昨日に続いて母親ネタです。
毎朝のルーティンワーク。
朝食が終わると、顔拭きと口腔ケア。
洗顔と歯磨きは、毎朝起きると全部着替えの後に自力で儀式のようにやります。
が、しかし・・・・もちろん、ネコの顔洗いみたいなもので、不十分。
目脂がこびりついたままだったりしているので、しっかり水気を切ったタオルで、目やにをとって、汚れも拭き取る。。
そのときに、手鏡を見せて(本人の顔の前に出して、こういう形での自己認識は大事)
この人だれ、お名前は?
「○○○です」(たまに、私ですとか言う返事がかえってくるが、まあ外れではないのですが、お名前は?と( ^^))
お年は?
「90歳です」(78歳になったり、80歳になったり、時々えらく若返る)
違うよ、93歳、さば読まない( ^^)
では次、電話番号は?
「○○ ○○○○です」(ちゃんと正解できる)
住所は?
「長岡市○○○町(この後の番地はいえるときといえないときがあるが、町名は正しい)」
じいちゃんの名前は?
「エイサク」(父の名前、正解)
今どこにいるの?
「あの世らこって」(あの世だよ)
息子は何人いた?
「二人」
その2人の名前はいえる?
「○○○と△△△」(正解)
今何している?
「△△△は野球して遊んでるなあ~。○○○は、ごそごそらったし、あちこち出かけているだろ、それと、ヒサシと酒飲みしている」
そう、△△△は、野球が大好きで、巨人と「巨人の星」の大ファンで「イケイケ飛雄馬」をよく歌ってた。
○○○は、ホントに出好きで人好きでコミュ力はすごく高かった。ヒサシ、というのは、同じ頃に亡くいなった年上の仲間。
確かに、二人して酒盛りしているかも。
「2人はどこにいるが?」
「あの世らな」
そうか・・・そうだね。じゃ、2人は、ばあちゃん(母のこと)が寿命になったら必ず迎えにくるね。
「そうらな」
じゃ、そのときは、まだこの世にいるとか言わないで、いっしょに行くがよ、迎えに来てくれてありがとな、といってついて行くがよ
「そうらな。天国に行くかなあ。」
天国じゃない、極楽。いけるよ。それと、お茶のみ仲間も待っていらいるよ、(いらっしゃるよ)○○さん(母の名前)来ないなあ、って。一緒にお茶のみしようと、お湯をわかしてみんな待ちくたびれているわ
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6、7年くらい前まで、3人とか4人の近所のお茶のみ仲間が集って、うちのリビングで、おしゃべりしてました。しかし、皆さん旅立たれて今や現世にだれもおられない・・・・皆さん、きっとお待ちです。
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鏡見ながら、朝の定番会話です。
電話とか住所がキチンといえるので、迷子になって、かえってこれないとか行方不明はないな、と。
そもそも、母親、徘徊はしないタイプだとは思う。
まあ、全然夜中に起きなくなったのは衰え・・・「永眠」の練習かな。。
お迎えさんについて行くというのは旅立ちのシュミレーション。
ちなみに
末弟には、最後の時に、病床で
「よく見てみて、探して。すぐ近くに兄ちゃんいるはず、じいちゃん(父)もいるはず。ついてこいっていているよ。2人について行けばいい、恐くない、迎えに来てくれたんだよ、あんたは悪いことを一つもしてないので、とってもいいところに行ける。2人について行けば迷わない、大丈夫、大丈夫。時が来て、もう一度この世に生まれ変わりたかったら、生まれ変わりの森に行きなさい、忘れないで」
こんな言葉かけをしたら、バイタルサインは、すぐにスーとフラットになった。いわゆるご臨終、耳は最後まで聞こえていたようだった。
「生まれ変わりの森」の話は、丹波哲郎さんの「霊界の書」にあった。何回も弟には聞かせていた。
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私はあの世はある(パラレルワールド?)と体験的に分かるので、心から弟に話しかけられた。
そんなこんなで母にも確認、毎朝。
あの世に行く、旅立ちの先に現世よりすてきな世界がまっている、そちらに「誕生する」って思いながら暮らすって究極の心の平安、と、私は思っている。