
春の花々が芽吹くと同時に、草たちも…。
インフルエンザが街を闊歩していますが、仲良くなっていませんか?
お気をつけ下さいね。
今日から2週間、夢たまごでは「お面展」を開催いたします。
展覧会名:第5回能・狂言・神楽面展
展示期間:2月7日(火)~2月19日(日)
開館時間:10時~17時(最終日は16時まで)
第5回 能・狂言・神楽面展

今回の出展者
青山 功氏 ・ 黒木一郎氏 ・ 本井繁意氏 ・ 山口諒一氏





作品のように、「能」には必ず「霊」が出てくるとか。
主宰者の方から教えていただいた話ですがー
足利義満にかわいがられた能楽師の「世阿弥(ぜあみ)」が
ストーリーなどを完成させた人。(室町時代)
当時の権力者(武士階級)たちの教養として楽しまれ、
そのままの形で今に伝承されているもの。
薩摩が会津に攻め込んだ時、薩摩弁と会津弁では言葉が通じず、
この「能」の語り口で話して通じたとか。
「能」が全国の権力者に広まっていたということ。



神楽は地方地方、村々の民衆によって演じられてきたもの。
お手本はなく、地域性を持たせて舞って…
村や地方によって、お面も踊りもそれぞれ違い、
また、海辺と山間部によっても違いがあるとか。
なるほど、黒木氏のお面は色彩も形も様々です。



狂言は、能の舞台の合間に演じられる、肩のこらないこっけいな演劇だとのこと。
現代では独立して演じられていますが、能舞台では必ず狂言が入るそうです。
お面を作るきっかけを聞いてみました。
「お面に興味があった。彫刻刀1本あれば座ってできる。
能面教室で学んだ。」というお答えをいただきました。



あごひげや髪の毛もリアルですね。
なぜお面を着けるようになったのでしょうね。
また、教えていただきましたー
変身のためではないか…神の力をいただくために、神に変身する。
また、古事記などを表現するために、お面が必要だった。
古代より、人間が存在している所には、世界中お面がある、などなど。
お面は基本的に、木(特にひのき)を彫って作られるため、
長い年月を経て朽ち果てたと思われ、元々の物は残っていないそうです。
一つひとつ観ていきますと、なんだか呼吸を感じます。
味わいのあるお面を、皆様も「夢たまご」でご鑑賞下さいませ。
お待ちしております。































次回の展覧会のお知らせ
展覧会名:第9回「麦・絆 水彩画展」
展示期間:2月21日(火)~2月26日(日)