こんにちは、蜂助です。
今日は、花ではありません。 トクサ。 葉が無いように見えますが、原始的な植物に属すシダの仲間です。漢字では「砥草」。茎が硬く、縦の筋が鋭いため物を砥石のように砥ぐ(研ぐ)ことができます。トクサの茎を乾燥させて、紙やすりの一番目の細かいのと同様に使っているそうです。我が家では玄関先の植え込みのひとつとして、面白い味を出しています。
都議選が始まりましたが、安倍首相はそこら中で詐欺演説をしています。安倍首相は詐欺のつもりではなく不勉強で本当にそう思っているとしたらとんでもない話です。「10年間で一人当たり国民総所得(GNI)を150万円増やす」というのは実現性が全く無く笑っちゃうけど政策・目標だから詐欺とは言いません。ここからが詐欺なのです。「国民の平均年収を150万円増やす」「みなさんの所得を云々」これがウソだというのです。
国民総所得(GNI)は、賃金などの所得だけではなく、企業などの利益や株主への配当、さらに外国での利子・配当も含まれています。すなわち、国民総所得が増えることと、国民の平均年収は一緒ではないのです。極端な話し、株などの投資家と大企業だけが儲かって、国民平均150万円増ということだってあるのです。2000年代の前半は国民総所得は増えましたが、国民の年収は減ったと統計が示しています。
私の給料がどんどん上がっていったのは1980年代です。このころは給料が下がるなんていうのは考えられませんでした。事実1980年代の10年間は一人当たりの国民総所得は155万円増えました。そして民間で働く人の給料は130万円増えました。この頃の経済状況と現在は全く違います。安倍首相は知っていて、国民総所得を国民平均年収と間違えさせるすりかえ詐欺をやっているのです。
アベノミクスは詳しく書かなくても、すでにメッキが完全にはがれかかっています。さらに新しいウソをつくのはいいかげんにしてほしいものです。