今年は空胎馬が多く、繁殖牝馬9頭中5頭が空胎だった。
とまりが悪く種付けには本当に苦労した。
すべての馬の合計で言えば、直検87回、診療所へ行くこと35回、種付け27回、ついでに当て馬86回。
一番苦労した馬で言えば、空胎馬、直検14回、診療所6回、種付け4回。
一番楽だったのは、子付き馬、直検6回、診療所0回、種付け1回。
4月から6月いっぱい獣医さんが毎日のように来た。本当にお世話になりました。
子付きの馬より空胎馬のほうがとまりが悪かった。
5頭中一回でとまったのは一頭だけで、3回行ったのが1頭。4回行ったのが3頭。4回行ったうち一頭はとまらなかった。
子付きは4頭中2頭が1回でとまり、1頭が2回でとまり、もう1頭は5回。5回行った馬は、早期流産してしまい、付け直して2回目でとまった。
反省としては空胎馬は発情がなかなか本物にならなかったこと。
やはり、空胎馬はライトコントロールが必要だと思う。
もう一つは種付け後の治療。
汚れがあるなしにかかわらず、種付けの後は診療所で検査して、必要であれば洗浄、投薬をしたほうが良い。
目視だけではわからない。
結果として8頭とまり、不受胎は1頭だけだった。
5月の終わりころ、まだ2頭しかとまってなくて、真っ青になっていた。もうこれ以上何回種付け行っても、もう止まらないんじゃないかと思えてきた。
その時、診療所で一緒になった人に、「去年5回行ってとまった。」、という話を聞き、何とかやる気を奮い立たせることができた。
1.当て馬
2.発情を見せたら直検
3.種付け
4.診療所で治療・・・汚れの検査、必要があれば洗浄、投薬、陰部縫合
5.排卵確認の直検
6.18日目に受胎確認の直検
受胎してたら5週で受胎確認、してなかったら1.にもどる。
地道にコツコツ。