昨夜、主人に聞いてみた。
「お義父さんて、何が好きだったの?」
「つつじが好きだったよ。そう言えば、庭なんてつつじだらけだったなぁ。」
「へぇ~、うちの父さんと一緒だ!」
つつじを見ると、今でも思い出す。
小学校の運動会の日、父と二人で庭のつつじの木の前で、二人で写真を撮った。
なぜそう言うことになったのかは覚えてないのだけど、
満開のつづじの花をうれしそうに見る父の顔は、よく覚えている。
きっと主人も、お義父さんとつづじの思い出を
もっているのだろうなぁ。
朝、近所を歩いたらもうつつじが咲いていた。
つづじが好きだった二人。
命日も同じ5月。
きっと、つづじに見送られて逝ったんだね。