2020年3月8日夕刻、末弟は去った。
午前11時頃に病院から連絡が入って、母を連れて駆けつけた。
説明を聞いて、いったん帰宅。
潮の満ち引き暦を見ると、大潮。
ああ‥逝く日なのかな、と。
午後からまた電話で、病院に行った。
コロナで面会お断り時期で、臨終を迎える患者家族のみが入れてもらえた頃。
母が到着するまでなんとか生きていて欲しかったので、バイタルサインを見つつ、彼の好きな歌を耳元で歌い、いろいろな思い出を話した。
16時過ぎ、母到着。
17時過ぎにはっきりと「お迎えさん(上の弟や父)」来ていると感じたので弟にいった。
ついて行きなさい。楽ちん(実家で飼っていたワンコ)まで来ているよ、またお前と遊べるんで喜んでいるよ、お前は悪いことは何もしていない、だからいいところにいける、大丈夫、心配しないで逝きなさい。
すぐにバイタルサインはフラットになった。
耳は最後まで聞こえててかなり理性的判断をできるっていうのは、ホントだと思う。
今日は、10時半からお寺さんの月経(当地では、1番新しい仏さんの日‥うちは末弟・・に毎月おいでになる)
「今日はイクオの命日です」
といったら、そうですねえ、といわれて、お経もいつもより長かったような・・・
母も、いつもお世話になる介護タクシーさんに越冬入所先から連れてきてもらってお参り。
今日は3月8日だよ、だれの命日か分かる?
と尋ねたが、分からん、と。
イクオの日。
そうか・・・・
もう5年だよ
そうか・・・
いつもは、お寺さんは読経のあとにお茶を召し上がって、世間話をして行かれるのだが、今日は「葬式があるので、すぐに帰ります」と。
「今、お葬式が増えてお忙しいんじゃないですか」
「ええ、そうですね」
『超過死亡数がすごいですからね,若い方も多いんじゃないですか」
ちょこっと、考えて「そうかも知れない、そうですね。なんですかね」
「ワクチン・・でしょうね」(私)
「そうですかね」
なんて会話もした。
こんなことをフツーに話すことができるときが来るなんて思いもしなかったが。
ちなみに、末弟イクオは今日は母の後ろ、車椅子を押すような位置に立ってお寺さんを見ていた(と私は感じた・妄想かも(^_^))
お寺さんが見える前に、私も彼に般若心経をよんだが、ニコニコ笑っていた。
間違いなく「いいところ」でenjoyしている気配でした。
まあ「生涯難病」というすごい修行を完遂して旅立ったのですから当然ですが。(この世の過ごし方があの世の待遇?(^_^)に関係する,これは確か)
お寺さん、お帰りになるときに『こんなのをやるのでよかったら来てくださいね』と以下のプリを置いていかれた。
境内にいろいろなお店が出るようだ。
塾生の保護者の方も出られるみたい。
この頃、いろいろなお寺さん、がんばっておられる。
家制度の完全崩壊、宗教とか先祖供養に全く『俺、かんけーねー』という層の増大。
さすがに江戸時代からの盤石のシステム檀家制度が、危ないってことなのだろう。
私も行きたいのだが、一応、母の越冬入所の退所を予定している日で、どうなるかは不透明だ。
桜も見頃でしょうね・・・興味ある方は以下のインスタもどうぞ。
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