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カメルーンのオリンピック選手が脅しを受けて英国滞在を希望

2012-08-13 | Weblog

オリンピック会場を抜け出したカメルーンのボクサーが、キャリアを積むために英国に滞在したいとBBCに語りました。

ロンドンの秘密の場所でBBCと会見した5人のボクサーは1週間以上行方不明になっていました。

カメルーン政府は、ボクサーが経済移民を望んでいることは信じられないと言いました。

ボクサーは、カメルーン派遣団のベテラン委員から脅しを受けたので逃亡したと言いました。

先週、水泳選手のエディングさんと女性サッカー選手のヌガコさんもオリンピック村から逃げ出しました。

5人のボクサーは、カメレオンでは選手に対する支援はないと言いました。

ボクサーの一人は、自分たちを支持し長期の滞在を支援してくれるスポンサーを探しているとBBCのインタビューで語りました。

「自分の国が嫌いだからここに居たいのではありません。ただ好きなスポーツを練習したいのです。」と彼は言いました。

「プロになりたいのです。カメルーンには戻れません。もし戻っても、練習はほとんどできないでしょう。」

もう一人のボクサーは、カメルーンの役人はオリンピックの間彼らにひどい扱いをし、約束のボーナスに違いが生じて半分になったと言いました。

「私達をオリンピックに選んだカメルーン政府は、私達を脅しました。」

「仲間が負けた時、彼はパスポートを渡すように求められました。」

カメルーンのオリンピック派遣団長は、ボクサーは嘘をついていると言いました。

彼らは脅しを受けていないので自分たちの脱走を正当化するための理由づけをしているのだと彼は言いました。

ボクサー達は11月まで英国に滞在するビザを持っています。

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先日の記事で取り上げたカメルーンのボクシングの選手達がBBCに彼らの気持ちを訴えたという記事です。

カメルーン政府と選手達の間に大きな食い違いがあるようですが、選手が逃亡したい強い気持ちには正当な理由があるのでしょう。貧しい国の選手にとって自由で豊かな国でのオリンピックは逃亡のチャンスになるようですね。結局彼らはどうなるのでしょうか。