昨日出産があった。
予定日より5日遅れで、お腹がかなり大きかったので心配していたのだが、
案の定かなり大きな子馬で、生後一ヶ月くらいの大きさであった。
そんな大きな子馬なのに、破水から出産まで10分というスピード出産。
どこか、中に傷ができていないか心配になった。
生れてすぐに陰部のなかから大きな血腫のようなものが顔を覗かせていた。
出血はそれほどないが、グロテスクなものがあって、親馬は出産後もなかなか立たないし、
何かしら異常が起こっているのではないかと思えた。
何時間たっても後産が落ちず、次の日の朝にオキシトシンを打ってもらって、13時間後にようやく落ちた。
落ちた胎盤は色が悪く、一部分厚い部分もあり、獣医さんによれば、分厚い部分は血行不良がおこっていたらしい。
妊娠状態はあまり良好ではなかったようだが、幸い、生れ落ちた子馬は健康そのものであった。
それにしても親馬は出産後13時間くらいはほとんど寝ていて、もがいたりはしないが、辛そうであった。
子宮の血管がお産で破れることがあるらしい。
また、お産のときに腸管が傷ついて、腹膜炎を起したりすることもあるそうだ。
今回はそのようなことはたぶんなかったと思われる。
しかし、近所の牧場ではそんなにめずらしくなく、ある。
たまたま、うちは一度も経験ないが、出来れば一生経験したくない。
もし、おこってしまったら・・、安静にするしかないそうだ。必要に応じて輸血する場合もあるらしい。
昨日は色々と心配したが、何事もなく今母子ともに健康である。