新型分)    191人( 2月13日現在)    重症化率  0.0025%

 ・死亡(含む疑い例)   103人( 2月13日現在)     致死率   0.0013%

 先シーズン最終報告(ほぼ新型インフルエンザのみの流行)
                                  累積患者数  2079.4万人
 ・重症化(合計)     1563人( 8月29日現在)    重症化率  0.0075%
 ・死亡(含む疑い例)   202人( 8月29日現在)     致死率   0.00097%

 今回は累積患者数が760万人程度ですので、重症化率、致死率ともに
 かなり信頼性のある値に収束してきています。

 重症化率(%) 
     1週     2週     3週     4週      5週     6週
  0.0045  0.0065  0.0058  0.0035  0.0041  0.0042

 致死率(%)
     1週     2週     3週     4週      5週     6週
  0.0025  0.0020  0.0018  0.0011  0.0014  0.0013

 第6週では重症化率が微増、致死率は微減しました。

 累積患者数もそれなりの数になってきましたので、ほぼこのあたりが今シーズンの
 実績になるかと思われます。

       今シーズン(6週現在)       先シーズン
 重症化率・・・・0.0042%          0.0075%
 致死率・・・・・・0.0013%          0.00097%

 致死率が先シーズンよりも高めなのは、A香港型の影響だと思われます。

 新型インフルエンザよりもA香港型は高齢者に厳しいですからね。


・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第 3週( 1月17日~23日) 24.91人   26.41人    -8.3%
 ・第 4週( 1月24日~30日) 50.05人   31.88人   +57.2%
 ・第 5週( 1月31日~ 6日) 29.91人   28.93人    +3.3%

 今回の定点合計報告数は143035人で、当ブログ予報は147796人でした。

 今回予報誤差は+3.3%になり、予報はドンピシャでした。

 ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±20.7%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は99万人程で、
 ようやく100万人を割り込みました。

 報告されているウイルス状況は季節性(A香港型とB型)が3割弱で、
 新型が7割強の「混合感染状況」は引き続き継続中のようです。

 A香港型は20%、B型は8%の占有率です。


 新型インフルの2009年の流行からの累積患者数は2705.2万人で、
 これまでに100人に21.2人が感染したことになります。

 そのうち未成年者は1840万人で、100人に75.6人が感染したことになります。

 成人は863万人で、100人に8.4人が感染したことになります。

PS

今まで鳥インフルエンザのウイルス君が確認された場所(ホット スポット)

・現状・・・21県44カ所からH5N1検出あるいは、疑いあり。

北海道(稚内、浜中町)、島根(養鶏場、野鳥)、富山、鳥取、福島、
鹿児島(ツル公園、養鶏場)、宮崎(12カ所の養鶏場)、兵庫(野鳥)
愛知(養鶏場)、高知(野鳥)、長崎(野鳥、野鳥)、高知(野鳥)
大分(養鶏場、野鳥)、鳥取(野鳥2件目)、宮崎(野鳥)
山口(白鳥公園、野鳥)、福島(野鳥、2件目)
徳島、山形、大分(3か所)、兵庫(公園)、長崎(野鳥)
愛知(養鶏場)、栃木(野鳥)、和歌山(養鶏場)、三重(養鶏場)

今回、宮崎の養鶏場でH5N1の感染の疑い例発生です。


鳥インフル君の攻勢を受けて家畜伝染病予防法の改正を検討中とか。

必要はのは「家畜伝染病」という法律ではありませんよ、菅さん。

「人畜伝染病予防法」です。

こんなこともわからないから、いつまでたっても「ピントはずれ」なのです。

ウイルス君は、「家畜伝染病予防法」に従って行動している訳では
ありませんからねえ。

もっとよくウイルス君の気持ちを分かってあげないといけません。

「敵を知り、己を知らば百戦あやうからず。」と孫子も言ってます。


「休まず、遅れず、働かず」の「保身第一」行動原則ではウイルス君との
バトルに勝てるわけなどありませんよねえ、厚生省さん。

もしかすると「最前線で戦うのは自分たち。」の認識がないのかもしれません。

後方で「結果をまとめて報告するのが仕事」と思っている。

「ネズミが原因と思われます。」とかね。

タイタニックの乗客なみに我々にとっては不幸なことですね。

そのうちに氷山とぶつかりますよ。

「H5N1感染で日本初の死亡例発生」という氷山に。

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・ウイルス サーベイランス ランキング、H5N1のサーベイランスをしなくては。

2011-02-17 01:15:45 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第50週(12月13日~19日)・全国平均が1.0人を超えて流行入り 
        ・・・・・       
 ・第 1週( 1月 3日~ 9日)・全国47都道府県が流行いり。     
 ・第 2週( 1月10日~16日)・26県が注意報発令レベル超え。     
 ・第 3週( 1月17日~23日)・13の県が警報、32の県が注意報レベル到達。    
                    ・10の県がピーク到達
 ・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
                    ・23の県がピーク到達
                    ・全国平均がピークに到達。
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)・16の県が警報、31の県が注意報レベル継続。     
 ・第 6週( 2月 7日~13日)    
 ・第 7週( 2月14日~20日)     ・・・・今週・・・・
        ・・・・・       
 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(2週移動平均)%
               52週    1週    2週   3週    4週   5週
   A(H1)pdm     73    82    87    83    78    72
   A(H3)         24    17    12    16    17    20
   B              3     1     1     1     5     8

 第5週も新型が減少傾向継続です。

 新型が72%に減少、A香港型は20%に増加です。

 B型は今回も増加して8%です。

 前シーズンのような「新型が季節性を駆逐する」パターンの再来かと思われましたが、
 ここにきてA香港型ばかりかB型もがんばりだしました。


 北海道は相変わらずA香港型が優勢ですが、新型も占有率30%程に増加しました。

 関東に山梨を加えたエリアでは、新型優勢ながらもA香港型がそれなりに
 拮抗しています。

 それ以外のエリアは全て新型が優勢です。

 北海道、神奈川、奈良は100件をこえるA香港型が検出されています。

 神奈川、富山、広島ではB型が目立ちます。

 ・定点状況推移(人)
               52週    1週    2週   3週    4週   5週
  2011年定点データ  2.30  5.06 12.09 26.41 31.88 28.93

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
  (ピーク到達)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人   (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
    2010年 ・・・・ 2011年
 ・第 3週( 1月17日~23日)    26.41人   130515人    149万人
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)    28.93人   143035人    155万人

 ・患者報告数の予報です。
  ・第 6週( 2月 7日~13日)    21.71人   107276人  119.3万人

  ・16日                      2.49人              13.7万人
  ・17日                      2.40人              13.2万人
  ・第 7週( 2月14日~20日)    16.81人    83075人   92.4万人

・ウイルス サーベイランス実施状況+HPのアクセス感評価
      (サーベイランス対象、AH1,AH1pdm、AH3、B)
      (そろそろH5N1もお仲間に入れるべきでしょう、厚生省さん。)

ランク A+ ーーー ランクAを超えて何か優れた点がある。

愛知    PCR検査、累積実施中。簡易検査報告あり。(1.18現)

富山    累積報告で実施中。簡易検査報告もあり。(2.16現)

熊本    累積報告で実施中。簡易検査報告もあり。(2.13現)


ランク A  ーーー ウイルス情報あり。

北海道   PCR検査報告実施中。(1.23現)

青森    PCR検査報告実施開始。(2.6現)

岩手    PCR検査報告j実施中。(1.31現)

宮城    PCR検査報告実施中。(1.23現)

新潟    PCR検査報告実施中。(1.23現)

埼玉    PCR検査報告実施中。(2.13現)

千葉    PCR検査報告実施中。(1.23現)

東京    PCR検査報告実施中。(1.21現)

神奈川   PCR検査報告、ようやくスタート。(2.13現)

山梨    PCR検査報告実施開始。(2.6現)

長野    PCR検査報告実施中。(1.18現)

三重    PCR検査報告実施中。(2.6現)
       エクセルのみでの情報公開は、マイクロソフトにやさしすぎる。

大阪    PCR検査報告実施中。(1.18現)

兵庫    PCR検査報告実施開始。(2.6現)

和歌山  PCR検査報告、ようやくスタート。(1。31現)

福井    PCR検査報告、ようやくスタート。(2.13現)

石川    PCR検査報告実施中。(1.31現)

鳥取    PCR検査再スタート。(2.6現)    

島根    PCR検査報告実施中。(1.18現)

広島    PCR検査報告実施中。(1.18現)    

愛媛    PCR検査報告実施中。(2.13現)

高知    PCR検査報告実施中。(1.18現)

福岡    PCR検査報告実施中。(2.6現)

佐賀    PCR検査報告実施中。(2.6現)

宮崎    PCR検査報告実施中。(2.6現)

沖縄    PCR検査報告実施中。(1.31現)


ランク Aー  ーーー ウイルス情報あり。ただし直近情報不明か情報不十分。

群馬    PCR検査報告実施中。(1.18現)

茨城    PCR検査、月別累積で実施中。(1.23現)

山口    PCR検査実施中。ただし情報が遅い。(1.18現)

長崎    PCR検査実施中。ただし情報が定性的。(1.23現)


ランク B+  ーーー ウイルス情報あるも管易検査結果のみで不十分

山形    簡易検査のみ情報あり。(1.31現)

福島    累積で実施中。ただし簡易検査のみ。(2.6現)

静岡    週報ファイルに簡易検査の情報あり。(2.6現)

岐阜    実施中 但し簡易検査のみのリアル タイム モニター。(1.31現)

岡山    リンク先にしか情報なし。一般向けになっていない。(1.31現)

香川    簡易検査のみ報告実施中。(1.18現)    


ランク B ーーー 定点情報あり。ウイルス情報なし。  

秋田    情報なし。(2.13現)

栃木    情報なし(1.23現)

京都    情報なし。(1.31現)

徳島    情報なし。(2.6現)

大分    情報なし。(2.13現)

鹿児島   情報なし(1.23現)


ランク C

ーーー

コメント

ランクA+とAは情報入手可     ーーーーー  29県

ランクA-とB+は不十分な情報入手可  ーーー 10県

ランクB、Cは情報入手不可       ーーーー   6県


 ・ウイルス サーベイランス実施状況推移(占有率%)
               52週    1週    2週   3週    4週   5週
ランク  A+&A      55    50    52    55    59    64
     Aー&B+     23    27    25    25    23    22
     B&C        23    23    23    20    18    13


神奈川、福井がようやくランクBからランクAに上がりました。

まだ合格点には程遠いですがようやくランクA&A+が6割を超えました。


厚生省がウイルス・サーベイランスにH5N1を加えないということは、今の日本の
状況でも「人への感染はありえない」と言っているのと同じですね。

それで人の感染者が発生し、なおかつ死亡例まで出た時には
いったいどうするつもりなのでしょうか?

厚生省、感染研、厚生大臣、総理大臣の責任は重いですね。


菅さん、「そういうことは疎いので。」というのなら、厚生大臣ともどももうお辞め下さい。

「危機管理」の本質がお分かりでないようですので、日本が不幸になるばかりです。


HPの隅の方に「まれに人に感染します。」と書いてあるだけの厚生省と感染研さん、
まるでどこかの悪徳商法並みのやり方です。

責任逃れの「アリバイ工作」と言われてもしかたありませんね。

マスコミへの「初期情報」のおかげでもう「人にはうつらない」事になっていますよ。

今からでも遅くありません、ちゃんとした「啓発キャンペーン」を行ったらいかがですか?

PS

今まで鳥インフルエンザのウイルス君が確認された場所(ホット スポット)

・現状・・・21県43カ所からH5N1検出あるいは、疑いあり。

北海道(稚内、浜中町)、島根(養鶏場、野鳥)、富山、鳥取、福島、
鹿児島(ツル公園、養鶏場)、宮崎(11カ所の養鶏場)、兵庫(野鳥)
愛知(養鶏場)、高知(野鳥)、長崎(野鳥、野鳥)、高知(野鳥)
大分(養鶏場、野鳥)、鳥取(野鳥2件目)、宮崎(野鳥)
山口(白鳥公園、野鳥)、福島(野鳥、2件目)
徳島、山形、大分(3か所)、兵庫(公園)、長崎(野鳥)
愛知(養鶏場)、栃木(野鳥)、和歌山(養鶏場)、三重(養鶏場)

今回、福島の野鳥はH5N1の感染が確認されました。


日本の野鳥環境の中に鳥インフル君が住み着きました。

野鳥の死骸を食べる食肉動物にも感染は広がっており、
日本の自然環境そのものにウイルス君が「住み着いた」模様です。


さて、ここでちょっとした計算をしましょう。

現状、疑い例をいれて43か所から感染例の報告がありました。

日本の国土の広さを考えて、人が鳥の感染を検出する確率を300分の1とします。

そうすると、43例に対しての母集団は12900件になります。


ピーク時点で12900羽の鳥が鳥インフルエンザに感染しているとして、はたして
このまま夏の暑さをのりこえれるかどうか、推定します。

新型インフルエンザでは、ピーク時に定点患者数190801人、夏のボトム時に
112人でしたので、これと同じくらいまでボトム時に減少するとします。

そうするとボトムでも7.6羽の鳥が感染していることになります。

これはどういうことかといいますと、「鳥インフル・ウイルス君は夏を乗り越える。」
もうちょっといいますと「日本に住み着いた」となります。

もっとも、京都の専門家の先生は「あと2~3か月で終息だ。」とのご意見ですので、
どちらの予報があたるでしょうか。

要注目ですね。


今年の夏を乗り越えた鳥インフル君は、冬になればシベリアからの増援部隊もあり
来年は今年にも増して鳥インフル君の天下になる、、、とこうなりますね。

環境省さん、農水省さん、そして眠りこんだままの厚生省さん、どうするつもりですか?

本気で対応するつもりなら、人用のH5N1ワクチンを手当しないといけません。


消費者庁は発言を聞いている限りは「生産者庁」になったようですので、
お好きにして下さい。

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・本日、患者数800万人超え、致死率は少し上昇です。

2011-02-16 01:01:19 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第50週(12月13日~19日)・全国平均が1.0人を超えて流行入り 
        ・・・・・       
 ・第 1週( 1月 3日~ 9日)・全国47都道府県が流行いり。     
 ・第 2週( 1月10日~16日)・26県が注意報発令レベル超え。     
 ・第 3週( 1月17日~23日)・13の県が警報、32の県が注意報レベル到達。    
                    ・10の県がピーク到達
 ・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
                    ・23の県がピーク到達
                    ・全国平均がピークに到達。
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)・16の県が警報、31の県が注意報レベル継続。     
 ・第 6週( 2月 7日~13日)    
 ・第 7週( 2月14日~20日)     ・・・・今週・・・・
        ・・・・・       
 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(2週移動平均)%
               52週    1週    2週   3週    4週   5週
   A(H1)pdm     73    82    87    83    78    72
   A(H3)         24    17    12    16    17    20
   B              3     1     1     1     5     8

 第5週も新型が減少傾向継続です。

 新型が72%に減少、A香港型は20%に増加です。

 B型は今回も増加して8%です。

 前シーズンのような「新型が季節性を駆逐する」パターンの再来かと思われましたが、
 ここにきてA香港型ばかりかB型もがんばりだしました。


 北海道は相変わらずA香港型が優勢ですが、新型も占有率30%程に増加しました。

 関東に山梨を加えたエリアでは、新型優勢ながらもA香港型がそれなりに
 拮抗しています。

 それ以外のエリアは全て新型が優勢です。

 北海道、神奈川、奈良は100件をこえるA香港型が検出されています。

 神奈川、富山、広島ではB型が目立ちます。

 ・定点状況推移(人)
               52週    1週    2週   3週    4週   5週
  2011年定点データ  2.30  5.06 12.09 26.41 31.88 28.93

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
  (ピーク到達)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人   (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
    2010年 ・・・・ 2011年
 ・第 3週( 1月17日~23日)    26.41人   130515人    149万人
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)    28.93人   143035人    155万人

 ・患者報告数の予報です。
  ・第 6週( 2月 7日~13日)    21.71人   107276人  119.3万人

  ・16日                      2.49人              13.7万人
  ・17日                      2.40人              13.2万人
  ・第 7週( 2月14日~20日)    16.81人    83075人   92.4万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)  805.9万人   
  (2010年第36週以降の合計です。)      
  内、新型インフルエンザの累積患者数      611.3万人

  新型インフルエンザの累積患者数     
  (2009年第28週以降の合計)
  本日終了時点                    2686.2万人  100人に21.1人

 ・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
  ・第 7週( 2月20日)                855.9万人  

・入院状況
 今シーズン(9月6日以降)
 ・重症化(合計)      262人( 2月 6日現在)    重症化率  0.0041%
 ・重症化(新型分)    160人( 2月 6日現在)    重症化率  0.0032%

 ・死亡(含む疑い例)    87人( 2月 6日現在)     致死率   0.0014%

 先シーズン最終報告(ほぼ新型インフルエンザのみの流行)
                                  累積患者数  2079.4万人
 ・重症化(合計)     1563人( 8月29日現在)    重症化率  0.0075%
 ・死亡(含む疑い例)   202人( 8月29日現在)     致死率   0.00097%

 今回は累積患者数が640万人程度ですので、重症化率、致死率ともに
 かなり信頼性のある値になってきていると思われます。

 重症化率(%) 
    52週     1週     2週     3週      4週     5週
  0.0035  0.0045  0.0065  0.0058  0.0035  0.0041

 致死率(%)
    52週     1週     2週     3週      4週     5週
  0.0023  0.0025  0.0020  0.0018  0.0011  0.0014

 第5週では重症化率、致死率ともに微増しました。

 累積患者数もそれなりの数になってきましたので、ほぼこのあたりが今シーズンの
 実績になるかと思われます。

       今シーズン(5週現在)       先シーズン
 重症化率・・・・0.0041%          0.0075%
 致死率・・・・・・0.0014%          0.00097%

 致死率が先シーズンよりも高めなのは、A香港型の影響だと思われます。

 新型インフルエンザよりもA香港型は高齢者にやさしくないでしょうから。


・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第 3週( 1月17日~23日) 24.91人   26.41人    -8.3%
 ・第 4週( 1月24日~30日) 50.05人   31.88人   +57.2%
 ・第 5週( 1月31日~ 6日) 29.91人   28.93人    +3.3%

 今回の定点合計報告数は143035人で、当ブログ予報は147796人でした。

 今回予報誤差は+3.3%になり、予報はドンピシャでした。

 ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±20.7%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は106万人程で、
 7割強新型と思われます。

 報告されているウイルス状況は季節性(A香港型とB型)が3割弱で、
 新型が7割強の「混合感染状況」は引き続き継続中のようです。

 A香港型は20%、B型は8%の占有率です。


 新型インフルの2009年の流行からの累積患者数は2686.2万人で、
 これまでに100人に21.1人が感染したことになります。

 そのうち未成年者は1856万人で、100人に76.3人が感染したことになります。

 成人は828万人で、100人に8.0人が感染したことになります。


PS

今まで鳥インフルエンザのウイルス君が確認された場所(ホット スポット)

・現状・・・14県31カ所からH5N1検出、疑い例12カ所

北海道(稚内、浜中町)、島根(養鶏場、野鳥)、富山、鳥取、福島、
鹿児島(ツル公園、養鶏場)、宮崎(11カ所の養鶏場)、兵庫(野鳥)
愛知(養鶏場)、高知(野鳥)、長崎(野鳥、野鳥)、高知(野鳥)
大分(養鶏場、野鳥)、鳥取(野鳥2件目)、宮崎(野鳥)
山口(白鳥公園、野鳥)

今回、栃木県で野鳥から疑い例が発生。

和歌山と三重の養鶏場でも疑い例が発生。

このところハヤブサさんが鳥インフル君でダメージを受けている記事が目立ちます。

猛禽類でしょうか。

そういえば、フクロウさんもいましたね。

食物連鎖でウイルス君が侵攻エリアを広げているようです。


そうそう、弱った野鳥は鳥インフル君感染の疑いがあります。

ハヤブサさんがたとえガラス窓にぶつかった為にけがをしたように見えても、
それも病気のせいで判断力がにぶったせいかもしれません。

くれぐれもブービートラップに引っかからないように、注意喚起が重要です。

「素手でつかんでダンボール箱に保護」では感染の可能性があり、危なすぎますね。


疑い例・・徳島、山形、大分(3か所)、福島、兵庫(公園)、長崎(野鳥)
      愛知(養鶏場)、栃木(野鳥)、和歌山(養鶏場)、三重(養鶏場)

結果は確定検査待ちです。
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・ボトム 10 ランキング、鳥インフル君は日本に住み着いたか?

2011-02-15 01:40:00 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第50週(12月13日~19日)・全国平均が1.0人を超えて流行入り 
        ・・・・・       
 ・第 1週( 1月 3日~ 9日)・全国47都道府県が流行いり。     
 ・第 2週( 1月10日~16日)・26県が注意報発令レベル超え。     
 ・第 3週( 1月17日~23日)・13の県が警報、32の県が注意報レベル到達。    
                    ・10の県がピーク到達
 ・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
                    ・23の県がピーク到達
                    ・全国平均がピークに到達。
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)・16の県が警報、31の県が注意報レベル継続。     
 ・第 6週( 2月 7日~13日)    
 ・第 7週( 2月14日~20日)     ・・・・今週・・・・
        ・・・・・       
 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(2週移動平均)%
               52週    1週    2週   3週    4週   5週
   A(H1)pdm     73    82    87    83    78    72
   A(H3)         24    17    12    16    17    20
   B              3     1     1     1     5     8

 第5週も新型が減少傾向継続です。

 新型が72%に減少、A香港型は20%に増加です。

 B型は今回も増加して8%です。

 前シーズンのような「新型が季節性を駆逐する」パターンの再来かと思われましたが、
 ここにきてA香港型ばかりかB型もがんばりだしました。


 北海道は相変わらずA香港型が優勢ですが、新型も占有率30%程に増加しました。

 関東に山梨を加えたエリアでは、新型優勢ながらもA香港型がそれなりに
 拮抗しています。

 それ以外のエリアは全て新型が優勢です。

 北海道、神奈川、奈良は100件をこえるA香港型が検出されています。

 神奈川、富山、広島ではB型が目立ちます。

 ・定点状況推移(人)
               52週    1週    2週   3週    4週   5週
  2011年定点データ  2.30  5.06 12.09 26.41 31.88 28.93

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
  (ピーク到達)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人   (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
    2010年 ・・・・ 2011年
 ・第 3週( 1月17日~23日)    26.41人   130515人    149万人
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)    28.93人   143035人    155万人

 ・患者報告数の予報です。
  ・第 6週( 2月 7日~13日)    21.71人   107276人  119.3万人

  ・14日                      2.66人              14.6万人
  ・15日                      2.57人              14.1万人
  ・第 7週( 2月14日~20日)    16.81人    83075人   92.4万人


 ・ボトム10 ランキング

            1月23日      1月30日      2月 6日

    38      石川          青森          大阪
    39      大阪          京都          奈良
    40      奈良          大阪          岩手
    41      高知          石川          山形
    42      北海道         奈良          島根
    43      愛媛          北海道         宮城
    44      秋田          香川          秋田
    45      和歌山         秋田          鳥取
    46      香川          徳島          青森
    47      徳島          和歌山         和歌山

 ・コメント

 45位  鳥取    14.97人
 46位  青森    14.74人
 47位  和歌山 13.66人

鳥取は11下げての45位です。

青森が8つ上げて46位です。

和歌山は2週連続の47位です。

ご常連は和歌山、奈良、大阪、秋田の4県です。

これは前の週から2県減少です。

定点ピーク到達とともにボトム10ランキングも順位の入れ替わりが大きくなって
きています。


・低位エリア

安定的に低位にいる県の推移です。
                  (安定的・・・3週間以上連続して下位30位以下)

          3週           4週           5週 
北海道エリア ーーー        北海道          北海道

東北エリア  ーーー         秋田           秋田、青森、岩手

関東エリア  ーーー         ーーー          ーーー

甲信エリア  新潟          ーーー          ーーー

東海エリア  三重          ーーー          ーーー          

北陸エリア  石川          石川           石川

近畿エリア  大阪、兵庫、和歌山 大阪、和歌山    大阪、和歌山
         京都、奈良      京都、奈良       京都、奈良

中国エリア  岡山、広島、     ーーー   、      ーーー

四国エリア  愛媛、高知、徳島  愛媛、高知、徳島   徳島
         香川           香川          

九州エリア  ーーー         ーーー         ーーー

沖縄エリア  ーーー         ーーー         ーーー

合計      14県          11県          10県

          3週           4週           5週 

コメント

香川、愛媛、高知、が抜け、青森、岩手が入りました。

北の地方の低位エリア入りが目立ってきました。

低位エリアを抜けた愛媛、香川、高知、は順位を上げており、
ピークの確認はこれからです。

他方、京都、奈良、大阪、和歌山、石川は低位エリアにありながらも
第4週にすでにピークを迎えています。

これらの県は低位エリアを抜けることはなく、このまま終息する可能性があります。

また新たに低位エリア入りした秋田、青森、岩手はピーク確認済ですが、北海道は
まだピークを確認していません。

他と比べてなかなか不思議な動きをしている北海道です。

PS

今まで鳥インフルエンザのウイルス君が確認された場所(ホット スポット)

・現状・・・14県31カ所からH5N1検出、疑い例9カ所

北海道(稚内、浜中町)、島根(養鶏場、野鳥)、富山、鳥取、福島、
鹿児島(ツル公園、養鶏場)、宮崎(11カ所の養鶏場)、兵庫(野鳥)
愛知(養鶏場)、高知(野鳥)、長崎(野鳥、野鳥)、高知(野鳥)
大分(養鶏場、野鳥)、鳥取(野鳥2件目)、宮崎(野鳥)
山口(白鳥公園、野鳥)

今回、長崎県で野鳥から疑い例が発生。

愛知の養鶏場でも疑い例発生です。

疑い例・・徳島、山形、大分(3か所)、福島、兵庫(公園)、長崎(野鳥)
      愛知(養鶏場)

結果は確定検査待ちです。

山口の野鳥からH5N1が検出、確定しました。


さて、ここでちょっとした計算をしましょう。

現状、疑い例をいれて25か所から野鳥の感染例の報告がありました。

日本の国土の広さを考えて、人が野鳥の死骸を検出する確率を333分の1とします。

そうすると、25例に対しての母集団は8325件になります。


ピーク時点で8000羽の野鳥が鳥インフルエンザに感染しているとして、はたして
このまま夏の暑さをのりこえれるかどうか、推定します。

新型インフルエンザでは、ピーク時に定点患者数190801人、夏のボトム時に
112人でしたので、これと同じくらいまでボトム時に減少するとします。

そうするとボトムでも4.7羽の野鳥が感染していることになります。

これはどういうことかといいますと、「鳥インフル・ウイルス君は夏を乗り越える。」
もうちょっといいますと「日本に住み着いた」となります。


今年の夏を乗り越えた鳥インフル君は、冬になればシベリアからの増援部隊もあり
来年は今年にも増して鳥インフル君の天下になる、、、とこうなりますね。

環境省さん、農水省さん、そして眠りこんだままの厚生省さん、どうするつもりですか?

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・次回第6週の予報は定点21.71人です。

2011-02-14 01:53:45 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第50週(12月13日~19日)・全国平均が1.0人を超えて流行入り 
        ・・・・・       
 ・第 1週( 1月 3日~ 9日)・全国47都道府県が流行いり。     
 ・第 2週( 1月10日~16日)・26県が注意報発令レベル超え。     
 ・第 3週( 1月17日~23日)・13の県が警報、32の県が注意報レベル到達。    
                    ・10の県がピーク到達
 ・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
                    ・23の県がピーク到達
                    ・全国平均がピークに到達。
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)・16の県が警報、31の県が注意報レベル継続。     
 ・第 6週( 2月 7日~13日)    
 ・第 7週( 2月14日~20日)     ・・・・今週・・・・
        ・・・・・       
 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(2週移動平均)%
               52週    1週    2週   3週    4週   5週
   A(H1)pdm     73    82    87    83    78    72
   A(H3)         24    17    12    16    17    20
   B              3     1     1     1     5     8

 第5週も新型が減少傾向継続です。

 新型が72%に減少、A香港型は20%に増加です。

 B型は今回も増加して8%です。

 前シーズンのような「新型が季節性を駆逐する」パターンの再来かと思われましたが、
 ここにきてA香港型ばかりかB型もがんばりだしました。


 北海道は相変わらずA香港型が優勢ですが、新型も占有率30%程に増加しました。

 関東に山梨を加えたエリアでは、新型優勢ながらもA香港型がそれなりに
 拮抗しています。

 それ以外のエリアは全て新型が優勢です。

 北海道、神奈川、奈良は100件をこえるA香港型が検出されています。

 神奈川、富山、広島ではB型が目立ちます。

 ・定点状況推移(人)
               52週    1週    2週   3週    4週   5週
  2011年定点データ  2.30  5.06 12.09 26.41 31.88 28.93

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
  (ピーク到達)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人   (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
    2010年 ・・・・ 2011年
 ・第 3週( 1月17日~23日)    26.41人   130515人    149万人
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)    28.93人   143035人    155万人

 ・患者報告数の予報です。
  ・第 6週( 2月 7日~13日)    21.71人   107276人  119.3万人

  ・14日                      2.66人              14.6万人
  ・15日                      2.57人              14.1万人
  ・第 7週( 2月14日~20日)    16.81人    83075人   92.4万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)  778.1万人   
  (2010年第36週以降の合計です。)      
  内、新型インフルエンザの累積患者数      592.3万人

  新型インフルエンザの累積患者数     
  (2009年第28週以降の合計)
  本日終了時点                    2667.2万人  100人に20.9人

 ・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
  ・第 7週( 2月20日)                817.4万人  

・入院状況
 今シーズン(9月6日以降)
 ・重症化(合計)      184人( 1月30日現在)    重症化率  0.0035%
 ・重症化(新型分)    110人( 1月30日現在)    重症化率  0.0026%

 ・死亡(含む疑い例)    57人( 1月30日現在)     致死率   0.0011%

 先シーズン最終報告(ほぼ新型インフルエンザのみの流行)
                                  累積患者数  2079.4万人
 ・重症化(合計)     1563人( 8月29日現在)    重症化率  0.0075%
 ・死亡(含む疑い例)   202人( 8月29日現在)     致死率   0.00097%

 今回は累積患者数が500万人程度ですので、重症化率、致死率ともに
 かなり信頼性のある値になってきていると思われます。

 ただし、流行しているウイルス君がA香港型優位から新型優位に
 移ってきていますので話はその分複雑になりますが。

 重症化率(%) 
    51週    52週     1週     2週      3週     4週
  0.0043  0.0035  0.0045  0.0065  0.0058  0.0035

 致死率(%)
    51週    52週     1週     2週      3週     4週
  0.0043  0.0023  0.0025  0.0020  0.0018  0.0011

 第4週では重症化率が先シーズンと比較して、ずいぶんと低くなりました。

 医療現場の皆さんの学習効果のたまものでしょうか。

 致死率は患者数の増加に従って下降し、先シーズン並になってきました。

 1月27日現在の超過死亡を見ても、特筆するほどの増加は認められませんので
 これも含めて死亡率も先シーズン並というところでしょうか。

・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第 3週( 1月17日~23日) 24.91人   26.41人    -8.3%
 ・第 4週( 1月24日~30日) 50.05人   31.88人   +57.2%
 ・第 5週( 1月31日~ 6日) 29.91人   28.93人    +3.3%

 今回の定点合計報告数は143035人で、当ブログ予報は147796人でした。

 今回予報誤差は+3.3%になり、予報はドンピシャでした。

 ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±20.7%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は112万人程で、
 7割強新型と思われます。

 報告されているウイルス状況は季節性(A香港型とB型)が3割弱で、
 新型が7割強の「混合感染状況」は引き続き継続中のようです。

 A香港型は20%、B型は8%の占有率です。


 新型インフルの2009年の流行からの累積患者数は2667.2万人で、
 これまでに100人に20.9人が感染したことになります。

 そのうち未成年者は1843万人で、100人に75.8人が感染したことになります。

 成人は822万人で、100人に8.0人が感染したことになります。

PS

今まで鳥インフルエンザのウイルス君が確認された場所(ホット スポット)

・現状・・・13県29カ所からH5N1検出、疑い例9カ所

北海道(稚内、浜中町)、島根(養鶏場、野鳥)、富山、鳥取、福島、
鹿児島(ツル公園、養鶏場)、宮崎(11カ所の養鶏場)、兵庫(野鳥)
愛知(養鶏場)、高知(野鳥)、長崎(野鳥、野鳥)、高知(野鳥)
大分(養鶏場、野鳥)、鳥取(野鳥2件目)、宮崎(野鳥)

大分県でさらに別の野鳥から疑い例が発生。

疑い例・・徳島、山口、山形、大分(3か所)、福島、兵庫(公園)

結果は確定検査待ちです。

大分と宮崎の野鳥、それぞれからH5N1が確認、確定しました。

PPS

菅さんところも終わりが見えてきたような印象です。

お話を聞いていてもどうにも腑に落ちない、腹におさまりません。

自分の言っていること、やっている事は「正しい事」だという思い込みが強すぎる
のでしょうねえ。

自分が「正しい」と言う人は、「あなたは間違っている」と言っているのと同じこと。

野党ならそれで済んだかもしれませんが、一国の総理はそれでは済みません。

部長と社長の違いですね。


それに、どれだけ話をきいても与謝野さんを起用した「大義」もわかりません。

能力や知識よりも、誠実やら皆の意見を聴くことやらの方が窓際日記には
大切な事のように思えますので、、、。

与謝野さんは、自分の思いどおりに行動しているだけで、菅さんも似たようなもの
ですね。

そうすると、似た者同士ですか。

似た者同士や仲間うちというのは、判断が偏ります。


でも、そんなことももはや「馬の耳になんとか」ですか。

総理のイスというのは怖いものですねえ、菅さん。

みなさん舞い上がっておかしくなられます。

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・トップ 10  ランキング、第4週は23の県がピークに到達しました。

2011-02-13 00:37:02 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第50週(12月13日~19日)・全国平均が1.0人を超えて流行入り 
        ・・・・・       
 ・第 1週( 1月 3日~ 9日)・全国47都道府県が流行いり。     
 ・第 2週( 1月10日~16日)・26県が注意報発令レベル超え。     
 ・第 3週( 1月17日~23日)・13の県が警報、32の県が注意報レベル到達。    
                    ・10の県がピーク到達
 ・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
                    ・23の県がピーク到達
                    ・全国平均がピークに到達。
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)・16の県が警報、31の県が注意報レベル継続。     
 ・第 6週( 2月 7日~13日)     ・・・・今週・・・・

 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(2週移動平均)%
               52週    1週    2週   3週    4週   5週
   A(H1)pdm     73    82    87    83    78    72
   A(H3)         24    17    12    16    17    20
   B              3     1     1     1     5     8

 第5週も新型が減少傾向継続です。

 新型が72%に減少、A香港型は20%に増加です。

 B型は今回も増加して8%です。

 前シーズンのような「新型が季節性を駆逐する」パターンの再来かと思われましたが、
 ここにきてA香港型ばかりかB型もがんばりだしました。


 北海道は相変わらずA香港型が優勢ですが、新型も占有率30%程に増加しました。

 関東に山梨を加えたエリアでは、新型優勢ながらもA香港型がそれなりに
 拮抗しています。

 それ以外のエリアは全て新型が優勢です。

 北海道、神奈川、奈良は100件をこえるA香港型が検出されています。

 神奈川、富山、広島ではB型が目立ちます。


 ・定点状況推移(人)
               52週    1週    2週   3週    4週   5週
  2011年定点データ  2.30  5.06 12.09 26.41 31.88 28.93

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
  (ピーク到達)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人   (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
    2010年 ・・・・ 2011年
 ・第 3週( 1月17日~23日)    26.41人   130515人    149万人
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)    28.93人   143035人    155万人

 ・患者報告数の予報です。

  ・12日                      3.97人              22.4万人
  ・13日                      3.93人              22.2万人
  ・第 6週( 2月 7日~13日)    28.24人   139567人  159.4万人

 ・定点あたり報告数の順位(トップ10)

            1月23日      1月30日      2月 6日

     1      宮崎           宮崎          長崎
     2      沖縄          長崎          宮崎
     3      福岡          福岡          群馬
     4      佐賀          佐賀          福岡
     5      長崎          群馬          富山
     6      大分          大分          愛知
     7      鹿児島         埼玉          神奈川
     8      熊本          沖縄          埼玉 
     9      群馬          鹿児島         新潟
    10      千葉          熊本          大分
            
・コメント
                      参考・先シーズンのピーク値
 1位  長崎   44.13人         59.14人
 2位  宮崎   42.28人         69.08人
 3位  群馬   41.22人         42.80人
  ・・・
 10位 大分   33.31人          77.21人

 1位は長崎で2位から上昇です。

 2位は宮崎で1位から降下です。

 3位の群馬は5位からの上昇です。


 1位から16位までが定点30人超えで、警報発令レベルです。

 17位から47位(最下位)までが定点10人超えで、注意報発令レベルです。

 宮崎、福岡、長崎、大分、群馬、の5県がご常連です。

 まえの週よりも3県の減少で、トップ10の入れ替わりを現しています。


 参考までに第4週までのピーク値トップ5と先シーズン トップ5

 今シーズン トップ5(第5週現在)     先シーズン トップ5
 1位  宮崎   64.49人         福井   95.44人
 2位  長崎   56.61人         大分   77.21人
 3位  福岡   48.97人         宮崎   69.08人
 4位  佐賀   48.44人         石川   65.02人
 5位  群馬   45.30人         山口   64.31人

 どうやら各県あたりのピーク値も先シーズンよりは低い模様です。


 ピークに到達したと思われる県

 第3週  宮崎、福岡、佐賀、大分、沖縄、福島、山形、宮城、鳥取、島根

 第4週  群馬、長崎、神奈川、埼玉、千葉、鹿児島、長野、福井、熊本、東京、
       兵庫、山梨、岐阜、栃木、茨城、京都、石川、大坂、奈良、岩手、秋田、
       青森、和歌山

・高位エリア

恒常的に高位にいる県の推移状況
             (恒常的に高位・・・3週間以上連続して15位以内)

          3週           4週           5週 

北海道エリア ーーー        ーーー           ーーー

東北エリア  福島、山形      ーーー          ーーー

関東エリア  埼玉、群馬、千葉  埼玉、群馬、千葉   埼玉、群馬、千葉  

甲信エリア  ーーー        ーーー           ーーー  

北陸エリア  ーーー        ーーー           富山

東海エリア  ーーー        ーーー           ーーー

近畿エリア  ーーー        ーーー           ーーー

中国エリア  ーーー        ーーー            ーーー 

四国エリア  ーーー        ーーー           ーーー  

九州エリア 佐賀、長崎、鹿児島  佐賀、長崎、鹿児島 佐賀、長崎、鹿児島
        福岡、宮崎       福岡、宮崎、大分   福岡、宮崎、大分
                      熊本             

沖縄エリア  沖縄          沖縄           ーーー

合計      11県          11県          10県

          3週           4週           5週 

コメント

高位エリアは前回より1県減少の10県です。

沖縄、熊本が抜けて、富山が入りました。

相変わらずの真ん中が無いパターン継続です。


北海道に続いて沖縄も高位エリアから姿を消しました。

但し、沖縄はすでに第3週でピークをつけていますが、北海道は流行1番乗りなのに
まだピークを確認していません。

先シーズンは沖縄が流行1番乗りでしたが、その後の動きがピークを3回つけるなど
他の県とくらべて特異的でした。

今シーズンは北海道が流行1番乗りで、やっぱり動きが変です。

どうも流行1番乗りは動きが特異的になる傾向があるのでしょうかねえ。

PS

今まで鳥インフルエンザのウイルス君が確認された場所(ホット スポット)

・現状・・・13県27カ所からH5N1検出、疑い例9カ所

北海道(稚内、浜中町)、島根(養鶏場、野鳥)、富山、鳥取、福島、
鹿児島(ツル公園、養鶏場)、宮崎(11カ所の養鶏場)、兵庫(野鳥)
愛知(養鶏場)、高知(野鳥)、長崎(野鳥、野鳥)、高知(野鳥)
大分(養鶏場)、鳥取(野鳥2件目)

大分県でさらに別の野鳥から、宮崎でも野鳥から疑い例が発生。

兵庫県では公園で飼育の鳥が疑い例。

疑い例・・徳島、山口、山形、大分(3か所)、福島、兵庫(公園)
      宮崎(野鳥)

結果は確定検査待ちです。


日本の野鳥環境の中に鳥インフル君が住み着きました。

野鳥の死骸を食べる食肉動物にも感染は広がっており、
日本の自然環境そのものにウイルス君が「住み着いた」模様です。


次の段階は、家畜の中に鳥インフル君が侵入してくることですね。

養鶏場にはすでに15か所、侵入しています。

恐ろしいのが、養豚場です。

ここに侵入して、H1N1と遺伝子の交雑をおこすとやっかいな事になります。

その意味では、農水省は養豚業会と連携して豚さんのウイルス サーベイランスを
そろそろ始めるタイミングでしょう。

「養鶏場には鳥インフル・ウイルス君は侵入しても、養豚場には侵入できない。」
というのは根拠が無く、楽観的すぎますね。

問題は「感染したブタさんの取扱」ですね。

それもからんでか、アメリカでも当局と養豚業会の間の調整で苦労しているようです。


「鳥インフルエンザが人には感染しない」という当局の発表とNHKのニュースは
正確ではありません。

動物の死骸やら糞などには触らないことが基本です。

山歩き、河原あそび、緑地公園、野鳥公園、動物園などでは
注意レベルをひとつあげる必要があります。


政府がやっている「熱さえ通せば何でも安全」キャンペーンには疑問が残ります。

鳥インフル・ウイルス君が混入している疑いのあるものは、「食用」には適しません。

廃棄処分とするのが妥当なところでしょうか。

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・第4週がピーク(予報ヒット)、第5週は定点28.93人でした。

2011-02-12 01:15:32 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第50週(12月13日~19日)・全国平均が1.0人を超えて流行入り 
        ・・・・・       
 ・第 1週( 1月 3日~ 9日)・全国47都道府県が流行いり。     
 ・第 2週( 1月10日~16日)・26県が注意報発令レベル超え。     
 ・第 3週( 1月17日~23日)・13の県が警報、32の県が注意報レベル到達。    
                    ・10の県がピーク到達
 ・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
                    ・全国平均がピークに到達。
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)     
 ・第 6週( 2月 7日~13日)     ・・・・今週・・・・

 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(2週移動平均)%
               52週    1週    2週   3週    4週   5週
   A(H1)pdm     73    82    87    83    78    72
   A(H3)         24    17    12    16    17    20
   B              3     1     1     1     5     8

 第5週も新型が減少傾向継続です。

 新型が72%に減少、A香港型は20%に増加です。

 B型は今回も増加して8%です。

 前シーズンのような「新型が季節性を駆逐する」パターンの再来かと思われましたが、
 ここにきてA香港型ばかりかB型もがんばりだしました。


 北海道は相変わらずA香港型が優勢ですが、新型も占有率30%程に増加しました。

 関東に山梨を加えたエリアでは、新型優勢ながらもA香港型がそれなりに
 拮抗しています。

 それ以外のエリアは全て新型が優勢です。

 北海道、神奈川、奈良は100件をこえるA香港型が検出されています。

 神奈川、富山、広島ではB型が目立ちます。


 ・定点状況推移(人)
               52週    1週    2週   3週    4週   5週
  2011年定点データ  2.30  5.06 12.09 26.41 31.88 28.93

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
  (ピーク到達)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人   (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
    2010年 ・・・・ 2011年
 ・第 3週( 1月17日~23日)    26.41人   130515人    149万人
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)    28.93人   143035人   (160万人)

 ・患者報告数の予報です。

  ・12日                      3.97人              22.4万人
  ・13日                      3.93人              22.2万人
  ・第 6週( 2月 7日~13日)    28.24人   139567人  159.4万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)  795.2万人   
  (2010年第36週以降の合計です。)      
  内、新型インフルエンザの累積患者数      623.5万人

  新型インフルエンザの累積患者数     
  (2009年第28週以降の合計)
  本日終了時点                    2698.4万人  100人に21.1人

 ・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
  ・第 6週( 2月13日)                817.4万人  

・入院状況
 今シーズン(9月6日以降)
 ・重症化(合計)      184人( 1月30日現在)    重症化率  0.0035%
 ・重症化(新型分)    110人( 1月30日現在)    重症化率  0.0026%

 ・死亡(含む疑い例)    57人( 1月30日現在)     致死率   0.0011%

 先シーズン最終報告(ほぼ新型インフルエンザのみの流行)
                                  累積患者数  2079.4万人
 ・重症化(合計)     1563人( 8月29日現在)    重症化率  0.0075%
 ・死亡(含む疑い例)   202人( 8月29日現在)     致死率   0.00097%

 今回は累積患者数が500万人程度ですので、重症化率、致死率ともに
 かなり信頼性のある値になってきていると思われます。

 ただし、流行しているウイルス君がA香港型優位から新型優位に
 移ってきていますので話はその分複雑になりますが。

 重症化率(%) 
    51週    52週     1週     2週      3週     4週
  0.0043  0.0035  0.0045  0.0065  0.0058  0.0035

 致死率(%)
    51週    52週     1週     2週      3週     4週
  0.0043  0.0023  0.0025  0.0020  0.0018  0.0011

 第4週では重症化率が先シーズンと比較して、ずいぶんと低くなりました。

 医療現場の皆さんの学習効果のたまものでしょうか。

 致死率は患者数の増加に従って下降し、先シーズン並になってきました。

 1月27日現在の超過死亡を見ても、特筆するほどの増加は認められませんので
 これも含めて死亡率も先シーズン並というところでしょうか。

・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第 3週( 1月17日~23日) 24.91人   26.41人    -8.3%
 ・第 4週( 1月24日~30日) 50.05人   31.88人   +57.2%
 ・第 5週( 1月31日~ 6日) 29.91人   28.93人    +3.3%

 今回の定点合計報告数は143035人で、当ブログ予報は147796人でした。

 今回予報誤差は+3.3%になり、予報はドンピシャでした。

 ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±20.7%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は159万人程で、
 7割強新型と思われます。

 報告されているウイルス状況は季節性(A香港型とB型)が3割弱で、
 新型が7割強の「混合感染状況」は引き続き継続中のようです。

 A香港型は20%、B型は8%の占有率です。


 新型インフルの2009年の流行からの累積患者数は2698.4万人で、
 これまでに100人に21.1人が感染したことになります。

 そのうち未成年者は1864.7万人で、100人に76.6人が感染したことになります。

 成人は831万人で、100人に8.0人が感染したことになります。


 第4週のピーク予報と第5週の定点人数と2つ続けての予報のヒットに気をよく
 している窓際日記です。

 まあ、たまにはこんなこともあってもいいでしょう。


 新型インフルエンザの初回の流行時には、ウイルス君は新たなエリアに感染を
 広げながらのピーク到達でした。

 今回はもうすでにエリア侵略は終わっていますので、単にピークに到達すれば
 いいことになります。

 ですから初回よりも定点1人を超えてからのピーク到達が早かったのですね。

 そしてその分今シーズンの合計患者数は少なくなり、ほぼ先シーズンの
 半分程度の1000万人ほどかと思われます。

 第2波が軽く済みそうでよかったですね、「第2波」がお好きな専門家のみなさん。

PS

今まで鳥インフルエンザのウイルス君が確認された場所(ホット スポット)

・現状・・・13県27カ所からH5N1検出、疑い例5カ所

北海道(稚内、浜中町)、島根(養鶏場、野鳥)、富山、鳥取、福島、
鹿児島(ツル公園、養鶏場)、宮崎(11カ所の養鶏場)、兵庫(野鳥)
愛知(養鶏場)、高知(野鳥)、長崎(野鳥、野鳥)、高知(野鳥)
大分(養鶏場)、鳥取(野鳥2件目)

福島県でも野鳥から疑い例が発生。

疑い例・・徳島、山口、山形、大分(2か所)、福島

結果は確定検査待ちです。


日本の野鳥環境の中に鳥インフル君が住み着きました。

野鳥の死骸を食べる食肉動物にも感染は広がっており、
日本の自然環境そのものにウイルス君が「住み着いた」模様です。


次の段階は、家畜の中に鳥インフル君が侵入してくることですね。

養鶏場にはすでに15か所、侵入しています。

恐ろしいのが、養豚場です。

ここに侵入して、H1N1と遺伝子の交雑をおこすとやっかいな事になります。

その意味では、農水省は養豚業会と連携して豚さんのウイルス サーベイランスを
そろそろ始めるタイミングでしょう。

「養鶏場には鳥インフル・ウイルス君は侵入しても、養豚場には侵入できない。」
というのは根拠が無く、楽観的すぎますね。


「鳥インフルエンザが人には感染しない」という当局の発表とNHKのニュースは
正確ではありません。

動物の死骸やら糞などには触らないことが基本です。

山歩き、河原あそび、緑地公園、野鳥公園、動物園などでは
注意レベルをひとつあげる必要があります。


政府がやっている「熱さえ通せば何でも安全」キャンペーンには疑問が残ります。

鳥インフル・ウイルス君が混入している疑いのあるものは、「食用」には適しません。

廃棄処分とするのが妥当なところでしょうか。
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・今シーズンの新型インフルエンザの患者数600万人超え

2011-02-11 00:31:45 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第50週(12月13日~19日)・全国平均が1.0人を超えて流行入り 
        ・・・・・       
 ・第 1週( 1月 3日~ 9日)・全国47都道府県が流行いり。     
 ・第 2週( 1月10日~16日)・26県が注意報発令レベル超え。     
 ・第 3週( 1月17日~23日)・13の県が警報、32の県が注意報レベル到達。    
                    ・10の県がピーク到達
 ・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
                    ・ピークに到達した可能性があります。
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)     
 ・第 6週( 2月 7日~13日)     ・・・・今週・・・・
         ・・・・・       
  ・・・ピーク予報・・・
 ・第4週がピークだった模様です。
 ・確認は第5週の報告待ちになります。 

 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(2週移動平均)%
               51週   52週    1週   2週    3週   4週
   A(H1)pdm     66    73    82    87    83    78
   A(H3)         32    24    17    12    16    17
   B              2     3     1     1     1     5

 第4週も新型が減少傾向継続です。

 新型が78%に減少、A香港型は17%に増加です。

 B型は今回は5%に増加です。

 前シーズンのような「新型が季節性を駆逐する」パターンの再来かと思われましたが、
 ここにきてA香港型ばかりかB型もがんばりだしました。


 北海道は相変わらずA香港型が優勢ですが、新型も占有率25%程に増加しました。

 関東と九州が新型優勢ながらもA香港型がそれなりに拮抗しています。

 それ以外のエリアは全て新型が優勢です。

 神奈川、富山、広島ではB型が目立ちます。


 ・定点状況推移(人)
               51週   52週    1週   2週    3週   4週
  2010年定点データ  2.06  2.30  5.06 12.09 26.41 31.88

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
  (ピーク到達)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人   (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
    2010年 ・・・・ 2011年
 ・第 2週( 1月10日~16日)    12.09人    59832人     78万人
 ・第 3週( 1月17日~23日)    26.41人   130515人    149万人
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人

 ・患者報告数の予報です。
  ・第 5週( 1月31日~ 6日)    29.91人   147796人  168.8万人

  ・11日                      4.00人              22.6万人
  ・12日                      3.97人              22.4万人
  ・第 6週( 2月 7日~13日)    28.24人   139567人  159.4万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)  773.0万人   
  (2010年第36週以降の合計です。)      
  内、新型インフルエンザの累積患者数      605.8万人

  新型インフルエンザの累積患者数     
  (2009年第28週以降の合計)
  本日終了時点                    2680.7万人  100人に21.0人

 ・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
  ・第 6週( 2月13日)                817.4万人  

・入院状況
 今シーズン(9月6日以降)
 ・重症化(合計)      184人( 1月30日現在)    重症化率  0.0035%
 ・重症化(新型分)    110人( 1月30日現在)    重症化率  0.0026%

 ・死亡(含む疑い例)    57人( 1月30日現在)     致死率   0.0011%

 先シーズン最終報告(ほぼ新型インフルエンザのみの流行)
                                  累積患者数  2079.4万人
 ・重症化(合計)     1563人( 8月29日現在)    重症化率  0.0075%
 ・死亡(含む疑い例)   202人( 8月29日現在)     致死率   0.00097%

 今回は累積患者数が500万人程度ですので、重症化率、致死率ともに
 かなり信頼性のある値になってきていると思われます。

 ただし、流行しているウイルス君がA香港型優位から新型優位に
 移ってきていますので話はその分複雑になりますが。

 重症化率(%) 
    51週    52週     1週     2週      3週     4週
  0.0043  0.0035  0.0045  0.0065  0.0058  0.0035

 致死率(%)
    51週    52週     1週     2週      3週     4週
  0.0043  0.0023  0.0025  0.0020  0.0018  0.0011

 第4週では重症化率が先シーズンと比較して、ずいぶんと低くなりました。

 医療現場の皆さんの学習効果のたまものでしょうか。

 致死率は患者数の増加に従って下降し、先シーズン並になってきました。

 1月27日現在の超過死亡を見ても、特筆するほどの増加は認められませんので
 これも含めて死亡率も先シーズン並というところでしょうか。

・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第 2週( 1月10日~16日)  8.40人   12.09人   -32.6%
 ・第 3週( 1月17日~23日) 24.91人   26.41人    -8.3%
 ・第 4週( 1月24日~30日) 50.05人   31.88人   +57.2%

 今回の定点合計報告数は157381人で、当ブログ予報は247350人でした。

 今回予報誤差は+57.2%になり、予報誤差範囲を超えました。

 ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±21.0%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は162万人程で、
 8割弱が新型と思われます。

 報告されているウイルス状況は季節性(A香港型とB型)が2割強で、
 新型が8割弱の「混合感染状況」は引き続き継続中のようです。

 A香港型は17%、B型は5%の占有率です。


 新型インフルの昨年の流行からの累積患者数は2680.7万人で、
 これまでに100人に21.0人が感染したことになります。

 そのうち未成年者は1852.5万人で、100人に76.1人が感染したことになります。

 成人は826万人で、100人に8.0人が感染したことになります。

PS

今まで鳥インフルエンザのウイルス君が確認された場所(ホット スポット)

・現状・・・13県27カ所からH5N1検出、疑い例4カ所

北海道(稚内、浜中町)、島根(養鶏場、野鳥)、富山、鳥取、福島、
鹿児島(ツル公園、養鶏場)、宮崎(11カ所の養鶏場)、兵庫(野鳥)
愛知(養鶏場)、高知(野鳥)、長崎(野鳥、野鳥)、高知(野鳥)
大分(養鶏場)、鳥取(野鳥2件目)

大分県でも野鳥から疑い例が発生していた模様です。

疑い例・・徳島、山口、山形、大分(2か所)

結果は確定検査待ちです。


山口の宇部の公園にいる野鳥400羽を処分するという。

これこそどれだけ効果があるのかわからない。

養鶏場なら、外部との遮断が可能でしょうけれど、公園みたいなオープンな状況では
もはや自然の中に住み着いたウイルス君の状況には、何の影響も与えないでしょう。

それでもきっと「法律に決められているから」、「効果が認められなくても」、2009年に
徒労に終わった「空港の水際対策」のように実行に移すのでしょうね。

御苦労さまなことですねえ。

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・ウイルス サーベイランス ランキング、

2011-02-10 00:51:59 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第50週(12月13日~19日)・全国平均が1.0人を超えて流行入り 
        ・・・・・       
 ・第 1週( 1月 3日~ 9日)・全国47都道府県が流行いり。     
 ・第 2週( 1月10日~16日)・26県が注意報発令レベル超え。     
 ・第 3週( 1月17日~23日)・13の県が警報、32の県が注意報レベル到達。    
                    ・10の県がピーク到達
 ・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
                    ・ピークに到達した可能性があります。
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)     
 ・第 6週( 2月 7日~13日)     ・・・・今週・・・・
         ・・・・・       
  ・・・ピーク予報・・・
 ・第4週がピークだった模様です。
 ・確認は第5週の報告待ちになります。 

 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(2週移動平均)%
               51週   52週    1週   2週    3週   4週
   A(H1)pdm     66    73    82    87    83    78
   A(H3)         32    24    17    12    16    17
   B              2     3     1     1     1     5

 第4週も新型が減少傾向継続です。

 新型が78%に減少、A香港型は17%に増加です。

 B型は今回は5%に増加です。

 前シーズンのような「新型が季節性を駆逐する」パターンの再来かと思われましたが、
 ここにきてA香港型ばかりかB型もがんばりだしました。


 北海道は相変わらずA香港型が優勢ですが、新型も占有率25%程に増加しました。

 関東と九州が新型優勢ながらもA香港型がそれなりに拮抗しています。

 それ以外のエリアは全て新型が優勢です。

 神奈川、富山、広島ではB型が目立ちます。


 ・定点状況推移(人)
               51週   52週    1週   2週    3週   4週
  2010年定点データ  2.06  2.30  5.06 12.09 26.41 31.88

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
  (ピーク到達)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人   (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
    2010年 ・・・・ 2011年
 ・第 2週( 1月10日~16日)    12.09人    59832人     78万人
 ・第 3週( 1月17日~23日)    26.41人   130515人    149万人
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人

 ・患者報告数の予報です。
  ・第 5週( 1月31日~ 6日)    29.91人   147796人  168.8万人

  ・ 9日                      4.07人              23.0万人
  ・10日                      4.03人              22.8万人
  ・第 6週( 2月 7日~13日)    28.24人   139567人  159.4万人


・ウイルス サーベイランス実施状況+HPのアクセス感評価
      (サーベイランス対象、AH1,AH1pdm、AH3、B)
      (そろそろH5N1もお仲間に入れるべきでしょう、厚生省さん。)

ランク A+ ーーー ランクAを超えて何か優れた点がある。

愛知    PCR検査、累積実施中。簡易検査報告あり。(1.18現)

熊本    累積報告で実施中。簡易検査報告もあり。(1.10現)


ランク A  ーーー ウイルス情報あり。

北海道   PCR検査報告実施中。(1.23現)

青森    PCR検査報告実施開始。(2.6現)

岩手    PCR検査報告j実施中。(1.31現)

宮城    PCR検査報告実施中。(1.23現)

新潟    PCR検査報告実施中。(1.23現)

埼玉    PCR検査報告実施中。(1.10現)

千葉    PCR検査報告実施中。(1.23現)

東京    PCR検査報告実施中。(1.21現)

山梨    PCR検査報告実施開始。(2.6現)

長野    PCR検査報告実施中。(1.18現)

三重    PCR検査報告実施中。(2.6現)
       エクセルのみでの情報公開は、マイクロソフトにやさしすぎる。

大阪    PCR検査報告実施中。(1.18現)

兵庫    PCR検査報告実施開始。(2.6現)

和歌山  PCR検査報告、ようやくスタート。(1。31現)

石川    PCR検査報告実施中。(1.31現)

鳥取    PCR検査再スタート。(2.6現)    

島根    PCR検査報告実施中。(1.18現)

広島    PCR検査報告実施中。(1.18現)    

愛媛    PCR検査報告実施中。(1.10現)

高知    PCR検査報告実施中。(1.18現)

福岡    PCR検査報告実施中。(2.6現)

佐賀    PCR検査報告実施中。(2.6現)

宮崎    PCR検査報告実施中。(2.6現)

沖縄    PCR検査報告実施中。(1.31現)


ランク Aー  ーーー ウイルス情報あり。ただし直近情報不明か情報不十分。

群馬    PCR検査報告実施中。(1.18現)

茨城    PCR検査、月別累積で実施中。(1.23現)

山口    PCR検査実施中。ただし情報が遅い。(1.18現)

長崎    PCR検査実施中。ただし情報が定性的。(1.23現)


ランク B+  ーーー ウイルス情報あるも管易検査結果のみで不十分

山形    簡易検査のみ情報あり。(1.31現)

福島    累積で実施中。ただし簡易検査のみ。(2.6現)

静岡    週報ファイルに簡易検査の情報あり。(2.6現)

岐阜    実施中 但し簡易検査のみのリアル タイム モニター。(1.31現)

岡山    リンク先にしか情報なし。一般向けになっていない。(1.31現)

香川    簡易検査のみ報告実施中。(1.18現)    


ランク B ーーー 定点情報あり。ウイルス情報なし。  

秋田    情報なし。(1.10現)

栃木    情報なし(1.23現)

神奈川   情報なし。HPが迷宮だ。(1.10現)

福井    3月25日以降情報なし(1.10現)   

京都    情報なし。(1.31現)

徳島    情報なし。(2.6現)

大分    4月で簡易検査の月別集計終了か。(1.10現)

鹿児島   情報なし(1.23現)


ランク C

ーーー

コメント

ランクA+とAは情報入手可     ーーーーー  26県

ランクA-とB+は不十分な情報入手可  ーーー 10県

ランクB、Cは情報入手不可       ーーーー   8県


 ・ウイルス サーベイランス実施状況推移(占有率%)
               51週   52週    1週   2週    3週   4週
ランク  A+&A      55    55    50    52    55    59
     Aー&B+     23    23    27    25    25    23
     B&C        23    23    23    23    20    18


青森がランクB+からランクAに上がりました。

兵庫がようやくランクBからランクAに上がりました。

まだ合格点には程遠いですがようやくランクA&A+が6割近くになってきました。

PS

今まで鳥インフルエンザのウイルス君が確認された場所(ホット スポット)

・現状・・・13県27カ所からH5N1検出、疑い例3カ所

北海道(稚内、浜中町)、島根(養鶏場、野鳥)、富山、鳥取、福島、
鹿児島(ツル公園、養鶏場)、宮崎(11カ所の養鶏場)、兵庫(野鳥)
愛知(養鶏場)、高知(野鳥)、長崎(野鳥、野鳥)、高知(野鳥)
大分(養鶏場)、鳥取(野鳥2件目)

今回徳島県でも野鳥から疑い例が発生です。

疑い例・・徳島、山口、山形

結果は確定検査待ちです。


完全に最悪シナリオの第1ステップを登りました。

日本の野鳥環境の中に鳥インフル君が住み着いた模様です。

野鳥の死骸を食べる食肉動物にも感染は広がっており、
日本の自然環境そのものにウイルス君が「住み着いた」模様です。


次の段階は、家畜の中に鳥インフル君が侵入してくることですね。

養鶏場にはすでに15か所、侵入しています。

恐ろしいのが、養豚場です。

ここに侵入して、H1N1と遺伝子の交雑をおこすとやっかいな事になります。

その意味では、農水省は養豚業会と連携して豚さんのウイルス サーベイランスを
そろそろ始めるタイミングでしょう。

「養鶏場には鳥インフル・ウイルス君は侵入しても、養豚場には侵入できない。」
というのは根拠が無く、楽観的すぎますね。

PPS

大相撲の八百長問題。

語源を調べてびっくりしましたが、それはのちほど。

ただ語源からして、この問題は根が深いでしょう、きっと。


はなれごま親分が「本場所が開催できないのは、歴史的にきわめてまれ」と
言ってました。

「きわめてまれ」なのは、「八百長が物的証拠をもって立証されたこと。」でしょう、
はなれごまさん。

けして「八百長がきわめてまれ」とはとても思えません。


いまの理事さん達の中にもきっと数人は「すねに傷」があるはずです。

そうすると、そのような理事さん達が「八百長はけしからん」というのも、裏の事情を
知っている力士からすれば、それこそ「けしからん」ということになりますね。

そんなこともあって、「携帯だせよ」と言われてもなかなか「はい、わかりました。」
とは言えないかもしれません。

「親方衆」もそんなところでしょうか。

「清く正しく美しい」力士像は「文部省のかいた絵空事」ではありませんか?


話変わりますが、驚いたことにはKDDIはお客のメールの記録を30日間、
サーバーに保管しているそうです。

こんな変な「郵便配達屋さん」は聞いたことがありません。

プライバシーの侵害になるのでは?

ちなみにドコモは「配達終了」で消去とのこと。

どちらが「まとも」なんでしょうねえ。


そうそう、八百長の語源でしたね。

明治時代の話です。

八百屋の長兵衛(ちょうべえ)さん、商売熱心で囲碁の上手。

お得意のお相撲さん相手の囲碁で「勝ちを譲った」そうです。

今でいう「接待ゴルフ」ならぬ「接待碁」ですね。

ね、相撲と八百長(八百屋の長兵衛さん)の「仲がいい」のは「根が深い」でしょう。

明治からの「伝統」ですよ、はなれごまさん。

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・第4週での致死率は先シーズン並に低下しました。

2011-02-09 00:41:02 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第50週(12月13日~19日)・全国平均が1.0人を超えて流行入り 
        ・・・・・       
 ・第 1週( 1月 3日~ 9日)・全国47都道府県が流行いり。     
 ・第 2週( 1月10日~16日)・26県が注意報発令レベル超え。     
 ・第 3週( 1月17日~23日)・13の県が警報、32の県が注意報レベル到達。    
                    ・10の県がピーク到達
 ・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
                    ・ピークに到達した可能性があります。
 ・第 5週( 1月31日~ 6日)     
 ・第 6週( 2月 7日~13日)     ・・・・今週・・・・
         ・・・・・       
  ・・・ピーク予報・・・
 ・第4週がピークだった模様です。
 ・確認は第5週の報告待ちになります。 

 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(2週移動平均)%
               51週   52週    1週   2週    3週   4週
   A(H1)pdm     66    73    82    87    83    78
   A(H3)         32    24    17    12    16    17
   B              2     3     1     1     1     5

 第4週も新型が減少傾向継続です。

 新型が78%に減少、A香港型は17%に増加です。

 B型は今回は5%に増加です。

 前シーズンのような「新型が季節性を駆逐する」パターンの再来かと思われましたが、
 ここにきてA香港型ばかりかB型もがんばりだしました。


 北海道は相変わらずA香港型が優勢ですが、新型も占有率25%程に増加しました。

 関東と九州が新型優勢ながらもA香港型がそれなりに拮抗しています。

 それ以外のエリアは全て新型が優勢です。

 神奈川、富山、広島ではB型が目立ちます。


 ・定点状況推移(人)
               51週   52週    1週   2週    3週   4週
  2010年定点データ  2.06  2.30  5.06 12.09 26.41 31.88

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
  (ピーク到達)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人   (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
    2010年 ・・・・ 2011年
 ・第 2週( 1月10日~16日)    12.09人    59832人     78万人
 ・第 3週( 1月17日~23日)    26.41人   130515人    149万人
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人

 ・患者報告数の予報です。
  ・第 5週( 1月31日~ 6日)    29.91人   147796人  168.8万人

  ・ 9日                      4.07人              23.0万人
  ・10日                      4.03人              22.8万人
  ・第 6週( 2月 7日~13日)    28.24人   139567人  159.4万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値)  727.6万人   
  (2010年第36週以降の合計です。)      
  内、新型インフルエンザの累積患者数      570.2万人

  新型インフルエンザの累積患者数     
  (2009年第28週以降の合計)
  本日終了時点                    2645.1万人  100人に20.7人

 ・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
  ・第 6週( 2月13日)                817.4万人  

・入院状況
 今シーズン(9月6日以降)
 ・重症化(合計)      184人( 1月30日現在)    重症化率  0.0035%
 ・重症化(新型分)    110人( 1月30日現在)    重症化率  0.0026%

 ・死亡(含む疑い例)    57人( 1月30日現在)     致死率   0.0011%

 先シーズン最終報告(ほぼ新型インフルエンザのみの流行)
                                  累積患者数  2079.4万人
 ・重症化(合計)     1563人( 8月29日現在)    重症化率  0.0075%
 ・死亡(含む疑い例)   202人( 8月29日現在)     致死率   0.00097%

 今回は累積患者数が500万人程度ですので、重症化率、致死率ともに
 かなり信頼性のある値になってきていると思われます。

 ただし、流行しているウイルス君がA香港型優位から新型優位に
 移ってきていますので話はその分複雑になりますが。

 重症化率(%) 
    51週    52週     1週     2週      3週     4週
  0.0043  0.0035  0.0045  0.0065  0.0058  0.0035

 致死率(%)
    51週    52週     1週     2週      3週     4週
  0.0043  0.0023  0.0025  0.0020  0.0018  0.0011

 第4週では重症化率が先シーズンと比較して、ずいぶんと低くなりました。

 医療現場の皆さんの学習効果のたまものでしょうか。

 致死率は患者数の増加に従って下降し、先シーズン並になってきました。

 1月27日現在の超過死亡を見ても、特筆するほどの増加は認められませんので
 これも含めて死亡率も先シーズン並というところでしょうか。

・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第 2週( 1月10日~16日)  8.40人   12.09人   -32.6%
 ・第 3週( 1月17日~23日) 24.91人   26.41人    -8.3%
 ・第 4週( 1月24日~30日) 50.05人   31.88人   +57.2%

 今回の定点合計報告数は157381人で、当ブログ予報は247350人でした。

 今回予報誤差は+57.2%になり、予報誤差範囲を超えました。

 ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±21.0%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は165万人程で、
 8割弱が新型と思われます。

 報告されているウイルス状況は季節性(A香港型とB型)が2割強で、
 新型が8割弱の「混合感染状況」は引き続き継続中のようです。

 A香港型は17%、B型は5%の占有率です。


 新型インフルの昨年の流行からの累積患者数は2645.1万人で、
 これまでに100人に20.7人が感染したことになります。

 そのうち未成年者は1828万人で、100人に75.1人が感染したことになります。

 成人は815万人で、100人に7.9人が感染したことになります。

PS

昨年はブタインフルエンザ(新型インフルエンザ)と口蹄疫。

今年は鳥インフルエンザと感染症の厄災が続いています。

状況を見ていますと現代社会が感染症に対して「弱いこと」がますます
はっきりとしてきます。

効率優先で大量飼育、高速輸送ではウイルス君の拡散速さも増すばかりですね。


自然環境に拡散してしまった「鳥インフル・ウイルス君」の事を考えると、
従来のような「大規模養鶏」は大きなリスクを持つことになります。

人に対しては、養豚場に侵入しつつあるウイルス君の方が「リスクが高い」でしょうね。


日本をとりまくウイルス君状況がこのようにダイナミックに変化してきています。

そうであるのに、旧来の法律やら行動計画やらで今後も対応してゆくとしたら、
またウイルス君にバカにされますよ、菅さん。

本当に人類に対して脅威になる「新型インフルエンザ」が日本発にならないことを
祈るばかりです。

PPS

今まで鳥インフルエンザのウイルス君が確認された場所(ホット スポット)

・現状・・・13県27カ所からH5N1検出、疑い例2カ所

北海道(稚内、浜中町)、島根(養鶏場、野鳥)、富山、鳥取、福島、
鹿児島(ツル公園、養鶏場)、宮崎(11カ所の養鶏場)、兵庫(野鳥)
愛知(養鶏場)、高知(野鳥)、長崎(野鳥、野鳥)、高知(野鳥)
大分(養鶏場)、鳥取(野鳥2件目)

今回、山口県に続いて山形でも野鳥から疑い例が発生です。

結果は確定検査待ちです。

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