相手にこちらの心理をのぞ
くには、顔の表情以外では
腕や手のしぐさにも正直に
現われます。
街のプロレスラーのポスター
では、チャンピオンや善玉
レスラーは手を腰にあてるか、
腕組みをしていることが多く、
逆にチャレンジャーや悪役
レスラーは、手を突出し、
攻撃的なポーズをとっている
ことが多いはず。
手を腰にあてているのは、
「どこからでもこい」という自信
の現われ、
手を突き出すポーズには相手
に向かう、攻撃の意志が読み
とれます。
男性の場合、商談中に相手が
腕組みをしている場合、
「心臓を守る=自己防衛」の意
味があり心を開いていません。
女性の場合は、あまり腕組み
はしません。そのかわりに、
別のしぐさをします。
喫茶店などでよく見かける、
ヒジをテーブルについて、
手を組んだ形です。
これは、腕で壁をつくって、自分
を守るしぐさをとっているのです。
なかには、手のひらを相手に
向けて押しとどめるポーズも
あります。
会議・商談中に相手がこの動作
をしているのは、もっとも強い
拒絶の意志を示したもの。