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10万ドルあったら、イッサのクローンを依頼するか?

2022-01-04 10:45:40 | 日々の雑感

死んだペットが10万ドルでよみがえる(文字どおり) クローン犬誕生の現場に立ち会った【動画あり】

朝日新聞Glove(2018,7,1)

上はリンクしています。プチッとすれば、サイトに飛んで動画を見られます。記事のテキストについては一番下に転載しています。

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けっこうむかしの記事だが、昨年の秋頃にあれこれ検索をして読んでいるときに見つけた。

亡くなった愛猫イッサのことが、ふと頭をよぎった。

 

10万ドル(約1,100万円)あったら、あるいは用意できたら、私はイッサのクローンをお願いするだろうか?

お金さえあれば、実は可能。イッサのお髭を取ってあるので。

ゆっくり読んで考えたいと思って、保存しておいた。お正月に考えた。

結論をいうと「しない」「10万ドルあっても、しない」

理由は・・・なんかいやだ。命は限りあるモノ。これをあれこれできるのはSomething Greatだけ。だと私は思うから。

もちろん、イッサが旅立ったあと、私は毎日祈った。神様、イッサをかえして下さい、イッサが生まれ変わって返ってきてきますように、と。

しかし、これはクローンでの復活を願うのとは違う。

多分だが、イッサも自分のクローンって喜ばないだろう。やめてにゃ、というはず。

ミヤコはイッサの転生、あるいは魂の分霊と私は信じているが、この考え方が霊的な存在=人間のあり方って思う。

命が何でもコピーできて滅びないとなれば、それは一種の地獄だ。(と私は思う)

クローンで蘇るとなれば「今を共に生きる」ということをなおざりにしないか、「また、クローンでつくる」って。人間はそういうところのある生き物だ。

人間自身もそうだ、もう一度クローンで生き返ればいいし、とかって命を粗末にしないか。戦争だって、クローンがするわ、となればヤバいことになる。

ワタシ的には、地獄ホラーだ。

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記事によると「人間のクローンを頼んでくる人もいる」と書いてあるが・・すでに私はいる・・・活動中と考えている。

人間の欲と好奇心の暴走が動物のみで終わるわけない。人間は、蛇(サターン)に好奇心から誘惑されて間違いを犯し、神さまにエデンの園を追い出された者どもの子孫だ。

クローンとか

ムーンショット計画

※政府の公式ページにある、身体の束縛を離れて自由に生きる・・これは具体的・かつ極端に言うと身体が滅びても脳だけ電気刺激で生存し、さまざまな仕事をしたりお楽しみをする・・・ただもう要らないと電気刺激切られたら、永遠にさようならではあるが。

は人間の滅びを急速に加速させる気がする。

こんな神への冒涜を続けているととんでもない人類絶滅的災難が降りかかる・・・ような。

新年早々ではあるが、ホント、明るくない未来がみえてくる。

 

・・・・・・・転載記事(テキスト)は以下・・・・

 

王女の愛犬が複製された

「今から生まれるのは、ある国の王女の犬のクローンです」。韓国・ソウル市南西部にあるスアム生命工学研究院。手術服に身を包んだ代表の黄禹錫(ファン・ウソク)(65)が、台の上に仰向けに寝かされた母犬を前にそう説明した。手術室の外では、米国やタイから来たという見学者十数人がガラス越しに様子を眺めている。

帝王切開の要領で手術を始めて約4分。代理母である母犬の子宮から手のひらに乗るほど小さい黒い子犬2匹が取り上げられた。2人の助手が保育器の中で体をさすると、子犬たちは元気な声で鳴き始めた。助手たちは依頼主の王女に送るため、その姿をスマートフォンで写真と動画に収めた。

研究院では2006年からクローン技術で犬を複製している。2008年には本格的にビジネス化し、価格は1匹10万ドル(約1100万円)。依頼は、日本を含む世界中から来る。目的のほとんどは、死んだ愛犬を復活させることだ。

研究院は、複製したい犬の皮膚など組織を依頼者に送ってもらい、そこから体細胞を取り出す。その細胞を、核を取り除いた代理母犬の卵子と融合させて子宮に戻して着床させる。取材時に生まれたのは、一匹の犬の体細胞からできたチワワとマルチーズの掛け合わせで、もとの犬と全く同じ遺伝子を持つ。

研究院の3階には飼育室もあり、生まれたクローン犬たちは検疫を終えて依頼主のもとに送られるのを待つ。飼育担当者は、「育つ環境によって細かい違いは出てくるが、癖や性格はもとの犬とほぼ同じになる」と話す。依頼者からも「もとの犬と同じように動く」と喜ばれるという。 

死んだ命を蘇らせるかのようなビジネスには批判も絶えない。しかも黄は、ソウル大教授時代の2004、05年、米国の科学雑誌「サイエンス」に発表した論文が不正と認定されて職を追われた過去を持つ。2014年には研究費の流用や生命倫理法違反の罪に問われ、懲役1年6カ月、執行猶予2年の刑が確定している。

それでもこれまでに900匹以上のクローン犬が黄の手で生み出された。内外の公的機関から、嗅覚の優れた軍用犬や警察犬のクローン依頼も来る。優秀だった犬と同じ遺伝子を持つクローン犬の方が、再び軍用犬や警察犬になれる確率が高く、時間や費用を節約できるからだ。仁川国際空港では実際に研究院で生まれたクローン犬が薬物探知をしているという。黄は「クローン技術で、人がどれだけ幸せになれるか。実際に見れば、反対している人のほとんどが意見を変える」と批判に反論する。

哺乳類のクローン技術そのものは新しいものではない。1996年に英国でクローン羊「ドリー」が生まれた後、世界では研究が加速。牛や猫のクローンが次々と生まれた。スアム生命工学研究院も、基本的にはドリーに使ったものと同じ技術を用いている。

黄によると、一つの卵子でクローンを作れる確率は35%だが、複数の卵子を使って一度に同じクローン犬を数匹作ることで、成功率はほぼ100%になる。

法規制がほとんどない世界

クローン犬をビジネスにしているのは黄だけではない。死んだ愛犬のクローンを飼っていると今年2月に明かした米国の女優バーブラ・ストライサンドが依頼したのは、テキサス州の企業だった。スアム生命工学研究院によると、日本でも研究院と連携してビジネス化を目指す動きがあるという。ペットのクローンに関しては、法規制や国際的なコンセンサスがほとんどなく、動物愛護の観点から常に批判はあるものの、価格次第で市場が広がる可能性はある。

一方、ヒトのクローン研究は日本を始め各国で明確に禁じられている。それでも、常にクローン人間誕生への不安は消えない。中国の研究チームが1月、霊長類初となる2匹のサルのクローンに成功したと発表すると、懸念が再燃した。

「私たちは永遠に断固反対だ」。人間のクローンを作る可能性について尋ねると、黄は強く否定した。ただ同時にこんな実情も明かした。「著名人を始め、毎年のように人間のクローンを作って欲しいという依頼は来る」(宋光祐)


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