(写真)ドーウインの滝で溺死した女性の遺体を発見した警察
警察は、結婚式の写真を写してもらっている時にモントリオールからおよそ75キロ北にあるOuareau川に落ちた30才の女性の死亡を確認しました。
女性は、30才のマリア・パンタゾパウロスさんであることが分りました。
ケベック地方警察のムクルニス報道官によると、彼女は滝からおよそ15~30センチの所に立って写真を写してもらっていました。
彼女のドレスが水を吸って重くなったので彼女は救いを求めたと彼は言いました。
カメラマンも助手も彼女を助け出すことができませんでした。まさにその時、彼女は急流に流されて水の中に消えました。
ケベック地方警察は、事故の後4時間近くダイバーの助けを得て彼女を探しました。ダイバーは水の底に彼女を見つけました。
彼女は、6月9日に結婚しましたが、花嫁衣装を着た自分の写真をもっとたくさん川で撮影してもらいたかったのです。
川の流れは非常に速いので生存の可能性は低いと当局は言います。
彼女は正装した人々がちょっと場所違いのような環境の中で写真を写してもらう"trash the dress"撮影をしていたのかもしれないと警察報道官が言いました。
花嫁が花嫁衣裳を着たまま浜辺の波にチャレンジできる場所での結婚式をする傾向がしばしば見られます。
女性の家族はメディアへの発言を拒否しています。
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"trash the dress"(トラッシュ・ザ・ドレス)というのは日本語にし難いのですが、あえて言うなら「ドレスをゴミのように汚す」というところでしょうか。
「トラッシュ・ザ・ ドレス」は、ドレスのままで水の中に入ったり、森の中で自然な感じに振舞ったりと斬新な新しいウエディングフォトスタイルだそうです。
せっかくのドレスがゴミのように扱われるのって、資源の無駄であり環境破壊にもつながるようで感心しませんが、若い人たちにとってはアートのようです。でも、命を失っては何にもなりません。
なお、この方法は1998年にハリウッドで発生したようです。日本上陸は阻止したいですね。
↓ "trash the dress"の画像(参考までに)