国語塾長、情報集めて考えます・書きます的ブログ

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ちょこっと時事問題・・2020年度からの英語大学入学共通テスト

2019-11-19 19:43:36 | 日記
友人が、亡き塾猫イッサに似ていると送ってくれましたけど
ちびっと違うかな・・・でも気持ちがうれしくて・・・






当塾は、毎月の予定と共に、タイムリーな話題や季節のことばなどのお便り(もへじ便り)を配布しています。
そこに大学入学共通テストの英語について取り上げましたので、それを転載します。
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【ちょこっと、時事話題を】
2020年度から始まる大学入学共通テストで英語の民間検定試験が導入が延期になった。 いくつかの大きな問題点があったためだ。

その1)大学入試センターが「話すテスト」の一斉実施は困難として既存の民間試験(「GTEC・実はベネッセ」・「英検・実は旺文社」・「TOEFL・実は米ETS」などのこと)を利用することになり、受験生は高校3年の4~12月に、指定されたこれら複数の民間試験のなかから選んで受験する。
しかし、試験内容は異なるわけでどうやって公平に成績を比較するのか。
受験料を多く支払って回数をたくさん受けられる生徒、会場が近い都市部の生徒が有利になることは確か。

その2)志望校によって対応を変えねばならず受験生に負担。
民間試験を利用する大学入学共通テストを受験するのは現在の高校2年生からだが、受験は来年の4月から開始なのに試験会場も確定していなかった。

その3)利益を得る教育産業(会社)があることは確か。これは前々から他の教科分野でもあれこれあって、やっと話題にされているなと思っているのは私だけではないはず。
また受験時期の前倒しもあり、高校での英語教育が事実上民間試験対策になってしまう危険がある。
民間の実施団体(会社)は講習や参考書の購入を受験生に働きかける。
豊かな家庭の子どもほど有利になる構図に拍車がかかる可能性は否定できないというわけ。
::::
量的暗記の正確さを求めるマークシート式では、AI時代を迎えている時代にそぐわないと言うことは分かる。しかし、ではどういう力を,どういう形式で試験するのか、ということはもう少し時間をかけて詰めてもいいのではないか,と感じる。

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