
ひときわ大きな月の中で、相変わらずウサギさんがモチをついていました

十五夜が満月とは限らないんだそうですね。
子どもの頃、十五夜の月明かりで「十五夜まつり」の行事がありました。
お父さん方が太くて長~い縄(綱)を編んでくれて、
丸く置いた中に白砂で土俵を作り、大人も子どもも相撲取り。
最後にこの綱で「綱引き」を楽しんだものです

時が過ぎ、いつの間にか消えてしまった懐かしい行事。
どこかの地方では今でもやっているのでしょうか

では、今週のギャラリーのご案内です。
二人展 (布花・草木染め・一貫張り)
展示期間 : 9月9日(火)~9月14日(日)
開館時間 : 10:00~17:00 (最終日は16:00まで)



「いやー、これすごいねぇ


今回はお二人の展示会になっています。
どちらも“染色”で作品にしている点は同じですが、その染料はそれぞれ違います。

その、どこまでも繊細で丁寧なお仕事と、自然な淡い色合いに14年のキャリアを感じます。
回を重ねるごとに職人芸が増々アップしていると感じています

これまでも夢たまごで個展を開いたり、昨年11月には陶芸とのコラボもなさいましたが、
その時もご覧になった方々に大好評でした


「布花に魅せられて、これまで制作してきました作品を展示致します。
真っ白なシルクを染色し、創作しました布花をご覧頂ければ幸いです。」とおっしゃっていました。



コサージュ・ブローチ・壁掛け・ブーケ・リースなどなど。さっそく、初日に購入された方も。
まだ、お子さんが学校にいっているため、教室を開くことは出来ないけど、
知人に頼まれて作ったり教えたりする事はあるとのこと。先が楽しみですね





このような飾りものも。どんな小さなパーツも全て布を染め、コテをあてて形をつけ作品にしていく…
そんな説明を聞き、「はぁ~。大変な作業なんですねぇ~。こんなに綺麗に出来て器用なんですね~」と
感嘆の言葉が聞こえてきます








写真ではわかりませんが、生地は柔らかな綿レース。「フンワリ軽くて、とても肌触りがいいですね」と首下モデルさん

生地のカットに特徴があり、着けるとドレープの表情はこのような美しいものに…
また、使い方も色々と変化させて、首下モデルさんの表情も満足気でした

秋らしい色合いのグラデーションは、茜とエンジュから染めたものだそうです。

竹細工などで編んだカゴやザルに和紙を張り、柿渋を塗って頑丈に仕上げてあります。


~先生作品の説明文より~
展示会で古布リメイクされますトップスを見かけるようになりました。
私も一貫張りで布専用の糊を使い、一貫張りを作ってみました。
つやだしも色々試し、第一作が出来上がりました。
着物の古着を使い、表も裏地もそのまま使い、柿渋を塗布した後
柄模様は顔料や媒染剤を使い、鮮やかさを出しました。
今後は古布を利用し、一貫張りを作ってみます。

習い始めてまだ日が浅いとは思えない、素敵な作品ばかり27点

手提げかご・物入れ・ティッシュケースなどなど…。
先生曰く、 「柿渋の色の出し方、顔料などの助剤を使って、
アート的に出来上がるよう、自分なりの色を出させています。」

(宮崎市) 橋本靖子・野津あさ子・前田信子・谷口美佐子・渡辺さち子
(新富町) 永友英子・東丸真理子
(佐土原町)轟 則子
(川南町)内倉由美子
(高原町) 榎薗絹子 の皆様です。

興味ある方は覗いてみたらいかがでしょう



松元先生のホームページやブログでわかったのですが、
「一貫張り」は柿渋を使い、「一閑張」は漆を用いた工芸というのが大きな違いのようです。
名前の由来は、「丈夫で一貫目の重さの物を入れても耐えられるから」など諸説あるようです。
一貫張り以外は購入も出来るそうですので、お二人にご相談下さい






























次回の展示会のお知らせ
展示会名 : 福島正吉 絵画展
展示期間 : 9月16日(火)~9月21日(日)
※なお、9月21日(日) 18:30より
夢たまごにて「第7回 一夜の歌声喫茶」が開催されます。
詳細は近日お知らせ致します。ふるってご参加下さい!