全10話(2023年10月25日‐12月17日)
出演:鈴木亮平、黒木華、小日向文世、小泉孝太郎、松平健
非常に面白かった。
端から弱小野球部が甲子園に出場するって宣伝してるので、経緯を楽しむドラマ。
前半は鈴木亮平演じる南雲先生が教員免許を持っていなかった点、
後半は教員ではない立場で監督に復帰し、野球部を甲子園に連れて行く。
最後の最後は甲子園に行けるかどうかのタイミングで金策に走る大人たち。3000万円もかかるのか・・・。私も安直にクラウドファンディングなんて考えたけど、それじゃ遅いらしいです、10日後には甲子園に行ってなきゃならないなんて!
それにしても、あっという間に集まるなんてなんて温かいのでしょう。
野球部員の卒業後のそれぞれもカバーされてて、実はユニフォームぬいだ子供たちって誰が誰だかいまいちわからなかった。
セリフも泣かされそうになるのがいくつもあった。
脚本家がいいんだろうな。
決勝戦の円陣で南雲監督が生徒にずるしても卑怯でも甲子園に行きたいと訴えたが、
このセリフで松平健演じる賀門監督が昔の教え子だった南雲たちに試合で敬遠させたのが飲み込めた。それまでこの件がずっと引っかかっていたから。
1話目の賀門監督って相当悪い奴に見えた。
この役は鈴木亮平がピッタリだったと思う。あの船の上で長靴を履く際に「あれっ、これちょっと小さいな」と慌てながら言うセリフなんか本当に台本に書いてあるの?アドリブじゃないの?と想像させる。アドリブとしてそれが違和感なくスムーズに出てきたとしたら恐ろしい。
我が家では、「銭形警部」で評価を上げて、「西郷どん」で評価を下げて、「TOKYO MER」で評価を上げて、
とうとう上で確定した鈴木亮平さんでした。