今年の北海道は猛暑だ。
浦河も信じられないような気温になっている。
9月の中旬に最高気温が28度?!
まあ、これぐらいの気温で驚いていたら、本州の人におこられそうだけど。
しかし、これは異常だ。
馬もへとへとになっている。
大丈夫かな、と思っていたら、とうとう風邪がはやってしまった。
1才一頭がネッパツ。
当才2頭が微熱と四肢の腫れ。
みんな食欲もあり、元気もいいのだが、舎飼いを余儀なくされている。
離乳した当才なので、寂しがって馬房であばれている。
1才は熱も39度と高いので、元気がない。
普段はとても元気のいい馬なので、相当つらいのだろう。
とても心配だ。こずみもあるので、血液検査をしてもらった。
明日は血液検査の結果がでる。恐ろしい結果が出なければいいけれど。
今日は寂しがった当才が馬栓棒をよじ登ってまたいでしまった。
何とか外して事なきを得たけれど、そのあとも何度も飛び越えようとするので、もう一段高い馬栓棒を作った。
こういうとき扉式の馬房だといいな、と思う。
この人悶着で、私はへとへとだ。
馬房で暴れまわる当才の喧騒でか弱い私の心は折れそうになった。
もう馬なんて馬の生産なんてしたくない。
こわい。
一生懸命世話しても、こうやって勝手に怪我をこさえて、怪我するからまた馬房に入れなきゃならないのに自分のせいなのに・・・・・。
などなど、どうしようもなく、馬の仕事がつらくなった。
しかし、うちの旦那はとても強い。
へこたれることなく、いつものように仕事をしている。
ああ、また明日が来る。
明日も、あいつらと格闘しなくてはならない。
こんな風に思ったのは、はじめてだ。
猛暑で、私も疲れているのでしょう。