先週の日曜日は重陽節でした。
昔の言い伝えで、この日高いところに登って難(水害だったと思う)から逃れたそう。
それで高いところにあるお墓参りに行く人が増え、今は重陽節はお墓参りに行く日、となった。らしい。
我が家は春の清明節に粉嶺の和合石にあるお墓と、中国の白雲区にあるお墓をお参りに行き、秋の重陽節には屯門の青松観にある神位参りに行っています。
MTR葵芳から58Mのバスに乗って約40分


途中、青山公路から汀九大橋と青馬大橋が見えます。



お寺でも神社でもない。道教の祠?



道教の建物は色使いがカラフルです。
お参りする前には小一時間かけて

この紙を中国の昔の金塊の形に折ります。

丸めてから、両端を折り込み

こんな形の「元寶」にして

この袋に入れていきます。
折り方は人それぞれで、私は夫の妹から教えてもらい、それからずっとこのように折っています。
この中にお札を模した紙や、紙で作った服飾品などを入れて封をし、宛名を書いて燃やします。
この袋がゆうパックの役目をしてくれ、燃やして煙になった金やお札や服飾品が、宛名のあの世の人に届くと信じられています。
拝神関連のものはあまり撮影しないようにしているので画像はないですが、今年はきれいなパンプスも入れました。

この建物の中にたくさんの神位(表札のような陶器に顔写真と享年が印刷されている、位牌のようなもの?)があり、毎日お線香があげられています。
今年は、特に最近よくないことがいくつも続いたので、もうこれ以上何も起こりませんようにと、何度もお願いしました。
お参りした後は、先程の袋を火炉で燃やして煙にしてあの世に届け、拝神終了です。
青松観は同じ敷地内に老人ホームがあり



山水を取り入れた庭園もあります。
結婚して、毎年欠かさず訪れています。
来年はよいことを報告出来るといいなぁ...