テレワークによる組織の求心力への影響に関する調査
テレワークでは組織への愛着が薄れて組織の求心力の低下も懸念されるが、パーソル総合研究所がまとめたテレワークに関する調査(テレワークによる組織の求心力への影響に関する調査)によると、「テレワーカーが抱く組織への愛着(組織コミットメント)は出社者の約1.3倍という意外な結果」となったとのこと。
この「意外な結果」について、パーソル総合研究所・青山茜研究員は次のように分析しコメントしている。
本調査では、所属組織に対する愛着などを意味する組織コミットメント(組織との情緒的な結びつき)や仕事の成果認識について、テレワーカーの方が出社者よりも高いことが明らかとなった。テレワークによる組織の求心力や生産性の低下などが懸念されるなか、意外な結果と言えるのではないだろうか。
しかし、なぜテレワーカーの方が高かったのか。まず考えられるのは、企業のテレワーク推進に伴う「従業員の健康への配慮」「企業方針や対応についての十分な説明や情報提供」などが、組織コミットメントを高めたということだ。実際、これらを実施している企業では、実施していない企業に比べて組織コミットメントが高い(図表3)。これら以外にも、重回帰分析により、新型コロナに対応した企業の姿勢や施策は組織コミットメントに有意に影響していることもわかっている。
新型コロナ感染拡大が見られ、再びテレワーク実施を検討している企業もいると思うが、従業員の健康を第一に考え、不必要に出社しなくてよいという企業側の姿勢を明示すべきだ。曖昧な経営姿勢や現場に判断を委ねるような対応だと、実際にテレワークを行う割合も組織コミットメントも上がらない。はたらく場所がどこであれ、企業の対応次第で組織の求心力を保つことができることを念頭に、不要な出社を避け、テレワークを推進すべきだろう。(パーソル総合研究所ホームページより抜粋)
パーソル総合研究所、テレワークによる組織の求心力への影響に関する調査結果を発表
テレワークでは組織への愛着が薄れて組織の求心力の低下も懸念されるが、パーソル総合研究所がまとめたテレワークに関する調査(テレワークによる組織の求心力への影響に関する調査)によると、「テレワーカーが抱く組織への愛着(組織コミットメント)は出社者の約1.3倍という意外な結果」となったとのこと。
この「意外な結果」について、パーソル総合研究所・青山茜研究員は次のように分析しコメントしている。
本調査では、所属組織に対する愛着などを意味する組織コミットメント(組織との情緒的な結びつき)や仕事の成果認識について、テレワーカーの方が出社者よりも高いことが明らかとなった。テレワークによる組織の求心力や生産性の低下などが懸念されるなか、意外な結果と言えるのではないだろうか。
しかし、なぜテレワーカーの方が高かったのか。まず考えられるのは、企業のテレワーク推進に伴う「従業員の健康への配慮」「企業方針や対応についての十分な説明や情報提供」などが、組織コミットメントを高めたということだ。実際、これらを実施している企業では、実施していない企業に比べて組織コミットメントが高い(図表3)。これら以外にも、重回帰分析により、新型コロナに対応した企業の姿勢や施策は組織コミットメントに有意に影響していることもわかっている。
新型コロナ感染拡大が見られ、再びテレワーク実施を検討している企業もいると思うが、従業員の健康を第一に考え、不必要に出社しなくてよいという企業側の姿勢を明示すべきだ。曖昧な経営姿勢や現場に判断を委ねるような対応だと、実際にテレワークを行う割合も組織コミットメントも上がらない。はたらく場所がどこであれ、企業の対応次第で組織の求心力を保つことができることを念頭に、不要な出社を避け、テレワークを推進すべきだろう。(パーソル総合研究所ホームページより抜粋)
パーソル総合研究所、テレワークによる組織の求心力への影響に関する調査結果を発表