浴室の定期的なメンテナンスはれてますか?
お早うございます。
大阪府四條畷市の猿屋工務店の猿屋です。
本日ご紹介させて頂きます浴室は、タイル貼りで出来た浴室です。
一般的には在来工法と呼ばれ、多くのご家庭でも目にする機会の多い浴室です。
しかし、今流行りのユニットバスと比べると、どうしてもメンテナンスのコストが掛かってしまうのも事実です。
どんなコストが掛かるのかと言うと、主に給水・給湯・排水です。
この中でも特に排水不良は一度起こってしまうと少々厄介です。
本日は、そんな在来浴室について一緒に考えてみましょう!!
▼まずはこちらをご覧下さい▼
↑一見、何の不具合も見当たらない浴室に見えると思います。
実は、経年劣化により、給排水不調は起こしてないものの、タイルの隙間から水が入り構造躯体を腐らせている恐れが有る事が床下の調査で分かりました。
※こちらのお宅では発生していませんでしたが、洗い場の土間タイルの下の土が排水不良で削られ、見た目は普通に見えてもタイルの下が空洞化している場合も有ります。
金鎚などで軽く土間タイルを叩いてやると、空洞化している場合には音が違いますので、判断する事が出来るんですよ。
「名付けて、空中土間タイル!!」
笑い事では無く、非常に危険な状況です!!
そこで、こちらのお宅はそんな事態にならない為にも、浴槽廻りやタイルの目地などに発生した隙間やひび割れを補修する為に、コーキング処理をさせて頂きました。
これをするだけで、在来浴室を少しでも長持ちさせる事が出来ますが、あくまでも最終手段ですので、ご了承くださいね。
▼それでは施工過程のご紹介をさせて頂きます▼
↑まずは各部分のコーキングの太さを考えてラッカーテープを両サイドへ貼って行きます。
この時に、ただ単に貼って行くだけでは無く、捲る順序も考えなければなりません。
↑次にコーキングを打って行くのですが、多からず少なからずの微妙な調整が結構難しいんですよね。
↑そして専用に加工したヘラが大活躍!!
この時のヘラの角度や押える強弱が仕上がりを左右しますので、重要な作業となります。
↑押え終わると、ラッカーテープを捲って行きますが、この捲る角度も重要です。
ご覧頂いていると、結構簡単に見えると思います(汗)
手早く綺麗に仕上げる為には経験と勢い(笑)が必要なんですよね。
次にご覧頂くのは、難易度の高い部分となります。
▼非常に作業し難い部分のプロの技を披露させて頂きます▼
↑どうですか!?この仕上がり!!
綺麗に円を描いて完成しました。
そして作業を開始して約2時間程でコーキングが終わりました。
少しでも長持ちしてくれる事を願っています。
▼それでは、完成した浴室をご覧下さい▼
↑これで水の侵入は大丈夫そうですね。
何度もお伝えしている様に、在来浴室は一旦傷みが出始めるとメンテナンスが大変です!!
今回の様にコーキングをしたからと言って、何時まで持つか正直分かりません。
新しい内は何の問題も無いのですが、古くなるとどうしても捲れる恐れが有りますので注意が必要です。
さて、ご覧頂いて如何でしたか?
皆さんのご自宅の浴室は大丈夫でしょうか?
ユニットバスでも在来工法の浴室でも、結局メンテナンス次第って事なんです。
是非、皆さんのご自宅の浴室も大切に使って下さいね。
それでは良い週末をお過ごし下さいね
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本日の記事はお役に立てましたでしょうか?
少しでも多くの方に伝えたい事を毎日更新しています。
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