生きることは「出会うこと」
です。
それをおそれて一体何がは
じまるというのでしょう。
旅をしてみる、新しい歌を
おぼえてみる、ちょっと風
変わりなドレスを着てみる、
気に入った男の子とキスして
みる、寝てみる、
失恋もしてみる、詩も書いて
みる――
一つ一つを大げさに考えすぎ
ず、しかし、一つ一つを粗末
にしずぎないことです。
わたしは訊ねる
山羊とバイオリンは
どっちが高い?
岩崎先生は答える
バイオリンだよ
じゃあバイオリンと詩集は
どっちが高い?
ものにもよるけど
詩集が高いことだってあるさ
じゃあ 詩集と秋とは
どっちが高い?
秋だよ もちろん
季節は超高級品だから
じゃあ 秋と愛とは
どっちが高い?
愛だろう
めったに 売りに出ないけど
そこでわたしは 最後に訊ねる
わたしの一ばん知りたい質問
愛となみだは
どっちが高い?
人の「記憶のキーワード」に
香りがあります。
香りは、暮らしのあらゆるシーン
に存在します。
花屋さんに足を踏み入れ、馥郁たる
香りにつつまれたとたん、気分が
たちまち和らぐということがある
でしょう。
部屋に小さな花を飾るだけでも、
居心地よい場所になります。
秋の木の葉の香りは、たきたての
ごはんの香り、雨上がりの道の
香り。暮らしに漂うさまざまな
香りは、人を豊かにしてくれる
でしょう。
香水の都はフランス“グラース”
映画祭で有名なカンヌから20キロ
内陸に入った山沿いに、その街は
あります。
街に入ったとたん、どこかえあとも
なく良い香りがします。フランスの
男の子は小学生の頃からブレンドを
覚えすきな子にプレゼントをするのは
お国柄でしょうか。
人生でも、香りとなるものを、おろそ
かにしてはなりません。
生きる目的、仕事や夢、愛し、信じ、
かかわる相手といったものが人生
の味や栄養であるならば、趣味や
学びなどは、暮らしの香り=
アロマではないでしょうか。
大切なものは、目に見えないと
星の王子さまは言いましたが、香も
また、目に見えない宝物だともいます。
〇マスクにアロマオイルを数滴垂ら
すと、リラックスと乾燥対策、風邪
などの予防になります。
「ぼく」は主語です
「つよい」は述語です
ぼくは つよい
ぼくは すばらしい
そうじゃないからつらい
「ぼく」は述語です
「好き」は述語です
「だれそれ」は補語です
ぼくは だれそれが 好き
ぼくは だれそれを 好き
どの言い方でもかまいません
でもそのひとの名は
言えない
水割りですが
H2Oが問題なのです。
井戸水に限るという物がいる
かと思えば、いや井戸水はい
けないという者がいる。
そこへ、ミネラルウォーター
が良いと口をはさむものがい
て、
水道水で充分という者がおり、
それならば断じて浄水器を使
用すべしと忠告するものがい
る。
また、山水こそ至上と力説す
る自称党総裁が出現し、
清澄なる湖水に勝るものなし
との異論が生じ、
果ては、アラスカの氷(南極
ではいけないという)を丁重
に削り取り、
メキシコの銀器に収め、赤道
直下の陽光で溶かし、さらに
カスピ海の・・・
茫洋壮大なる無限軌道にさまよう
者もある。と思えば、そっとあた
りを伺い、声をひそめ、
ただひと言、春の雨です、と耳
うちする者がいたりする。
北大路魯山人先生によれば、
「よろし、よろし、なんでも
よろし、飲めればよろし、
うまければよろし」という
ことになる。
さて、あなたは?
水曜日の今夜、どなたと、
水入らずで・・・・。