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「仕事やお金を失ってもやめられない」性欲の強さと関係なく発症する"セックス依存症"の怖さ

2021-02-10 15:30:00 | 日記

下記の記事はプレジデントオンラインからの借用(コピー)です

「セックス依存症」という病名は存在しない
現時点で臨床現場において、「セックス依存症」という診断名は存在しません。病院の診察室で医師が「あなたはセックス依存症ですね」と告げることはあっても、それは正確な診断名ではありません。
類似の診断名として「性嗜好障害」という病名があります。これは、性的満足を得るための手段が偏っていて、一般的な社会通念を逸脱した反復的・強迫的な性行動や衝動を指しています。
必ずしも犯罪に至るわけではなく、性的ファンタジーや強迫的なマスターベーションにとらわれるケースもあります。そして、そのことで生活が破綻する人も多くいます。
性行為に耽溺するケースでいうと、とにかくセックスをしないと落ち着かない、生活に支障をきたしたり不利益を被ったりしてもなお、危険な性行為を繰り返してしまうことを指します。
2017年に佐々木希さんがドラマ『雨が降ると君は優しい』(Hulu)で演じた女性はセックス依存症でしたが、作中での診断名は「性嗜好障害」でした。
そして近年、この分野では、ちょっとした大きな動きがありました。
新たに設けられた6つの診断基準
2018年、WHO(世界保健機関)が定めたさまざまな精神疾患の分類であるICD(国際疾病分類)が約30年ぶりに改訂されたのですが、そのICD-11(第11回改訂版)ではいわゆるセックス依存症を「強迫的性行動症(Compulsive sexual behaviour disorder)」という精神疾患であると認定したのです。
翻訳されて日本で適用されるにはまだ少し時間がかかりそうですが、それによって新たに「強迫的性行動症」という病名が加わることになります。
強迫的性行動症の診断基準には、次のような6つの項目があります。
(1)強烈かつ反復的な性的衝動または渇望の抑制の失敗
(2)反復的な性行動が生活の中心となり、他の関心、活動、責任がおろそかになる
(3)性行動の反復を減らす努力がたびたび失敗に終わっている
(4)望ましくない結果が生じているにもかかわらず、またそこから満足が得られていないにもかかわらず、性行動を継続している
(5)この状態が、少なくとも6カ月以上の期間にわたって継続している
(6)重大な苦悩、および個人、家族、社会、教育、職業、および他の重要な領域での機能に重大な問題が生じている
過剰なセックス、マスターベーション、ポルノ視聴、性風俗店の利用など、日常生活に大きな支障が出てもその行為をやめられない人は、この強迫的性行動症に該当すると考えられています。
しかし現時点では、WHOは強迫的性行動症そのものを「依存症」というカテゴリーに分類していません。いまだ研究の歴史が浅く、データ不足や議論が尽くされていないのが現状です。
「性欲が強いから発症する」というのは間違い
性依存症は、犯罪性のあるものとないもの、「非合法タイプ」と「合法タイプ」に分けられます。
犯罪性のある「非合法タイプ」はさらに痴漢や小児性愛障害(ペドフィリア)、強制性交などの「接触型」と、盗撮やのぞき、露出など、直接他人には触れない「非接触型」に分類されます。
犯罪性のない「合法タイプ」には、不倫や風俗通いがやめられない、自慰行為がやめられない、サイバーセックス(インターネットを介して性的興奮を得る行為)に耽溺する、服装倒錯(下着窃盗などを伴わないもの)など、倫理的には問題があるとしても犯罪性のない行為が挙げられます。セックス依存症は、基本的にこの犯罪にならない合法タイプの性依存症を指します。
本書では、セックス依存症を広義での「性依存症」の一部と捉えて解説していきます。
セックス依存症と聞くと、どんなときでもセックスのことを考えていて、セックスをしたくてたまらない、性欲が人一倍強い人がなる病気……そんなイメージを抱く人も多いかもしれません。
しかし、実はセックス依存症の本質は「性欲の問題」ではありません。実際はもっと複雑で、さまざまな複合的要因が絡み合った問題なのです。
どれだけ傷ついてもセックスをやめられない
なによりセックス依存症は、さまざまな損失を繰り返してもなお、この行為がやめられなくなります。
スキャンダルによって仕事や家庭、世間体や信頼関係を失う「社会的損失」や、不特定多数との性行為による性感染症やHIVのリスク、女性ならば望まない妊娠や人工妊娠中絶などの「身体的損失」があります。また、風俗通いがやめられず借金を重ねてしまうような「経済的損失」も考えられるでしょう。
社会生活を送る上で多くの損失が発生しているのに、脳の報酬系と呼ばれる神経回路に機能不全が生じると、「やめたいと思っているのにやめられない」状態に陥ります。そこではアルコールや薬物など、物質依存と似たメカニズムが働いているといわれていますが、まだ科学的には明らかになっていません。
また、近年の京都大学の研究グループの報告では、行為・プロセス依存の背景にこの報酬系が形成する「条件付け」が関係しており、それを抑制する前頭前皮質の活動が弱まっているせいで行動の制御ができなくなるという仮説が発表されました。
この仮説の研究結果から、行為・プロセス依存では前頭前皮質の活動に依存する確率判断の障害が関連しており、社会的リスクの高い問題行動がどのような結果につながるかを認識できず、その結果、行動の抑制ができなくなると考えられると結論づけられました。
さらに、数々の損失と苦痛に加えて、強迫性や衝動性も依存症の大きな特徴です。「セックスをしないと落ち着かない」「一度自慰をしたいと思うと、せずにはいられない」など、自分の中で「スイッチ」が入ったら、その行為を達成しない限り落ち着かなくて仕方ないという状態です。
これだけでも、世間一般の人が抱く「セックス依存症」のイメージと実態には、かなりの乖離があることがわかります。
本人をかばうことで症状を悪化させる場合も
また、社会的、身体的、経済的な損失に対して当事者が病気であるという意識を持てず、無自覚な状態に陥るケースもあります。
とくに男性の場合、本人が強い権限や経済力を持っていると、周囲の人間が口止めや「尻拭い」をしてしまうため、本人が本来感じるべき痛みに無自覚のまま、問題行動を繰り返してしまうパターンが見受けられます。
依存症の世界では、問題のある人の症状を支えてしまう行動のことをイネーブリング(Enabling)、その支え手となる人をイネーブラー(Enabler)と呼びます。
典型的な例では、アルコール依存症の夫が泥酔してなんらかのトラブルを起こした際に、妻が本人に代わって頭を下げて問題をなかったことにすることで、ますます夫が自身のアルコール問題に気づくことができずに否認を強化するというケースがあります。
そして妻は妻で、「この人はやっぱり私がいないとダメなんだ」という救世主的役割を担うことで、アルコール依存症の夫と共依存関係に陥っていきます。
またギャンブル依存症の家族では、当事者の借金を親が「私が払ってあげないと息子がかわいそう。世間体もあるし……」と肩代わりして、子どもは性懲りもなく再びギャンブルを続ける……というケースも数多く見られます。
回復をさまたげる「共依存」という落とし穴
ここで、当事者の家族や援助者が陥りやすい「共依存」のパターンを3つ紹介しておきたいと思います。
(1)否定的エンメッシュ(否定的コントロール)
他人の世話を焼き、他人に頼られることで自分の存在を認めさせよう、それによって自分の安全も得ようとする態度のことをいいます。
(2)救世主願望(メサイアコンプレックス)
「困っている人を自分が助けたい」「人の役に立ちたい」という考え自体は否定されるものではありませんが、その背景に劣等感や自己肯定感の低さがあると、「満たされない自分を満たすために人を利用する」という関係性になります。
つまり、自分の自己肯定感を高める道具として他者を利用するということになります。
(3)治療中断に対する恐怖心
当事者が自分(援助者)を見捨てて離れていってしまうことへの恐怖心から、伝えるべきことが伝えられず、間延びした関係性を続けてしまうことをいいます。
本来、当事者が援助者から離れて自立していくことは「自分の力でなんとかやっていける目途がついた」というサインでもあるため、援助者自身の「見捨てられ不安」についても自覚的になる必要があります。
共依存のバリエーションは豊富で、援助者も気づかないうちにその関係性に酔ってしまうことがあります。
支援者も自分自身と向き合わなければいけない
知らない間に当事者と共依存関係に陥り、「本人のため」と思ってしたことが実は自分自身の不安をケアするためで、本質的には当事者の自立のサポートにつながらない行為を繰り返している援助者のことを「プロフェッショナル・イネーブラー」といいます。
こういう名刺は持ちたくないですが、案外気づいたらこのような膠着した二者関係に陥っている援助者は多く、だからこそ援助者自身の健康性や対人関係のパターンをチェックしておく必要があると思います。
依存症者が自身の問題と向き合い、適切な治療と回復につながるには、その問題や失ったものをきちんとオープンにして、勇気を持ってイネーブラーが支えている手を離し、関係者が足並みを揃えることが不可欠です。
セックス依存症も他の依存症と同様、単に本人の問題行動だけに注目するのではなく、周囲に潜在するイネーブラーの存在も視野に入れて治療戦略を立てていく必要があるでしょう。
やがて、イネーブラーは家族会や自助グループに参加し、そこで仲間とつながって自身の回復に取り組むことで、当事者への対応や距離の取り方を学び、当事者の回復の伴走者となるキーパーソンに成長していくのです。
「男は性欲をコントロールできない生き物だ」という偏見
男性と女性では、セックス依存症の原因や傾向に違いがあります。
現在の日本において、男性に対してはいまだに「たくさんの女性と肉体関係を持っているほうが男らしい」という社会的バイアスが存在します。
とくに男同士の絆や結びつきを重視するホモソーシャルな世界では、女性蔑視(ミソジニー)を介して絆を深めることが起こりやすいため、女性をモノとして扱い、ナンパした数や経験人数の多さを競うことで同性の仲間から認めてもらうという風潮もあります。
つまり、自身の歪んだ承認欲求を満たすための道具として女性を使っているのです。
また、「男は性欲をコントロールできない生き物だ」という歪んだ価値観がいまだ信じられていることにも違和感を覚えます。これは、被害者が存在する性犯罪の場面でもしばしば見られます。
たとえばある男性が痴漢で逮捕されたときに、「妻とはセックスレスだったため、性欲を持て余して痴漢行為に及んだのだ」と、性欲解消のために痴漢行為に至ったと考える人がいます。
当然ながら、セックスレスと痴漢の間にはなんら相関関係はないものの、「抑えきれない性欲が暴走して、性犯罪を犯してしまった」というステレオタイプがいまだ根強く社会にはびこっている事実は明らかです。
犯罪化しなければ治療に結びつかいない現状
私はこれまで2000人以上の性依存症者の治療に関わってきましたが、「性欲が強く、それが抑えきれなくて性犯罪に走った」という人はごくわずかです。
そもそも多くの男性は、性欲をちゃんとコントロールできます。「男は性欲をコントロールできない」という価値観は、冷静に考えると男性を侮辱するものです。
斉藤章佳『セックス依存症』(幻冬舎新書)
性依存症の治療が必要な当事者であっても交番の前では痴漢はしませんし、友人との会話中、急に自慰行為をしたりはしません。それなのに、いまだその価値観が根強く残っているということは、それによって都合の悪い事実を隠蔽でき、周囲を思考停止に陥れられると学習している男性が多くいるからです。
著書『男が痴漢になる理由』(イースト・プレス)にも書きましたが、反復的な性的逸脱行動を性欲の問題にのみ矮小化して捉えてしまうと、問題の本質を見誤ります。
同調圧力ともいえるような「男らしさ」を強いる価値観が社会にはびこっているため、犯罪化しない限り、男性の性依存症の問題は臨床の場に出てこないのが現実です。
アルコール依存症の場合は、問題飲酒を続けていると身体がボロボロになるといった健康被害や、仕事の無断欠勤、離婚、飲酒運転、ケンカからの傷害事件などの社会的影響が表面化する可能性が高いのに対して、性の問題はデリケートな性質があるために、「自分にはなにかしらの問題がある」とわかっていながらも当人がなかなかオープンしにくく、治療に結びつかない現状があります。


野村克也氏を死に追いやった冬の風呂、急な老化、妻と死別

2021-02-10 13:30:00 | 日記

下記の記事は日刊ゲンダイデジタルからの借用(コピー)です


プロ野球で万年Bクラスのヤクルトを3度日本一に導いた元監督の野村克也さん(84)が亡くなった。自宅の浴槽内でぐったりしているところを発見され、病院に搬送されたが助からなかった。死因は3年前に他界した妻の沙知代さんと同じ虚血性心不全だった。

 虚血性心不全とは心臓に酸素と栄養を送る冠動脈が狭くなって血液の供給不足が起こり(虚血)、心臓の働きが悪くなる病気だ。冠動脈が急に詰まる病気は心筋梗塞と呼ばれるが、虚血性心不全は、心筋梗塞と明確に特定できないものの、虚血により心臓の働きが悪くなる場合に付けられることが多い。

 実は野村さんのように浴室で倒れ、虚血性心不全などで急死する人は珍しくない。循環器内科が専門で平成横浜病院健診センター長の東丸貴信・東邦大学名誉教授が言う。

「冬は温かい居間から寒い脱衣所へ移動することで、血管が縮まり血圧が急上昇します。熱いお湯に漬かると、血圧がさらに上がります。お湯で温まると血管が広がり血圧が急に下がります。こうした心臓や血管への『ヒートショック』によるストレスが脳卒中や心筋梗塞のリスクを上げているのです」

2015年の統計によると日本では入浴中の死亡が年間1万9000人ほどいて、交通事故の死者数の4倍以上に当たる。そのうち9割は65歳以上の高齢者だ。

「高齢者は糖尿病や高血圧などの持病により動脈硬化が進行して血管の柔軟性を失っているからです。それに拍車をかけているのが温度センサーの衰えです。多くの中高年はそれに気づいていません。夏に暑さに気づかずに熱中症になるのと同じで、冬の寒さを感じにくいために血管や心臓に負担をかけているのです」

 中には「寒さを感じないのは健康な証し」と勘違いする人もいる。しかし、本人が気づいていないだけで、血管や心臓に低温によるストレスをかけ続けている。

 気をつけたいのは老化は実は一気に進むことだ。昨年末、世界的な学術雑誌「ネイチャーメディスン」に掲載された論文によると、血液中の老化に関係するタンパク質量の増減から「34歳」「60歳」「78歳」に老化は急激に進むことが報告されている。

 しかも高齢者は一人暮らしが多い。内閣府の調査によると、17年には65歳以上の一人暮らしは627万4000人。13年後には795万9000人になると推計されている。妻や夫に先立たれているケースでは周りが気づかないうちに体に衝撃を受けているから要注意だ。妻に先立たれた夫のダメージは想像以上で、「何でオレなんかが生き残り、あいつが先に逝くんだ……」という絶望感にさいなまれる。妻との死別後、半年以内の死亡率が独身者に比べて40%も上昇。死別後1年でうつ病を発症する率は15%アップし、1年以内の自殺率も66倍に跳ね上がるというデータもある。

■打ち勝つにはどうすれば?

 野村さんも3年前に妻の沙知代さんを亡くして以降は、見るからに元気を失っていたという。1月21日には金田正一さんの「お別れの会」に出席して「オレももう長くない」と漏らしており、寂寥感があったはずだ。

孤独は複数の身体機能に影響を与えていて、肥満よりも死亡リスクが高いといわれている。慢性的な孤独は、代表的なストレスホルモンであるコルチゾールの増加に加え、血圧の上昇と重要臓器への血流を減らす恐れがあることがわかっている。また、孤独が白血球の生成にも影響を与えることが報告されており、免疫システムが弱くなり、感染症への抵抗力が低下することもわかっている。

「冬のお風呂場」「急激な老化」「孤独感」に打ち勝つにはどうしたらいいのか。

「冬のお風呂でヒートショックを起こさないためには、居間、脱衣所、お風呂での寒暖差をなくすことが大切です。脱衣所には小型の温風式の暖房器を入れ、お風呂のお湯はシャワーでためることで、蒸気により浴室を温めましょう。沸かし湯なら、ふたを外して沸かすといいでしょう。風呂場の床にスノコやマットを敷くのも手です」

高齢者にはぬるめのお湯がよく、長風呂しないことが原則だが、50代くらいまでは熱いお風呂に入るのも手だ。一時的に熱ストレスを加えることで「ヒートショックプロテイン」というストレスから身を守るタンパク質が分泌される。

 入浴中は手すりや浴槽のふちを持ってゆっくり立ち上がる。急に立ち上がると体にかかる水圧がなくなった分、一気に血管が拡張し、脳への血流が減って貧血になり、転倒リスクが高まる。

 外出がおっくうになったら無理せず、貧乏ゆすりなどで体を動かすことだ。

 孤独解消で一番いいのは家族との同居。事情が許せばそれとなく話し合うべきだ。もちろん、友達づくりも必要で、周りにいなければ、ネットで探すのもよい。

「そんな心配は先のこと」なんて思っていても、不幸は待ってくれない。


眞子さまのご結婚の行方を皇室記者が解説「結婚を前提にした環境整備へ」

2021-02-10 11:00:00 | 日記

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コロナ禍での天皇陛下と雅子さまのご公務、今年成人を迎える愛子さま、そして眞子さまのご結婚……。
令和3年を迎え、相変わらず皇室への関心、話題はつきません。
間近で皇室の方たちの素顔を見てきた、皇室担当歴27年のベテラン記者・大久保和夫さんに、コロナ禍での皇室の変化、そして今後の皇室のあり方について伺いました。今回は注目される眞子さまのご結婚のゆくえについてです。
眞子さま29歳のお誕生日に公開されたポートレート。写真/宮内庁提供

「憲法の定め」に従い眞子さまの結婚を認めた秋篠宮さま

今の皇室に関して、国民の大きな関心事となっている眞子さまのご結婚。今後、どうなるのでしょうか……?
「昨年11月30日の誕生日に伴う記者会見で、秋篠宮さまは眞子さまのご結婚についてふれられました。その中でのご発言で分かったことは結婚を前提に動き出しているということです。
ただ結婚されるなら、きちんと多くの国民に喜んでもらえるようにするために何をするべきか、ということもおっしゃっていますね。それは眞子さまもお分かりになっていることです」
お誕生日に際し会見する秋篠宮さま。写真/宮内庁提供
記者会見で、秋篠宮さまは「……それは結婚することを認めるということです。これは憲法にも結婚は両性の合意のみに基づいてというのがあります。本人たちが本当にそういう気持ちであれば、親としてはそれを尊重するべきものだというふうに考えています」とおっしゃっています。
「秋篠宮さまのご発言の前の13日に、眞子さまが文書でお気持ちを表明されました。その中で『さまざまな理由からこの結婚について否定的に考えている方がいらっしゃることも承知しております。しかし(略)、結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択です』とおっしゃっています。
眞子さまは現実をきちっとわきまえていらっしゃる。その上で結婚は揺るがない、というお気持ちを明確に表明されたのだと思います。親としては認めざるをえないでしょう」
秋篠宮さまが結婚を認める根拠としたのが、憲法でした。とはいえ、もろ手を挙げて賛成されているのでしょうか。
「秋篠宮さまは、多くの人が納得し喜んでくれる状況の前提として、今までの経緯なども含めてきちんと説明することが大事なことだとお考えになっていると感じました」
「国民が幼い頃から見守ってきた皇族」と結婚する意味
第67回日本伝統工芸展授賞式に出席された眞子さま。写真/JMPA
小室さんの母の借金問題がどうなっているのかも、不透明なままです。
「借金問題もそのひとつですが、もう結婚するという前提ですから、報道されているトラブルが障害になる、ということはないでしょう。あとは諸々の問題についてきちんと説明するように、と小室さん側に投げかけたということだと思います」
宮内庁長官も記者会見で小室さん側に説明責任があると発言し、話題になっています。
「国の機関のトップが民間人に『説明責任がある』という言い方は、異例なことです。ただ、それは宮家の方々をお世話する立場の役所の長として、このご結婚が多くの人たちに祝福されるようになるための環境整備が必要だ、ということを強調するための発言だったと思います。
宮家のご当主が、ご結婚の方向が固まったと話したことで、遅ればせながら宮内庁も乗り出してきたと言うことでしょう。一方の当事者である小室圭さん側がそれなりの時期をみて説明することになるでしょう」
とはいえ、実際にはかなりこじれてしまっていると感じざるをえません。こののち国民から祝福されるような雰囲気になるのでしょうか。
眞子さま、小室圭さんの婚約内定記者会見。写真/JMPA/小学館
「ご本人たちが結婚する、と言っている以上、誰もそれを阻止することはできないでしょう? やはり多くの国民が祝福できるように、お二人が今後努力される以外にないのではないでしょうか」
あまりにも今まで説明がされすぎなかったために、国民ももどかしさを感じているのかもしれません。どんなタイミングで説明をするのかも難しそうです。
1996年8月2日、軽井沢を散策される眞子さま、佳子さま。写真/JMPA

「皇族の皇族たるゆえんのひとつは、国民が、お誕生にはじまりお小さいときからだんだんと育っていく様子をメディアなどを通じて知っていることです。あんなに小さいお子さんだったのが、こんなに立派に成長されて、と親が子どもを見るような気持ちで捉えているからこそ、皇族方に対して親しみを感じている面があると思います。
そうした国民の受け止めもご自分のお立場で理解されている眞子さまは、キチンと国民に対して説明されると思います。
小室さんも皇族と結婚する、という事実を充分噛みしめながら、自分の中で落とし込んで、それを国民に納得してもらうようなかたちで説明すべきでしょう」


「長寿日本一の秘訣は適度な毒」長野県民が実践する病気知らずの食事法

2021-02-10 08:30:00 | 日記

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長寿日本一といえば沖縄県をイメージする人が多いかもしれない。だが、現在の最長日本一は男女共に長野県だ。一体いつ頃から、どうしてそうなったのだろうか。東京医科歯科大学副学長の古川哲史氏は「その成功の秘密は、食生活の改善・充実を中心とした『予防医療』にある」という——。
※本稿は、古川哲史『最新研究が示す 病気にならない新常識』(新潮新書)の一部を再編集したものです。
50年で最長寿県となった長野県
日本では、毎年、県別に寿命の長さが発表されています。最長寿県はどこだと思う? ときいたら、沖縄県じゃない? という答えが最も多かったのですが、確かに少し前までは、沖縄県が最長寿県として有名でした。
ですが、今では沖縄県は男性の場合は47都道府県中30位(女性は3位)です。これは沖縄県民の生活様式の急速な欧米化、特にファストフードの普及と車社会の影響が大きかったようです。
最長寿県は、意外なことに長野県です。しかも男性は1990年、女性は2010年に1位に輝いてから長年その座を譲っていません。
長野県は、もともと長寿県だったわけではありません。昭和40年の統計を見ると、男性の寿命は第9位、女性が第26位です。特に脳卒中による死亡率は1965年は全国1位、その前後数年をみても常にワースト3に入っています。
長野県は、四方が山に囲まれており、冬になると雪に閉じ込められるので、野沢菜に代表されるように保存食が重宝されてきました。食品を保存するためには、塩分を多く使います。塩分が細菌などの微生物の繁殖を防ぐからです。
そのため昭和40年代(1965~1974年)の長野県では、塩分摂取量が全国で4番目に多く、高血圧・脳卒中による死亡率が高かったのですが、その頃、圧倒的に寿命が長かったのが沖縄県でした。50年の間に、沖縄県と長野県の立場は完全に逆転してしまったのです。
一体なぜなのでしょう。
健康で現役の高齢者
長野県の医療(「長野モデル」)を、今の日本のお手本にすべき理由が、もう一つあります。それは昭和40年代の長野県と、今日の日本の状況に重要な共通点があることです。
65歳以上を高齢者といいますが、全人口に占める高齢者の割合により、社会を「高齢化社会」(高齢化率7%以上~14%未満・以下同)、「高齢社会」(14~21%)、「超高齢社会」(21%以上)と、呼び分けます。
日本は2007年に、全人口に占める高齢者の割合が21%を超え、世界で初めて超高齢社会になりました。
昭和40年代の長野県をみると、若者は仕事を求めて都会に出てしまい、全国に先駆けて高齢化が進んでいて、65歳以上の住民が23%に達する「超高齢社会」となっていました。
今の日本全体の縮図が、50年近く前の長野県には、既に出来上がっていたのです。それにもかかわらず、50年後の現在、最長寿県となっているのです。
実は、長野県は長寿なだけではなく、高齢者の就業率が26.7%で、これも全国1位です。この数字は全国平均を大きく上回っており、高齢者の就業率が最も低い沖縄県の約2倍にも達します。
すなわち、寿命が長いだけではなく、健康寿命(自立して生活をおくれる年齢のこと)も長く、男女共に全国1位なのです。
健康で長生きという、超高齢社会を迎える日本の、まさにお手本なのです。
予防医療は減塩運動から始まった
日本の死亡原因の第1位は、長年「がん」です。長野県は、今でも脳卒中による死亡率は全国でも高い方ですが、それでも最長寿県であるのは、がんによる死亡率が全国で一番低いからなのです。
では、長野県はがんに対する治療対策がよっぽど進んでいるのだろうと思われるかもしれませんが、実は長野県は、多くの都道府県が持つ「がんセンター」がない、全国でも数少ない県なのです。
一般の病院数も47都道府県中33位と平均以下です。
一方、県民のヘルスケア、病気予防を担う公民館の数は全国1位で、保健師さんの数も全国2位です。
長野県の成功の秘訣は、病気になってからの医療ではなく、病気にならないようにする、「予防医療」にあると考えられます。
今では「長野モデル」と呼ばれる長野県のこうした医療は、佐久市に立て続けに赴任した、地域医療に熱心な医師らが始めた「減塩運動」からスタートしました。
1945年に佐久総合病院に若月俊一医師が赴任、59年に佐久市の国保浅間総合病院に吉澤國雄院長が赴任し、長野県は農作業が忙しく、交通の便も悪いので、吉澤院長が公民館に出向いて「脳卒中になる理由は塩分の摂り過ぎであることを知ろう、そして予防しよう」「そのために足元の生活を見直そう」「自分で自分の健康を守る意識を持とう」と根気強く説いて回ったそうです。
その活動が、80年には長野県全体の「県民減塩運動」につながって、当時1日の塩分摂取量が15.9gだったのが、83年には11gにまで減ったそうです。
活動は、諏訪中央病院院長の鎌田實先生に引き継がれて、現在に至ります。若月先生ご自身は96歳、吉澤先生は93歳とご長命で、鎌田先生も72歳の今も現役でバリバリ活躍されており、「長野モデル」が長寿に良いことを、身をもって証明されています。
野菜の「適度な毒」が身体に良い
「長野モデル」で特に力を入れたのは、食生活の改善・充実でした。その特徴をこれからご紹介しましょう。
まず一つ目は、食事にかける時間の長さです。長野県のそれは1日平均104分と、全国第3位の長さです。これはよく噛んで食べていることを意味します。よく噛むと、食べ過ぎを予防し、肥満を抑えます。その結果、長野県は全国でも、病気のもととなる肥満の割合が少ない県の一つです。
また噛む回数が減ると、認知症も増えることが知られています。よく噛むことはその意味でも大事なのです。
二つ目は、野菜摂取量の多さです。野菜が身体によいことは常識でしょうが、どうしてなのかは専門家の間でも答えがわかれるところで、今では野菜に含まれる「適度な毒」が、ストレスへの抵抗力を強くする、という考えが主流になってきています。
長野県は白菜・レタスなどの生産量は全国1位、キャベツやトマトなども全国トップクラスです。
一方、野菜の摂取量も、男女とも全国第1位です。1日当たりの野菜摂取量の全国平均は301gに対して、長野県は379gです。一番少ない徳島県は245gなので、長野県の野菜摂取量はその1.5倍です。
こと野菜に関しては、地産地消が実現されているのです。
地産地消の赤ワイン、味噌、キノコ
ポリフェノールを含み、心臓病や、特に動脈硬化によいことが知られている赤ワインについても、長野県は地産地消の割合が高いことがわかっています。
古川哲史『最新研究が示す 病気にならない新常識』(新潮新書)
ワインの原料であるブドウ、そしてワインの生産量共に、第1位は山梨県で、長野県はどちらも2位なのですが、山梨県は生産量の98.5%が出荷されていて、自県ではほとんど消費されていないのです(わずか1.5%)。
一方、長野県では生産量の12%が自県で消費されています。決して多い数字とは言えませんが、山梨県に比べると長野県は、ワインの地産地消の割合が8倍も高いのです。
それから、長野県には生産量全国第1位の食品が、野菜の他にもいくつかありますが、中でもダントツの全国第1位の食品が、発酵食品の味噌です。「信州味噌」は日本の全生産量の約半分を占めています。
さらにもう一つ、生産量全国第1位の食品なのが、キノコです。こちらは全国生産量の約3分の1を占めます。
味噌もキノコも、生産量だけでなく、人口当たりの消費量も長野県が全国第1位です。
中でもキノコの消費量は、全国平均の1.4倍、最も消費の少ない沖縄県の2.5倍近くとなっています。ここでも長野県は地産地消を実現できているのです。
なぜ味噌とキノコが身体によいかといえば、ポリアミンと呼ばれる物質を豊富に含むからです。このポリアミンは健康によく、特に老化防止に効果がある事が、最近、あきらかになっています。
こうした「長野モデル」の特徴から学べるものは多いのですが、一番大事なのは、吉澤先生が説いて回った「自分で自分の健康を守る意識を持つ」、つまりひとりひとりが健康に対して、自主的に取り組むことです。
病気になってから病気を治すのではなく、そもそも病気にかからないための生活について、日ごろから気を配る、これに尽きるのかもしれません。