監督:三谷幸喜
出演:中井貴一、ディーンフジオカ、小池栄子、草刈正雄、佐藤浩市、石田ゆり子、吉田羊、木村佳乃
上映時間:127分
記憶にございません!、本当に記憶にございませんでした。
2021年1月にこの映画を観たことになってますが、記憶にございません。
そんな感じの映画です。
前回観たときは期待が大きすぎて低評価になりました。
今回は期待が小さかった分、評価は多少上向いたようです。個人的にですが。
最低最悪の総理が国民に石をぶつけられ、記憶を失うという始まりです。
記憶が戻った総理は昔の悪に戻ることもできたが、国民に愛される総理を目指そうと味方をも欺くという展開。
三谷ワールド全開でしたね。ベースは田村正和主演のドラマ「総理と呼ばないで」かな。
そこに「古畑任三郎」ネタを盛り込んだ感じです。
小池栄子に踊らせていた踊りって西村雅彦でも見た記憶があるし、甘いものの次に塩っ辛いものを要求するのも古畑で笑福亭鶴瓶の幡随院の回だった。
あまり重くなり過ぎず、K2プランは国会議事堂の横にスーパー銭湯のついた第二国会議事堂を作るという同級生への見栄だったり、官房長官の辞意の決め手がゴルフのズルだったりと軽いのが良い。
官房長官の辞意の会見は軽すぎていまいちだったかな。
それとゴルフクラブの振り方を忘れるっていうのもかなり無理があったような気もする。子供の頃の記憶が残ってる前提なんだから見たことあるでしょ。
レストランで家族での食事のシーンは、しつこいかなと思ったけど、聡子をナツコと呼び間違えるラストなんて笑ってしまった。
最後の作文でのネタばらしなんか温かみがあって本当に良かった。これが三谷ワールドですね。
さて、総理はどのタイミングで記憶がもどったのでしょう?私にはまったくわかりません。額の裏に隠しておいた写真を偶然見つけるシーンがありましたが、あそこまでは記憶が戻ってないことになりますね。
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