ロシアは、兵士を守り地中海のTartus港の海軍施設から装置を移動する必要が生じる場合に備えてシリアに海兵隊を送る準備をしているとインターファックス通信が月曜日に報じました。
シリアは、中東に於けるモスクワの堅固な足場でロシアから数十億ドルで武器を購入しています。また、旧ソ連時代以来ロシアの唯一の海軍の恒久的な港があります。
報道は海軍司令部の匿名の幹部のことばを引用しました。海軍と防衛相は即座のコメントを避けました。
ロシアのプーチン大統領とアメリカのオバマ大統領は、メキシコのG20サミットの合間の月曜日の午後会う予定です。
反政府側に残虐な攻撃を続け国際非難を無視しているシリアの危機が話題になるようです。
ロシアは、国連安全保障理事会の拒否権を行使してシリアのアサド大統領を非難して権力を放棄するよう迫る西側を牽制しています。外部からの圧力で政府を打倒しようとしていることは容認できないとしています。
政府と反政府側の対話だけが問題を解決できるとロシアは主張しています。
必要なら海兵隊も乗船させる予定の二隻の大型着陸船がシリアに向かって出発する準備をしているとインターファックスは伝えました。
その船と乗組員と海兵隊員は、必要性が生じたら、ロシア国民の治安を守りTartus港の兵站施設から所有物を移動させることができるとインターファックスが匿名の高官の言葉を引用して伝えました。
ロシアは、ナトー軍と協力するアデン湾の海賊対策の役割も含めてその地域の船を支援する設備を使用していると言います。
ロシアの軍艦は、時折、Tartus港に現れます。今年はシリアの近くでの海軍活動の増加が見られ、ソビエト時代からのモスクワの同盟国シリア政府を支援していると思われます。
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ロシアが言っているように、シリアの内紛は当事者で解決するしか方法はないような気がします。リビアみたいに外国部隊が軍事行動を起こしても混乱はますます大きくなりそうです。それにしても、ロシアが拒否権を行使しているのはシリアの港を自国の軍港にしているからに過ぎないようです。その港を守るために軍艦を送りシリア政府を支援することは問題です。