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台風ボラヴィン(Bolaven)が沖縄を打ちのめして韓国に向かう

2012-08-27 | Weblog

 

(写真)沖縄県の防潮堤に激しく打ち付ける大波

沖縄で停電や交通麻痺を引き起こした大型台風は韓国に向かっています。

台風ボラヴィンは、11時に沖縄の那覇北部300キロを通過したと日本のメディアが報じました。

ソウルでは、 李明博大統領が完全な備えを呼びかけています。

授業は中止され、避難命令が出され、主要な港やフェリー航路は閉鎖されたと報じられています。

韓国の気象予報により、台風は、火曜日の朝、済州島南部に上陸し、火曜日の午後は、北方のソウルに至ると聯合ニュースが伝えました。

月曜日の夜、国内の大部分に台風警報が出されるだろうと役人が言いました。

台風が上陸した日曜日は沖縄と鹿児島のおよそ75,000世帯が停電したと日本のメディアが報じました。

月曜日の朝、那覇空港発着のフライトはキャンセルされたままです。

「天気が良くなれば、午後は空港の利用が可能になるだろう。」と空港の職員がAFP通信に語ったと伝えられました。

地域を巡航している船やフェリーも運行が中止されました。

少なくとも4人が怪我をしましたが、沖縄や近くの奄美では風速が予報より小さくなりました。

日本の気象庁は、台風の中心部の風速はおよそ時速180キロで最大風速は252キロと予想していました。

しかし、AP通信によれば、NHKは、月曜日の朝、沖縄北部の奄美諸島で観測された最大風速は時速140キロと報じました。

「風は予報ほど強くありませんでした。今のところ、大きな被害はなく安心しています。」と危機管理職員がAP通信に話したと伝えられました。

沖縄発のフライトが中止された英国の観光客のグラハムさんは、日曜日の那覇の通りは荒れ果てていたと話しました。

「その時嵐がすごかった、風が強く湿っていた。この近くに運河があるけど、この嵐で水位が心配です。」とBBCに語りました。

台風ボラヴィンは、台湾に大きな被害を与えた台風テンブリン(Temblin)のすぐ後にやってきました。

この台風は、東アジアでシーズン15番目の破壊的な嵐になっています。

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外紙は台風を名前呼びしています。日本式の14号と15号のことです。大型、超大型などと呼ばれた台風が沖縄・九州寄りを通過すると報じられていたのでとても心配していましたが、九州北部は何とか難を逃れそうです。でも、台風は気まぐれです。完全に通過する明日あたりまで注意が必要のようです。

沖縄・九州南部の方、大丈夫でしょうか。お見舞い申し上げます。

また、竹島問題で睨み合っている韓国や国交正常化をしていない北朝鮮には直撃しそうですが、台風が急速に衰え被害が出ないようお祈りします。