マンネリになった恋を救う
カンフル剤は、彼の嫉妬
(ジェラシー)しかない。
ある日、突然、
ファッションや髪型、好みの
音楽を変えてみる、
ちょっとした言葉づかいまで
・・・・・。
「どうしたんだ、一体」
「????」
「別に・・・・・・」
あなたはとらえどころのない
ような遠い眼をして、
笑ってみせるだけでいい。
「気分のまま、流れている
だけ」
そんな時期は、1日に何度も
していたLINEを、
二日に一度にしてみる。
恋の不安におびえているあな
たにとって、その我慢は死ぬ
よりつらいことかもしれない。
だけど決定的な破局(カタス
トロフ)に直面する辛さにくら
べたら、ものの数ではないで
しょう。
唇を離した瞬間、イヴの
夜、暖炉の風がキッチンからベ
ットサイドへ、花の香り
を運んでくる。
今夜のために買った白い
ストック。初めから死ん
でしまっている、切り花。
その切ない香りを、わたし
は胸いっぱいに吸い込んだ。
もしも天国に香りがある
としたら、それはこんな香
りかもしれないと思いながら。
魅力は眼を奪う。
人格は心を奪う。
“じっと引っ込んでいては
人と出会うことはない
行動すれば間もなく
かけがえない人と出会う“
「犬も歩けば棒にあたる」と
いう言葉がある。
人間を犬にたとえるのは、は
なはだ気がひけるが、職場と
我が家を、わき目をふらず通
っているだけだったら、その
人の生活領域は線でとまる。
それでは、仕事上の人間
関係の城を出ない。
外へ出ることだ。何かを
求めて行動することだ。人
間ぎらいで人と出会うことを
億劫(おつくう)がっていた
ら、いつまでたっても一人で
いる以外にない。
結婚の相手にだって、ネット交流
しても実際に会ってみなくては
先は見えません。
“優しい言葉
優しい笑顔
優しい行為
優しさとは人を憂(うれ)え
る心だ“
優しさは、人間生活にかけ
がえのないものである。
だれだって優しさを求めて
いる。しかし、優しさとは
何であるか、的確につかんで
いるフシがある。
優しさとは、文字の示すとお
り、他人のことを憂える心の
ことだ。
優しい言葉、優しい笑顔、優
しい行為すべて甘美な言葉で
ある。だから、多くの人が渇
望(かつぼう)しているのだ
ろう。
それは他人を憂える心からか
もし出す零囲気である。