馬は子育てができるとは限らない。
馬の仕事を始めてから30年近く経つけれど、初めて子育てのできない馬に出会った。
産んですぐ仔馬がおっぱいをまさぐっているときに激しく蹴った。
最初はよくあることだが、何度か飲ませるうちにやらなくなるものだが、今回はいつまでたっても蹴っていた。
それでも、仔馬はうまいこと蹴られずおっぱいを飲んでいた。
このまま、うまくいくかな、と思っていたが、ダメだった。
仔馬をもっと早く親馬から離していればこんなことにはならなかった。
子育てのできない馬もいるんだと分かった。
結局、仔馬はしりっぱねした親馬の蹴りに当たってしまった。
仔馬を蹴る親がいるなんて思いもしなかった。
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