ホントは2日も連続する気持ちはなかったのだが…
5月5日、越後堀之内で途中下車して、湯沢までを買おうとしたら、越後湯沢だと途中下車はできないといわれ。
あらま。
1dayパスっていうのもあるんだけど、これ、ちっとも「越後」をカバーしていなくて、要するに新潟方面だけ。
そうしたら、2daysの方でも、湯沢往復で少し安いって言われて購入。
2740円なり。それで・・2日分を1日終わりはもったいないと、2日間で2カ寺、電車と歩きで参拝。
1日目
5月5日は快晴
越後堀之内から、3キロ弱の第13番弘誓寺(ぐぜいじ)
長元5年(1032)京都の醍醐寺の名僧海信阿闍梨が、巡錫の折、白山権現のお告げにより、この地で敬刻、醍醐寺第五世仁海僧正により開眼されたのが、この観世音菩薩である。
元中元年(1383)足利3代将軍義満公の奥方が、長子義持公ご誕生のとき、この観世音に安産祈願をされ、無事義持公が御誕生されたところから、「子安観音」といわれるようになった。
その後嵯峨御所より十万石の格式を与えられ、元禄14年に京都智積院の法流を相承し、常法談林所の免許をうけ、多くの聖経、寺宝、古文書を有している。
とまあ、古い歴史を持つお寺である。
お参りをして、境内の日陰で持参したおにぎりとフルーツ、チーズなどを食して出たのはいいが‥日よけにまいていたシルクのスカーフを観音様に進呈してきてしまいました、多分。気が付くと首になかったので。
このスカーフ、大事にしていたんですがね…縁の切れる時だったんでしょう。
これ、魚野川。
ほんとにきれいで気持ちよし。
次に向かうのは、魚野川を挟んで、対岸にある永林寺。
こちらは、越後のミケランジェロといわれる石川雲蝶(いしかわうんちょう)の彫り物があるお寺。
歩いて40分で着いた。
内部は撮影禁止
これは、外のもの。
雲蝶とは書いてなかったが、多分そう。
龍の顔つきや、くねり方が中のと同じ。
感想
越後のミケランジェロって言いすぎだと思うが…
天女(飛天)と龍、私は龍が好きだな。
問題は、この寺、いろいろと「主張」がお好きらしく、あちこちいろいろと「教え」が書いてあるわ、板碑ならぬコンクリート碑がたくさん。これはなあ…
駅まで戻って越後湯沢まで言って、ちょこっとお高めの日帰り温泉でも、と思っていたのが、車中で地震警報。
乗客の全スマホが「地震です。地震です」と言い出して、不謹慎だが、つい笑ってしまった。
もはや、私たち、どっぷり管理社会にいるんですねえ・・・
20分くらい止まっていたかな。
湯沢に着いたら、地震に弱いミヤコは心配だし、帰りも遅れるだろうし、湯沢は新宿みたいに混んでいるし、で駅前にある昔の銭湯のような公衆温泉にささっと入って、また電車へ。
案の定、当地着30分遅れで、駅は花火の時のように人であふれていた。
ミヤコは、玄関で待っていたようで、ドアを開けたらすりすりしてごろりして、なんか鳴いていましたわ。
★2日目 雨っぽいけど、10時29分の新潟行きの快速。新潟で羽越線乗り換え、佐々木下車。
大雨ではないので、傘をさして、小一時間歩いて。
29番宝積院(ほうしゃくいん)へ。
このあたりは、聖籠町(せいろうまち)で、サクランボ栽培で有名だ。
サクランボが実をつけていたけど、そのつき方にやや驚き。
上むいています、なんと前向きな。
サムランボも、稲じゃないけど、実ると垂れる果物なんだね。
田園地帯のど真ん中に緑濃いエリア、そこがお寺でした。境内にはキジがいて、ケンケンケンとよく鳴く。
「雉も鳴かずば撃たれまい」ってほんとです。
帰りはすぐ近くの「観音さまのお授け湯 ざぶーん」へ。
少し茶色がかった熱いお湯。
なんと、15時55分の電車が長岡へ直行するものだったので、それに乗車。
雨が大降りになったので、帰りの1時間は歩かずにタクシーでした。
ざぶーんのレストランにはややびっくり、ものすごく混んでいるのに、2時半閉店・5時再開ですって。
特例的に混んでいる日に、平常運転してどうすんの?
儲ける気、ないんだ!
とお昼、くいっぱぐれて、ひもじい思いして帰宅した私のうらみごとでした。
連休中、よく出歩きましたわ。
こんなに出歩いた連休は久しぶり。
最後に
残雪のある山、好きです。
女性の健康寿命は、76歳くらいまでらしい。
残り時間は少ない・・・・のかな。
今年は冬が来るまで電車に乗って、自然の中のちびちび歩きを楽しもうと思う。
ちなみに越後観音巡礼は、あと6か寺。
最後に、石川地震、お見舞い申し上げます。
珠洲市の皆さん
悲しくて、悔しいだろうと思う。
せめて、募金をさせていただこう。
直接、市か県にお送りします。赤十字は横抜きがすごいようで、信じられませんから。