晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

追善供養

2014-02-22 21:52:10 | Weblog
 早いもので母が亡くなり一年になります。今日は、一周忌法要の日。
きっとこれからこの庭の紅梅が花開くころになると母の命日を思い出させてくれるのでしょう。

 近ごろは、田舎でさえ葬儀も法要も昔とは違いずいぶん簡単になりました。
葬儀も法要も自宅で執り行うことが少なくなり、一周忌法要も菩提寺でお世話になりました。
それでも御供物、御膳を用意するのは嫁の役でしょう。
 朝いちばんに作り上げた御供具団子とパック膳です。
 
 生膳なのでいたって簡単。せめてわが家らしさを詰め込みましょうと、畑のつぼみ菜、柚子、南天の葉、紅梅の小枝などをあしらいお弁当風に仕上がりました。
 丸く盛ったご飯には、チョンボリ尖った≪おさば≫をのせれば、御霊供膳らしくなりました。
 重さを量り統一したお団子を積み上げた御供具団子は孫のねらい目です。

 昔の法要といえば、お料理こそ仕出し屋さんで賄いましたが、お寿司は朝早くから親族にもお手伝いしていただきながら母と嫁の私で準備しました。
そんな中で、しきたりや作法を教わって来たものです。
こんなことも昔話となり、たくさんの座布団やお湯呑を用意することも無ければ、祭壇・御仏御膳すら使うこともなく秘蔵品になってしまいました。
 受け継ぐこと、伝えることも少なくなり、供養も時代に合ったやり方でいいのだと思えます。
 
 簡単になったようでもやはり慣れない法要には少々気疲れもいたします。

  < 季節添え まごころ添えて 供物膳 >

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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
今晩は (ハギ釣り 釣志です)
2014-02-22 22:20:00
追善御供養、、、昨日は一言も漏らされず普通な感じでしたが、忘れ得ぬ思い出も、寂しさも一番多い時期にお孫のお世話で気丈に過ごされていたのですね。
お団子の一個づつの重さを計りながら、、、地方の風習の違いを感じます。
無事にご法要が執り行われ、お疲れ様でした。
今夜はぐっすりとお休みなさいませ。 
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ホッと・・・ (ルイコ)
2014-02-22 22:32:24
 ホッとなんて言ってはいけませんが、正直そうなんです。
昨夜は早寝で投稿も休み、今日に備えました。
 まだ一周忌ということも有り、親族も大勢でしたがこれからはその辺りも考えようと思います。そんな時代です。
 故人にとっては曾孫6人。まるでお正月でした。
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ホンに、、、 (ハギ釣り 釣志です)
2014-02-22 23:34:02
別れて去りゆく人は忍びないですが、生まれ変わりと言いますか若い、特に幼児の所作には癒され、笑えて元気になれますね。
コメント有難うございました。
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告別式 (スイカ)
2014-02-23 07:51:43
71年前の2月22日は私の父親が亡くなった日です。昨日は一人息子の嫁の父親の告別式でした。

最近は自宅とかお寺でする家は殆んど無い状態で葬儀会社が関係する会場で行われています。
是も時代の流れでしょうか?ブライダル産業が衰退して葬儀会場に変更しているとか。
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変わりました (ルイコ)
2014-02-23 22:43:29
 スイカ さんへ
 お父様の御命日でしたか。お嫁さんにも悲しみに暮れてお力落としでしょう。

近ごろは葬儀も家族葬が多くなっているようですね。親族も少なく、お付き合いも狭くなりますね。
 わが家は、三十数人での法要でしたが、近ごろはこんなに多人数の法要は少ないそうです。これも兄弟の多い時代の両親ですね。
 少子化、そのうえ結婚しない…で冠婚葬祭もコンパクトな時代でしょうか。少し寂しい気がします。
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