業務&ITコンサルタントのひとり言

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壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:宮台真司氏の評価

2023年04月16日 17時12分12秒 | 社会全般
宮台真司氏は東京都立大学の教授で、社会学者として様々な所で発言をしている人である。宮台氏の事を詳しく知っている訳でもなく、またそれ程追っかけている訳でもないが、宮台氏が言っている日本の問題点に関する指摘内容については、凡そ共感していた。但し、宮台氏と共演していた人達の中に、左翼やリベラルの糞人間が多かったので、宮台氏をかなり胡散臭く感じ、どう評価すべきか混乱していた。そんな折、先日、数か月前にUpされていたAbemaTVの番組を偶々見て、宮台氏の見方が随分変わり、少しスッキリしてきた。

このAbemaTVの番組では、最近有名になった成田悠輔氏とひろゆきとの共演だっがのだ。この番組内で成田氏が宮台氏とひろゆきを厳しく批判していたのだが、ひろゆきはその批判に対して言い訳を言っていたのだが、宮台氏は顔色を変える事も怒りを表す事もなく、淡々と問題点を語っていたのが印象的であった。これを見た事をキッカケとして、ここ半年程の間にUpされていた様々な動画を見た。そしてその殆どは少人数での対談形式の番組であったのだが、対談相手が幼稚であっても、その人の発言を否定したり、批判したりする発言は一つも無かった。

これらの複数の番組を見た印象は、宮台氏は全ての人に教えようとしているのではないかと感じ始めた。宮台氏は大学の先生であり、日頃から若い学生相手に授業を行っているのであろう。相手の学生はまだまだ幼稚な存在であり、その幼稚な学生にできるだけ分かり易く社会の事象や問題点を説明しているのであろう。その延長線上でネット番組に出演し、淡々と説明しているだけであって、宮台氏にとっては左翼も右翼も関係ないのではないかを感じ始めている。からだ、左翼やリベラルの糞人間とも、対談できるのではないかと...。

これらの番組では、宮台氏は大変良い言葉を言っている。それで、その言葉の幾つかを紹介したい。

現代社会の問題点として、
「自分の所属する集団さえ良ければそれでいい」、「思考停止による多視座性の欠如と公共精神の欠如」、「Slow Food はライフスタイルではなく、ソーシャルスタイルである」

今の壊れた社会を取り戻すために、
「地域の共同体を取り戻す、絆を取り戻す」

そして本来あるべき姿として、
「仲間を幸せにしなければ、幸せになれない」、「人を幸せにする人が幸せになれる」


今後、宮台氏の言動を、もう少しWatchしていきたい。



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