ただお金をかけるだけが
いいプレゼントではない。
・・・とわかっていても、
これだけモノがあふれ返る
世の中では、
「まごころ」だけを贈っても
相手はそうそう喜んでくれそ
うにない。
どんな時でも喜んでもらえる
プレセントが花束だ。
たとえば誕生日。前もって年の
数に1本足りない分の薔薇を
宅配で送りとどけておく。
そして自分が残りの一本を美
しラッピングして持参する
など。
あなたの愛情表現は無限大。
ただお金をかけるだけが
いいプレゼントではない。
・・・とわかっていても、
これだけモノがあふれ返る
世の中では、
「まごころ」だけを贈っても
相手はそうそう喜んでくれそ
うにない。
どんな時でも喜んでもらえる
プレセントが花束だ。
たとえば誕生日。前もって年の
数に1本足りない分の薔薇を
宅配で送りとどけておく。
そして自分が残りの一本を美
しラッピングして持参する
など。
あなたの愛情表現は無限大。
手紙を読んだら、すぐ連絡ください。
電話のそばで待っています。
僕は来週、ここを出て、オレゴン州へ
旅立ちます。成田で僕が詩音ちゃん
を待っていた理由は、
春になったらアメリカに来て、僕と
一緒にオレゴンへ行って、一緒に住
んでもらえないかということを、
詩音ちゃんに直接会って、伝えあた
いと思っていたからなのです。
「返事がYESなら、空港まで来て
欲しい」と、書きました。
詩音ちゃん、僕は先に「人の気
持ちは他人には絶対にわからない」
と書きました。
冷たい考え方のようですが、これ
は真実だと僕は思っています。
どんなに相手のことを思ってい
ても、別の人間である相手には、
その思いは「わからない」のです。
そして、どんなに深く、一生懸命
相手のことを思っていても、その
相手が同じくらい自分のことを
思ってくれているのかどうか、
それも、わからないのだと思い
ます。
しかし、ひとつだけ、わかるこ
とがあります。それは自分の
気持ちです。
自分の気持ちだけは、わかりすぎ
るほど、わかります。僕が詩音ち
ゃんを思う気持ちは絶対的なもの
で、それは出会った時から今、
この瞬間まで、少しも変わりま
せん。
成田空港では、恥ずかしながら、
僕はひとりでめそめそな泣きま
した。僕は詩音ちゃんが考えて
いるほど、強い人間じゃないよ。
非常に弱虫で、さびしがりやで、
とんでもない小心者です。
心の中の醜い「どろんこいかだ」
が浮かんでくまで、あの展望ロ
ビーのベンチに、じっと座って
いました。
そして、詩音ちゃんが成田に来て
くれなかったことを、詩音ちゃん
の出した最終的な答えとして、
真摯に受け止めようと思っていた
のです。
もうこれ以上、・・・・・。
涙 をいっぱい溜め込んで
いると風邪をひくよ。
咳も出る。
熱も出る。
そういうのは、
薬を飲んでもなおらない。
心と身体はつながって
いるでしょ。
泣きたいときは思いっきり
泣かないと。
病気になっちゃう。
もしも誰かがいて泣けないなら、
お風呂でもいいよ。
涙を、お願いだから
ためないで。
目を閉じると、どこまでも続く、
真っ白な雪原が見える。
見上げるとそこには、雲ひとつ
ない、真っ青な空が広がって
いる。
ブルーと白の二色に、くっきり
と染め抜かれた、幻のように
美し世界。
今は夏の初めで、ここは日本で、
わたしはひとり暮らしの部屋に
いて、あの場所からも、あの時
間からも、遠く、遠く、遠く
離れて―――
思い出している。
彼と結ばれた、雪嵐の夜。
窓の外で、音もなく、まるで
霧雨のように降りしきっていた、
パウダースノー。
彼の腕枕に頭を預けたまま、
ベットの中から、飽きること
もなく眺めていた。
夕陽が美しく感じられるため
には、心がいつもドキドキして
いなければならない。
心をドキドキさせておくため
には、愛をしなければならない。