9年ぶり4度目の読了。(2024年1月15日~18日)
これも「梟の城」と同じく司馬先生36~37歳くらいのころの作品。
七つの短編集で、三つが忍者、二つが絵師。
服部半蔵の家督を継いだ息子に対し嫌がらせを続ける「最後の伊賀者」なんかは面白かった。
「男女合歓の極致こそ極楽、というのが法義の根本で・・・」という真言宗立川流の話しも興味深かった。
絵師では与謝蕪村の弟子になった呉春の話しなんか面白かったし、もう一つ、蘆雪の話しも前の呉春と被ってて面白い。
私は呉春や蘆雪を知らないが、変換すると出てくるくらいだから有名なのだろう。
最後の「けろり道頓」は道頓堀ができた経緯。
どれも面白かったけど、残しておくほどではないので処分します。
これまでに処分したのは68冊
故郷忘じがたく候1、アームストロング砲1、胡蝶の夢4、真説宮本武蔵1、大坂侍1、北斗の人1、十一番目の志士2、手掘り日本史1、司馬遼太郎の日本史探訪1、尻啖え孫市1、俄-浪華遊侠伝-1、妖怪1、ある運命について1、司馬遼太郎が考えたこと1、歴史と風土1、風の武士2、風神の門2、坂の上の雲8、風塵抄2、功名が辻4、夏草の賦2、義経2、新史太閤記2、箱根の坂3、司馬遼太郎の世界1、城をとる話1、草原の記1、上方武士道1、日本歴史を点検する1、歴史の交差路にて1、ひとびとのあし音2、空海の風景2、韃靼疾風録2、ペルシャの幻術師1、アメリカ素描1、この国のかたち6、人斬り以蔵1、最後の伊賀者1、
残す作品71冊
果心居士の幻術1、梟の城1、一夜官女1、おれは権現1、軍師二人1、菜の花の沖6、項羽と劉邦3、国盗り物語4、翔ぶが如く10、覇王の家1、豊臣家の人々1、春灯雑記1、戦雲の夢1、播磨灘物語4、関ヶ原3、殉死1、余話として1、歴史を紀行する1、城塞3、馬上少年過ぐ1、酔って候1、世に棲む日日4、歳月1、最後の将軍1、幕末1、花神3、峠2、燃えよ剣2、竜馬がゆく8、王城の護衛者1、新選組血風録1
【生誕100年 好きな司馬作品】(司馬遼太郎記念財団)
1位、坂の上の雲
2位、竜馬がゆく
3位、燃えよ剣
4位、街道をゆく
5位、峠
6位、花神
7位、国盗り物語
8位、菜の花の沖
9位、関ケ原
10位、世に棲む日日