難しいことはわかりませんが。

いろんなことを食い散らかしてるかもしれません。

正欲 / 朝井リョウ

2025年02月05日 13時29分30秒 | 
朝井リョウさんは「何者」に続き2冊目。
鈴木保奈美の「あの本読みました?」によく出てくる好印象の作家さんなのでできれば読みたいと思っている。
あまり記憶にはないが「何者」はなかなか衝撃的な、そして自分にも当てはまり居心地の悪いような、面白い作品だったような気がします。完全に忘れましたが。

この本は何書いてんだがわかりにくかったです。
実際p50でやめようとした。偶然次に読もうと思っていた本を妻が読み始めて、私の読む本がなかったので渋々読み進めたら、たまたま次のp51からちょっと最後まで読めるかもと、そういう展開になった。
こういう場合、最後はあのときやめずに読み進めて良かったとなればいいんですが、結局読まなくてもよかったかなと思ってます。

水に対するフェチ。
簡単に言うのはおこがましいですが、自分の欲望を満足させるのに、何かもっといい方法があったんじゃないかなと思ってます。
そもそも水ですか・・・、水に代わる何かフェチとして良さそうなものを探したんですが、水の選択は良かったのかな。わかりにくいようでわかりやすいのか。

最初から最後まで暗かったので、最後佐々木夫婦が互いに「いなくならないからって伝えてください」と検事に言伝を頼むのには救われた。やっぱり良き理解者がいれば強くなれるんですね、生きていけるんですね。


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