牧場の日記~競走馬生産者の日々~

競走馬の生産牧場の現状と考察

最後の離乳

2013年10月22日 | 牧場の生活

今日、今年最後の離乳をした。

生まれた順に1頭ずつしてきて、ほかの親がまだいるときは、それほど走り回らないが、親が1頭もいなくなると、

かなり走り回る。

落ち着いて草を食べている親がいないので走り回るのだ。

しかし、それも30分と続かない。

今年は比較的おとなしい離乳が多くてよかった。

大きな事故もなく、少し親が蹴り合いをしたけれど、大した怪我はしなかった。

1歳もすべて移動したし、これで今年の馬の移動が終わった。

あとは、分場を引き上げるだけだ。


堆肥まき

2013年10月22日 | 牧場の生活

堆肥まきをした。

今年の春も堆肥まきをしたのだが、地面がとてもゆるく、重いマニュアスプレッタが放牧地を走ると、轍が深く刻まれた。

今回も台風やらで、最近降水量が多いので、また、春のようになってしまうのではないかと、懸念したが、それほどでもなかった。

堆肥は秋まきだよ、と言われるのはそのゆえんであろうか。


当て馬の子守

2013年10月22日 | 牧場の生活

離乳したばかりの当歳が砂のぼりで舎飼いになった。

ただでさえさみしがるのに馬房に、一頭落ち着いていられるかどうか不安であったので、当て馬を付き合わせることにした。

当て馬は本場の山の上の放牧地に一日中放牧していた。

なので、久々の厩舎プラスほかの馬たちに興奮して大騒ぎ。

大きな声で騒ぐ当て馬を見て、ちょっと失敗だったかな、と思ったが、当て馬君はさすがにベテランで、すぐに慣れ、おとなしくなった。

当て馬と2頭になって、やはり1頭でいるよりはおとなしいようだ。

次の日の朝、ほかの馬を厩舎にしまったあと、子守をさせていた当て馬を放牧地へ出してやった。

そうすると、足が痛かった当歳がさみしがって鳴いた。

さみしがっていたかどうかはわからないが、そう見えた。


台風その後

2013年10月02日 | 牧場の生活

台風18号の被害を受けてから2週間余りがたった。

流れてしまった牧柵もすっかりなおした。今まで倒れかかっていたところもついでになおして、

前よりもきれいになった。

人間頑張ればできるもんだなあと、思った。

土が乗った放牧地の牧草も雨に洗われてすっかりきれいになった。

下痢気味だった馬たちもすっかり良くなった。

今は何事もなかったかのようだ。