機動戦士ガンダム、全43話終了。
それにしても未来を見通したような良くできた作品だ。
地球に人が住めなくなって宇宙に住みだすとか、戦争で大人が減って子供が駆り出されるとか、その子供の中にはニュータイプと呼ばれる不思議な力を持った子が現れって、よくよく考えると恐ろしいアニメだ。主人公のアムロなんか母親には冷たくされ、父親は酸素欠乏症、好きになったマチルダさんは戦死、良き理解者だったリュウも戦死とずいぶん酷い人生じゃないか、それなのに逞しく成長していく。
人気低迷で全52話のところ43話に減らされたおかげで最後は雑になってて残念。
最初は新しいモビルスーツが出る都度テンション上がったのに、最後にシャアが乗ったモビルスーツ(ジオングって名前だったか)、あれなんか最後の2話でしか使われなかった。こうして最初から最後まで丁寧に見ていくと、本当にもったいない。今更言っても仕方がないけど。
子供の頃に見ていたアニメで好きだった女性のキャラクターがいたんだけど、これって大人になって見返すと実は性格が悪かったりして驚く。例えば「タッチ」の浅倉南とか「めぞん一刻」の音無響子とか。子供の頃は憧れてたのに大人になってよくよく見ると、南って二股かけてない?響子さんってヒステリックじゃない?などなど恐ろしいことに気付く。
この大人の自分がセイラ・マスってかなり良い女だなと改めて思った。
この作品は1979年の放送。たぶん子供の頃に見たのも再放送だし、5年位前だったかな、この再放送を見れた時はかなり興奮した。だってその時は30年ぶりとかになるんだから。それで今回はそれほど興奮もせず最後のつもりで見た。
もうこれで最後で良いと思う。このファーストガンダム以降の作品にはなんの興味もない。まあね、手先が器用だったら子供の頃みたくガンプラなんか作ってみたかったけど、今じゃ老眼で、手先の器用不器用関係なく太刀打ちできなさそう。
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