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「ただただ悲しく、悔しい」…複数の自分の患者を鬱で亡くした精神科医の心痛

2021-02-06 15:30:00 | 日記

下記の記事はプレジデントオンラインからの借用(コピー)です

「この数カ月で複数の患者さんを亡くしました。ただただ悲しく、悔しいです」
新型コロナウイルス感染症による生活環境の変化は、健康問題だけでなく生活不安・経済不安による自殺リスクの増加につながっている。
愛知県豊橋市松崎病院の精神科医・鹿目将至さん
1月22日に厚生労働省が警察庁の自殺統計(速報値)を基にした発表によると、2020年の自殺者は2万919人。2019年まで10年連続で減少していた自殺者数は、一転して19年の確定値より750人増(対前年比3.7%増)。
特徴としては、男性が1万3943人で前年比135人減だったのに対して、女性は6976人で前年より885人増だったこと。また、年代別では40代が3225人で最多。50代、60代をのぞく全ての世代で自殺者数が増加したこと。前年比の増加した幅で目立ったのは、19歳以下(707人、前年同期比13.8%増)と20代(2287人、同16.8%増)の若い世代であることだ。
「コロナ鬱」に詳しい松崎病院 豊橋こころのケアセンター(愛知県豊橋市)の精神科医・鹿目将至かのめまさゆき氏に「コロナ禍と自殺」について話を聞いた。
——2020年自殺者数を発表した厚労省は、コロナ禍が女性や若い世代を中心とした立場が弱い人たちを直撃していると分析しています。コロナ禍による経済的な影響や生活環境の変化、学校の休校、外出自粛などが影響した可能性が考えられますが、先生はこうした状況をどう見ていますか。
【鹿目医師】厚労省の発表では女性に自殺者が増えたとされていますが、私が勤務する病院や周辺の病院では性別・年齢問わず、全世代にわたっているという印象を抱いています(※)。私たち精神科医は、今、かつてないほど自殺についての危機感を募らせています。私自身も、この数カ月だけで複数名の患者さんを亡くしています。これは例年に比べても多いと感じますし、率直に申し上げて、ただただ悲しく、悔しいです。
※2020年の都道府県別の自殺者数(出典・厚労省)では、愛知県の場合、自殺者数1173人、前年比111人増、増減率+10.5%。
鬱になると楽しい、嬉しい、面白いという感情がなくなる
——「自死」という選択は本人だけでなく、家族、友人、同僚ら周辺の人間すべてにとって、取り返しのつかない悲しい結末だと思います。先生はどう考えていますか。
【鹿目医師】「自死」という判断・決断は「自分自身の」あるいは「自分らしい」判断ではない可能性が高いです。自死はうつ状態による判断・決断なので、「いつもの自分」「元気な時の自分」がする判断ではないということです。
——つまり、本人の決断ではなく「うつという病」がそうさせているということですか。
【鹿目医師】そうです。うつ状態になると通常であれば感じていた「楽しい」「嬉しい」「面白い」という感情がなくなってしまうことが多く、その部分を覆い尽くすかのように悲観的・ネガティブな思考に囚われがちになります。
そうなると、思考もうまく働かず、元気な時の自分であればしない考えをして、自分らしい判断をすることができなくなってしまうのです。いわゆる「視野狭窄」状態に陥っているということです。「うつ」が結果的にくだす判断は、正常な思考のもと、考えに考え抜いて、体の痛みや辛さという、止むに止まれぬ事情があった上で考える「尊厳死」などの概念とは全く違うものなのです。
生活保護に申請も「これまで何をしてきたのですか?」と返され自殺
——「うつ病」は「心の風邪」ともいわれ誰がかかってもおかしくないと言われています。
【鹿目医師】そうですね。一般にうつ病は女性の15~25%、男性の10%がり患すると言われています。うつ病は自分でも気が付かないうちにり患している可能性がある病です。
このように、うつ病は誰でもがかかる可能性がある、同時に自殺率(15%)が高い疾患でもあります。思い悩んでいる、気分が塞ぎ込みがち……という状況であれば、躊躇なく医療機関を頼ってください。
——早期に治療したほうが効果的ということでしょうか。
【鹿目医師】はい、早期に医療機関に相談したほうがよりよいです。うつ病は治療可能な病気です。十分に治る可能性があるものなのです。実際、治る可能性が高い病なのですから「治療して、また元気になりましょうよ!」って強く訴えたいですね。
——私が取材したコロナ禍でのケースでは、このような事例がありました。
(1)50代前半 男性 職業=非正規社員
雇用解雇を受け、役所へ生活保護の申請に行くも「これまで何をしてきたのですか?」という質問を受ける。これを「自業自得」「人生への計画性のなさ」を指摘されたと思い込み、「自分は助けを呼ぶことすら許されない人間である」と人生を悲観しての自殺企図となった。
上司に「辞めてくれ」と言われ、鬱に。失業保険金もらう前に自殺
(2)30代後半 女性 職業=正規社員
鹿目将至「1日誰とも話さなくても大丈夫 精神科医がやっている猫みたいに楽に生きる5つのステップ」(双葉社/鳥居りんこ 取材・文)。
コロナ禍で勤務先の経営状況が悪化。上司から「申し訳ないが、辞めてくれないか」と言われ、自己都合での退職を受け入れる。その後、うつ病を発症。失業手当を申請したが、手続きがスムーズにいかず、その間、貯金を切り崩す生活。貯金が減るに従い、次第に精神的に追い詰められ、失業保険金が振り込まれる直前での自殺企図となった。
——先生はコロナ禍での自殺の理由は何が多いと感じていますか。
【鹿目医師】もちろん様々な要因が複雑に絡み合ってはいるのですが、挙げていただいた事例は顕著なものです。直接の原因として最も多いのが、コロナ禍における経済的問題が患者さんの精神面に影響したものだと考えます。
コロナ前と違うことは、元来、精神的に比較的に強かった人(精神科とは無縁だった人)であっても、自殺問題を抱えてしまうほど状況は切迫していると言えます。
——先ほど、うつ状態の時は「視野狭窄」になっていると説明いただきました。コロナ禍において「視野狭窄」が「追い詰められ感」を増大させてしまう理由は何でしょうか。
【鹿目医師】大きく3つ理由が考えられます。まず、コロナ問題のネガティブな話題が連日、長期にわたって報道され続けていることで、潜在的な恐怖や不安を感じてしまうこと。2つめは、自分の周りでも、り患した人が出たり、その当人に対する心ない言葉を耳にしたりして、自分や家族の身に迫る危機感が増長すること。3つめは、失業や廃業、減収による経済的ダメージが深刻であるという背景があります。それで、結果として、社会全体の空気に引きずられやすくなり、たとえ軽微な問題であったとしても深刻に考えやすくなっているのだと思われます。
「うつ病は治療可能な、十分に治る可能性がある病です」
——誰もが「もうダメだ」「もう逃げられない」などと追い詰められる精神状態に陥りやすくなっているということですね。やはり、「もうダメだ」という思考になりかかったら、医療機関に受診という方法がベストでしょうか。医療に頼っても、自殺願望を持つ人を救うのは限界があるのではないか、とも思いますが……。
【鹿目医師】確かに、医療を頼る人の中でも自殺者が多いのは事実です。しかし、医療に頼る前に自殺される人はもっと多いのです。医療を頼っても、完全に防ぐことは到底叶いませんが、かといって医療は無力ではありません。
繰り返しますが、うつ病は治療可能な、十分に治る可能性がある病です。
また、同時に知って頂きたいことがあります。精神科や心療内科には医師や看護師の他、精神保健福祉士や心理士など、経済的問題に専門的な知識を持つ人や、話を聴くスペシャリストが多くいます。病気に関する様々な制度などもアドバイスしてもらえますので、是非、相談して頂きたい。
医療につながりさえすれば、そこからは経済的にも心理的にも、様々な側面から助けになるサポーターたちがチームとなって、あなたの力になるはずです。
もし、自死が頭のどこかによぎっているならば、なおの事、そのチームにあなたを支えさせて欲しい。そのためにも、医療機関を受診することをためらわないでとお願いしたいです。どうか、自ら死を選ぶなどという悲しい選択をしないでください。自殺はしても、させてもいけないのです。
——そうですよね……「生きてさえいれば、なんとかなる」ということを信じたいです。


6500万円のマンションを買った夫婦が、いま「月12万円の賃貸」に住んでいるワケ

2021-02-06 13:30:00 | 日記

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非正規雇用者が減ったことで“ある事象”が起こっている
パートやアルバイト、契約社員の職が減ったことである事象が確認できるのだ。
コロナ後、住宅ローンの相談が最大77倍に増加
こうした状況を受け、住居を手放さざるを得なくなる世帯が増えてきているようなのだ。
「フラット35」などの住宅ローンを手がける独立行政法人・住宅金融支援機構の発表によると、3月以降ローン返済の一時猶予や見直しを求める相談が殺到しているという。新型コロナ感染拡大直後の2月には15件だった相談件数は、3月には214件、4月には1158件、5月878件と、最大77倍に増加している。
同機構の広報担当者によると、主な相談として以下のような相談内容が目立って増えているという。
「新型コロナウイルスの影響で今月分は入金できない。1カ月ほど待ってもらえるか」
「ボーナスが減りそうだ。ボーナス返済を取りやめることはできないのか」
また、同機構によるとこうした相談などに伴う「返済方法変更の承認件数」も、2月には0件だったものの、3月に2件、4月に198件、5月には1006件と激増しているのだ。
首都圏で住宅ローン融資を行う地方銀行の融資担当者が明かす。
「新型コロナを機に、うちでも確かに住宅ローンの滞納や返済方法についての相談は増え始めています。中でも目立つのが、ローンを組んで15~20年ほど経過していている、40代半ば以降~50代半ばくらいまでの共働き夫婦で、ペアローンを組んでいる家庭です」
ペアローンはギリギリの返済額でやりくりしている人が多い
「そもそもペアローンを組む人は、世帯収入からしてもギリギリの返済額でやりくりしている人が多い。しかも年齢的に、子供が高校生や大学生くらいになっている場合が多く、教育費がピークになっている。そこにコロナ禍が直撃してしまい、夫婦どちらかの収入が減ってたちどころにローンが払えなくなってしまった、というわけです」
ここに出てくる「夫婦によるペアローン」とは、「夫婦連帯債務型住宅ローン」などと呼ばれる融資契約の一形態だ。
夫婦のうちどちらかが主債務者に、もう片方が連帯債務者となることで、夫婦連名による借り入れを行うものだ。これにより、例えば主債務者である夫の年収だけでは住宅ローンの希望条件に満たないような場合にも、妻が連帯債務者となって収入を合算することで、条件をクリアできるというメリットがある。
ところが、夫婦の収入を合算することでようやく審査が通ったような住宅ローンは、有事の際には破綻リスクも大きくなる。
会社員・武内浩平さん(仮名・44歳)も、9年前に都内の新築マンション購入にあたって組んだペアローンの返済がコロナ禍を機に厳しくなり、物件を売却して賃貸マンションに引っ越した。
妻がコロナ禍で派遣切りに遭い、マンション売却を決意
「ひとり息子が小学校に上がる頃に、学区なども考えて6500万円で購入したのがその物件です。月々のローン返済額は約17万円。当時は、私も妻も会社員で、月の世帯収入としては60万円ほどあり、返済は余裕だと思っていました。しかし、息子を中学受験させることとなり、塾への送迎や勉強のサポート、塾に持たせる弁当の用意などのために3年前に妻が仕事を辞めたのです。翌年には息子が無事合格し、妻は派遣社員として不動産会社で働くようになった。月18万円ほどの収入でしたね。おかげで、ローン契約時とほぼ同程度の世帯収入にまで戻っていたんです。
しかし3月に入り、コロナ禍で派遣切りに遭ってしまい、無職になってしまいました。妻も40歳を過ぎていることもあり、新しい派遣先も見つからない。貯蓄の多くは息子の受験や入学金に使ってしまっていたので、ほぼゼロでした。私の月40万円ほどの収入だけでは、月8万円ほどの息子の学費を支払いながら、住宅ローンを支払うことは厳しくなってしまった。息子は今高校生ですが、この先大学にも行かせることを考えると、住宅費をカットするしかないと思い、8月に売却を決意しました」
幸いにも武内さんのマンションは5700万円で売れ、今は都下の家賃12万円の賃貸マンションで暮らしているという。
パート代の月8万円がなくなっただけで戸建てを売らざるを得ない
一方、妻の収入への依存度がさらに低い家庭でも、ペアローン破綻は起こり得るようだ。千葉県在住の自動車整備士、野田信次郎さん(40歳)が話す。
「6年前、子供が生まれたことをきっかけに、ペアローンを組んで柏市に3800万円の一戸建てを購入しました。当時、イケイケドンドンのローン審査で知られていた地銀Sでした。妻は知人が経営する飲食店でランチタイム前後の4時間だけパートとして働いていて、収入は月に8万円ほどだったのですが、それでも審査が通ったんです。
私の当時の手取り収入は28万円ほどで、私だけではどこも審査が通らなかったのでずいぶんと救われた気分でした。頭金を300万円ほど入れ、30年ローンで月々の返済額は約10万円。優遇金利の適用で1%弱でした。生活もそれなりに切り詰め、これまで返済の滞納は一度もありませんでした」
しかし4月、コロナの影響で野田さんの妻は勤務先の飲食店の経営が悪化し、解雇されてしまった。野田さんの収入はほぼ横ばいなので、8万円がそのまま減ってしまったかっこうだ。車のローン返済も月3万円あり、息子も小学生となって習い事なども始めていてお金がかかるようになっていた。
「最近はかなりカツカツな状態でローンを返済しており、パート代の8万円がなくなるとかなり辛い。妻にはすぐに別のパートを探させたのですが、コロナ禍ということもあって、子育てと両立できる時間帯のものはなかなか見つからない。ドラッグストアの求人1名に対し、20人以上のパート主婦が応募するらしいですからね。
結局7月と8月に立て続けに滞納してしまった。これが、『2度滞納が発生した場合は優遇金利を取り消す』という条件に触れ、金利が2.125%にアップ。月の返済額が1万円以上増えることになってしまった。このことが決定打となり、すでに妻とともに売却の意思を固め、今は不動産業者に相談をしているところです。売却ができれば、千葉のさらに奥地で中古物件を探そうと思っています」
競売物件を虎視眈々と狙う投資家も
武内さん、野田さんに共通しているのは、自身の給与は一切減っていないものの、世帯にとっての副収入的な存在だった妻の稼ぎが途絶えたという点だ。大黒柱ではなく、補助的な柱が倒れただけでも破綻に追い込まれてしまうのが、ペアローンの怖さといえる。
榊淳司『激震!「コロナと不動産」 価値が出るエリア、半額になる物件』(扶桑社新書)
ペアローンによって購入された物件か否かは別として、コロナ禍を機に、物件売却を考える人は増えているようだ。都内の不動産仲介業者も話す。
「8月に入ったあたりから、自宅を売りたいと相談に来られるお客さんが増えている印象です。中年の所帯持ちで、物件は築10~15年であることが多い。ただ、住宅ローンの残高を清算してもさらに数百万円以上のお釣りがくる程度の売値を希望される方がほとんどで、その多くは高望みです。なかなか買い手はつかないのが実情ですよ」
住宅ローンの滞納が続き、自宅の売却もできないとなれば、最悪の場合は差し押さえられて競売にかけられることになるが、それを虎視眈々こしたんたんと狙う投資家もいる。
前出の不動産仲介業者は「コロナ禍によって、条件のいい住宅や民泊物件などが競売や任意売却に出されることが多くなっている。中には相場の半値程度で落札される物件もあり、任意売却の物件や競売不動産を買いあさる投資家にとっては今は千載一遇のチャンスといっていい」と話す。
競売の物件数もたしかに前年より増えている。2020年9月に首都圏で競売開始決定後に裁判所に公告された物件の数は、東京都が201件で前年同期比21%増、神奈川県が133件で同14%増、埼玉県が98件で同23%増、千葉県が117件で同23%増といずれも急増しているのだ。
マイホームを奪われる者がいるかと思えば、それを安値で買い叩こうとする者もいる。アフターコロナの住宅市場はまさに弱肉強食だ。


眞子さまの「結婚容認」も…“小室圭さんと親戚になりたくない”秋篠宮さまのご本心

2021-02-06 11:00:00 | 日記

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「結婚することを認めるということです」
 11月30日、秋篠宮さまが55歳のお誕生日を迎えられるにあたって行われた会見の内容が明らかになった。 
 殿下は公の場で初めて、'18年から婚約が延期されている眞子さまと小室圭さんのご結婚を“容認”。しかし、事情を知る宮内庁関係者は「苦渋のご発言だった」と明かす。
「秋篠宮さまは今でも、眞子さまの結婚問題に不安や心配のお気持ちを抱えていらっしゃいます……。
 その原因は小室さんであり、殿下は彼を気に入るどころか“彼と親戚になりたくない”という強い嫌悪感をお持ちだそうです。
 ただ、眞子さまの意思がかなり強く、父親としてその気持ちを尊重したいという葛藤を抱えておられるのです。
 自分の意見に聞く耳を持たない眞子さまと誠実な対応を見せない小室さん、さらに金銭トラブルを解決させるために一向に動かない母親の佳代さん……。
“なぜ結婚を止めないのか”という国民からの批判も痛いほど理解されている殿下は、非常につらいご心境で日々を過ごしておられます」
秋篠宮さま、本質問の後に「結婚と婚約はちがう」
 冒頭の“結婚を認める”というご発言は、あくまで法的な観点からのものだという。
「会見で殿下は“憲法にも結婚は両性の合意に基づくものなので、親としては尊重すべき”と述べられましたが、それは一般論でしかありません。
 事前に殿下に伝わっていた質問が終了した後、記者からの関連質問に回答する場面では“結婚と婚約はちがう”ことを強調されました。関連質問に対しては、いわば“アドリブ”でお答えになるため、本音が漏れやすいのです。
 結婚は個人の自由意志で成り立ちますが、婚約は秋篠宮家と小室家との問題であり、“婚約は許すわけにはいかない”というお気持ちが、思わずにじみ出たのだと思います」(同・前)
 そもそも、今回の会見内容が注目されたのは、11月13日に眞子さまがお書きになった“お気持ち文書”が宮内庁から発表されたため。
「“結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択”という、かなり強い表現を使われていました。
 序盤に“両親の理解を得たうえで”と添えられており、“秋篠宮ご夫妻が結婚を許した”と話題になったのです。
 実際、秋篠宮さまは事前に文書内容を確認していたのですが、特に何も言わず、修正されなかったそうです。
 眞子さまが選んだ文言で、ご自分の気持ちを国民に伝えるべきだとお考えになったのでしょう」(同・前)
解決への動きを見せない小室家への「不信感」
 今年9月、紀子さまがお誕生日に公表された文書では《(眞子さまと)対話を重ねながら》と、話す機会をもうけたと示されたうえで《長女の気持ちをできる限り尊重したい》と述べられた。
 そのおことばに連動するように、秋篠宮さまも今回の会見で「この間、娘といろいろと話す機会がありました」と明かされ、ご両親は眞子さまのご意思を尊重されたと理解できる。
秋篠宮さまのお誕生日に公開された仲のよさそうな家族写真(11月14日・宮内庁撮影)
 ただ、秋篠宮さまとしては、まだまだ“課題”は山積みだとお考えになっているようだ。
 以前の会見で指摘された「多くの人が納得し、喜んでくれる状況になったと受け止められているか?」と記者から問われた際、ご自身の主観と前置きしながら「そのような状況ではない」とお答えに。
 それは、婚約が延期となった最大の原因だと言われる、小室さんの母親・佳代さんが元婚約者との間に抱える400万円超の金銭トラブルが、いまだに進展がないことに起因しているにちがいない。
「関連質問でも、会見で以前殿下がおっしゃった“問題をクリアして解決することが必要”だということについて質問が投げかけられると“いろいろな対応をしているとしても、見える形になることが必要”と述べられました。
 殿下は、小室さんサイドが金銭トラブルを解決させ、そのことを国民にわかりやすく示してほしいと強く願われていますが、トラブル発覚後から約3年が経過しても、解決に向けてほとんど行動を起こさない小室家に、不信感を募らせているのだと思います」(皇室担当記者)
 この関連質問のご回答で、小室家に対する秋篠宮さまの“本音”が飛び出した箇所がほかにもあると皇室ジャーナリストが語る。
「金銭トラブルに対する意見を求められた際、小室さんのことを“人のうちのこと”と突き放した表現を使われたことで、殿下のお気持ちが伝わりました。
 普通、義理の息子になる可能性のある方に対して、そのような表現を使うとは考えられず、せめて“小室家のこと”だと言及されるのではないでしょうか。
 頑なに“小室さん”と名前をおっしゃらないのは、彼のことを認めていないという本心が表れていたと感じます」
秋篠宮さま、胸中では小室圭さんは「結婚辞退」すべきとのお考えか
 前出の宮内庁関係者は、語気を強めてこう話す。
「殿下は“小室さんはご縁談を白紙に戻すべき”とお考えなのだと思います。
 白紙にした後、アメリカのニューヨーク州で弁護士資格を取得し、就職活動を終えて生活基盤を整えるとともに、金銭トラブルを見える形で解決してから改めて、結婚を申し込むのが筋だろうと。
 眞子さまのお気持ちや、結婚の自由が憲法で保障されていることを考えると、秋篠宮ご夫妻から“白紙にしてください”とは言えません。
 なぜなら皇室の方々は憲法を順守しなければならないお立場だからです。皇室で生まれ育ち、上皇さまや天皇陛下とともに歩まれてきた殿下ですが、眞子さまの父親でありながらも、次代の天皇陛下でもあることでたいへん苦悩されています。紀子さまも殿下と同じお気持ちでしょう。
 ご夫妻としては、小室さんサイドが“お騒がせして申し訳ありません。いったん辞退させていただきたい”という申し出を待たれているのでは。
 ここまでこじれてしまった問題に対する、小室さんの最たる誠意の見せ方は“辞退”という選択しかありません」
 そんなご両親の思いをよそに、眞子さまは小室さんとの結婚に邁進されている。
 会見でも明かされた眞子さまとの話し合いで、秋篠宮さまは“無言の圧力”をかけられたという。
「眞子さまは“とにかく早く結婚したい”というお気持ちです。先日出された“お気持ち文書”のような勢いで、結婚への強い思いを殿下に伝えられたのでしょう。
 会見での“結婚容認”発言は、親子の話し合いを踏まえた殿下が、眞子さまのお気持ちを酌みとられた結果です。
 そのため、眞子さまの文書のトーンと、殿下の容認発言は呼応している印象です。
 その詳細を関連質問で聞かれた際、殿下の本心と困惑ぶりが表れてしまったのだと思います」(秋篠宮家関係者)
 結婚を認めると言ってほしい─。愛娘の強いお気持ちを慮った殿下が「結婚を認める」と“言わされた”形になってしまったのだろうと、この関係者は指摘する。
 今回の殿下のご発言により、眞子さまの結婚は誰にも止められなくなった。
一般の結納にあたる『納采の儀』は行わず、入籍する可能性が有力なのだが、その場合の手続きや、皇室を離れる際に支払われる一時金はどうなるのだろうか。

宮内庁OBで皇室ジャーナリストの山下晋司さんが、次のように話す。
「眞子内親王殿下と小室さんが、婚約を経ずとも婚姻届を役所に提出して受理されると婚姻は成立します。その証明として受理証明書を受け取り、宮内庁に提出すれば、宮内庁はそれを確認後、皇室の戸籍にあたる『皇統譜』から眞子内親王殿下を除籍します。そして『皇室経済会議』を開き、一時金の額を決定することになるでしょう」
 眞子さまが結婚した場合に渡る多額の一時金も、国民から反対される理由のひとつ。
眞子さまへの一時金は前例にのっとり「1億4000万円」の可能性高い
「法律上、一時金の減額は可能ですが、皇室経済会議のメンバーには“なぜ、この金額に決定したのか”という説明責任があります。“国民からの批判が大きいから減額するべき”や“品位を保持するために、ある程度は出すべき”など議論は難航することが予想される。前例にのっとった支出額で満額の1割減にあたる“1億4000万円”に決定する可能性が高いでしょう」(前出・皇室担当記者)
 一時金だけではなく、小室家への警備費用も危惧される。
「黒田清子さんは、結婚後も一定期間は警備がつき、自宅の前にはポリスボックスも設置されていたようです。警察としては、一般の人であっても危害を加えられる可能性のある人なら、状況に応じて警備対象とするでしょう。眞子内親王殿下と小室さんがご結婚後に日本でお暮らしになると、現状から鑑みて、当面はそうとう厳重な警備になることが予想されます。警備費用は当然ですが、それなりにかかりますね」(山下さん)
2018年2月、2名のSPに警護されて外出する小室圭さん。眞子さまとのご結婚が成立すればさらに強化される
 小室さんの留学前、小室家の警備にかかる1か月の費用は700万円にのぼると報じられたことがある。結婚されてから1年間、警備が稼働し前例にならった一時金が支払われた場合、単純計算で2億2000万円を超える。
 多額の税金が投入される可能性がある眞子さまの結婚を、もう止めることのできない秋篠宮さまは会見の終盤、こんな胸の内を明かされた。
「最後の関連質問で“結婚延期の原因を、ご本人たちが説明するべきでは”という質問に対して“結婚する段階になったら、今までの経緯も含めてきちんと話すことが大事”と述べられました。つまり、婚約なしで結婚するにしても文書ではなく、おふたりで記者会見などを開いて、これまでの経緯などを国民に説明するべきだと示されたのです。
 例えば、来秋に小室さんがニューヨーク州の弁護士資格を取得した後、金銭トラブルの経緯や今後の対応、仕事の展望などを説明する機会を設けて“けじめをつけてほしい”と願われているのだと思います」(前出・皇室ジャーナリスト)
 秋篠宮さまが課された“最後の宿題”に、おふたりはどのような解答を導き出されるのだろうか─。


コーヒー習慣は健康寿命の援軍 注目成分のニコチン酸

2021-02-06 08:30:00 | 日記

下記の記事は日経ヘルスアップからの借用(コピー)です

リモートワークが増え、家でコーヒーを飲む機会が増えた、という人も多いのではないだろうか。リラックス効果をもたらすこのコーヒー、ここ十数年の間には含有成分の疫学的な分析が進み、多くの研究者が健康効果についての論文や著書を次々と発表している。東京薬科大学名誉教授で、「コーヒー博士」として知られる岡希太郎さんもその一人。最近注目しているのはニコチン酸という成分と健康寿命の密接な関係だ。そこで岡さんに、コロナ禍の今だからこそ気になる、コーヒー習慣の効用についておさらいしてもらった。
◇   ◇   ◇
「日本のように社会が高齢化すると、ロコモティブシンドローム(ロコモ、運動器症候群)やフレイル(要介護一歩手前の虚弱状態)に悩む人が多くなります。コーヒーに含まれるニコチン酸には、これらのリスクを低減する効果が期待できる。日本人を元気で長持ちにする、つまり健康寿命の延長効果が期待できるわけです」
こう語る岡さんは1941年生まれの薬学博士。東京薬科大や米スタンフォード大で臨床薬理学などを専攻し、漢方薬や生活習慣病にも詳しい。2004年からコーヒーと健康についての研究に取り組み、『珈琲一杯の薬理学』(医薬経済社)、『がんになりたくなければ、ボケたくなければ、毎日コーヒーを飲みなさい。』(集英社)などの著書がある。第一線を退いた今も英科学誌「ネイチャー」などを熟読し、最新の文献をつぶさにチェックしている。
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健康寿命の延長効果が期待できる物質
その岡さんが「今後の研究の進展に最も注目している」のが、ビタミンB3のひとつであるニコチン酸だ。キノコのヒラタケや大粒種のピーナツの含有成分として知られ、深く煎ったコーヒーに含まれる。様々なコーヒーの成分のうち、唯一のビタミン。ちなみにタバコのニコチンとは異なる物質だ。
「試験や論文の蓄積により、ニコチン酸の効果が広く認識されるようになるのはこれからでしょう」と岡希太郎さんは予測する
なぜニコチン酸には「健康寿命の延長効果」が期待できるのか。それはNAD(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)という物質との関係で説明できる。
NADとは細胞内のミトコンドリアの中にある補酵素のこと。酸化還元反応に関与する重要な物質で、細胞にできた傷の修復を促すほか、「人間が生きていくうえで一番大事なエネルギーをつくります」。人間のエネルギーは、ミトコンドリア内の様々な代謝酵素が栄養素を分解することによって得られる。「この代謝酵素はNADと結合することによって酵素活性を発揮するのです」。ここでつくられたエネルギーはATP(アデノシン3リン酸)というリン酸化合物に保存され、体の隅々にまで運搬される。
NADは加齢とともに減少し、これが老化関連疾患の原因の1つになるとみられている。「NADが不足すると体の中でエネルギーが生み出せなくなり、それが筋肉量が減少するサルコペニアやロコモ、フレイルにつながる可能性があるわけです。いわば体というエンジンがガソリン不足になり、元気が出なくなる」
ニコチン酸は体内で、このNADに変化するのだ。深く煎ったコーヒー豆10グラム中には、ニコチン酸が3~5ミリグラム含まれる。これを1日に3、4杯飲めば、NAD不足にならないだけの量に近いニコチン酸を摂取できるという。ビタミンB3自体は100年以上前に発見され、戦後の食料難の時代には病気の予防のために小麦や米に添加された歴史がある。「これが社会の高齢化に伴い、“老人病”(加齢性疾患)を防ぐ効果が見直され始めた。いわば古くて新しい成分なんです」と岡さんは指摘する。
「ニコチン酸の効能に関する論文は近年、ようやく数が増えてきました。一般には善玉コレステロールを増やす効果や、皮膚・粘膜の健康を保つ美肌効果などが注目されていますが、医療の現場では、様々な病気の治療にも使われ始めています」
その1つが、先天的なNAD不足による筋無力症で難病に指定されている「ミトコンドリア・ミオパチー」。昨年にはヘルシンキ大の研究チームが、ニコチン酸の投与で患者の筋肉中のNAD濃度が高まり、副作用もなく運動機能が回復したと発表した。また中国の医師団からは、やはり難病の潰瘍性大腸炎をニコチン酸の追加投与で治癒させたとの論文も発表されている。
「年をとってもニコチン酸を摂取してNADを増やし、細胞内のミトコンドリアでしっかりエネルギーをつくることができれば、免疫力も高められる。人間本来の生命力を上げられるわけです。コーヒーを飲む習慣は、この点でも健康維持に役立つ可能性がある。なかにはコーヒーが苦手な人もいるので、容易に手に入るニコチン酸のサプリメントなどが今後、普及するといいですね」
悪者扱いされがちだったコーヒーがなぜ注目されるように?
コーヒーはかつて発がんリスクが疑われるなど“悪者扱い”されがちだった。逆にその健康効果が注目されるようになったのは、ようやく今世紀に入ってからのことだ。2002年にオランダの学者が、コーヒーの摂取が(生活習慣病の)2型糖尿病になるリスクを低下させる、という内容の論文を英医学誌「ランセット」に発表したのを機に、様々な疾病に関するコーヒーの疫学研究が活発になった。
「人種や国、文化の違いによらず、コーヒーを飲むことで3大死因病(心臓病、脳卒中、呼吸器疾患)などの罹患(りかん)リスクが下がることを指摘する論文がこれまでにも数多く発表されており、4、5年前までにはその多くで根拠が認められています」
健康との関連においてよく取り上げられるコーヒーの有効成分が、植物の色素や苦みの成分であるポリフェノールの1つで、抗酸化作用が認められているクロロゲン酸だ。
「体の中の過剰な活性酸素は細胞自体を痛め、老化を引き起こします。例えば血管の壁が老化すると動脈瘤(りゅう)などが起きやすくなり、糖尿病が重なれば粥状(じゅくじょう)動脈硬化が起こって血行を阻害し、心臓や脳の働きに悪影響を与えます。クロロゲン酸はこうした過剰な活性酸素の無力化に貢献し、細胞の老化、炎症を抑えます」
クロロゲン酸にはインスリンの分泌を促すなど2型糖尿病の予防効果も指摘されている。ただ、コーヒー豆を深く煎ると、このクロロゲン酸は失われてしまう。そこで岡さんは、ニコチン酸が豊富に含まれる深煎りの豆と、クロロゲン酸が豊富に含まれる浅煎りの豆をブレンドしたコーヒーを飲むことを勧めている。
岡さんは第一線を退いた後も最新の「ネイチャー」など科学誌や学術論文にこまめに目を通し、情報発信にも積極的だ
コーヒーの健康効果については、がんの予防も気になるところだ。岡さんによると、様々な臓器のがん全体で見れば、コーヒーは発がんリスクをわずかに下げる程度だという。ただ、そうした中で肝臓がんに関してはリスク低下の効果が「ほぼ確実」とされている。予防効果の指摘は今世紀に入ってから目立ち始め、2005年には国立がん研究センターが「コーヒーをほとんど飲まない人に比べ、ほぼ毎日飲む人の肝臓がんの発生リスクは半減する」という研究結果を発表 した。
「肝臓はとても複雑な臓器です。抗酸化物質であるクロロゲン酸をはじめ、コーヒーに含まれる様々な成分を総動員することで、がんの発症が抑えられると考えられます」
岡さんは「コーヒーは本当に不思議な飲み物なんですね」としみじみ語る。
「例えば漢方薬の原料となる生薬の成分はだいたい1つか2つ。でもコーヒーにはいくつもの有効成分があります。そのうえ習慣性があるので、嫌いな人や体質に合わない人を除けば、無理なく毎日飲める。そこが魅力です」
もちろん、何事も「過剰」は禁物。飲み過ぎは避けたほうがいいし、砂糖も入れすぎは良くない。適量は1日に3、4杯だ。また妊婦はカフェイン入りのコーヒーを控えたほうがいい、という指摘もある。
いずれにせよコーヒーと健康に関する研究は多角化しつつあり、深化の途上でもある。今後も様々な疾病の予防効果だけでなく、アンチエイジング、美容といった側面からも、新たな研究成果が注目を集めることになるだろう。
(名出晃)
岡希太郎さん
東京薬科大学名誉教授、コーヒー研究家。1941年、東京都生まれ。東京薬科大学卒業。東京大学薬学博士。スタンフォード大学医学部留学。コーヒーの薬理作用について研究。