精華よもやま話   佐々木まさひこ議員のつぶやき

京都・精華町会議員佐々木まさひこのローカル日記

島本町議会から精華町に

2010年08月03日 09時39分22秒 | 議会・地方自治
 福井の自治体学校の最後の講演が終わるとともに会場飛び出し、JRに飛び乗る。昨日、2時から大阪の島本町議会の議会改革特別委員会のみなさんが、精華町議会に視察に来られるためである。なんとか2時までには役場に到着できたが、2分ほど早め目にスタートしていたので「駆けつける」ことになってしまった。
 来町された目的は「議会基本条例」である。実は、以前にも確か議会運営員会のメンバーが「議会改革」だつたと思うが、それをテーマに来られたことがある。その時の顔ぶれもあった。
 議会というのは「前例」が幅を利かせるところでもある。私も議員になった頃は、それにはばまれたことも多々ある。「前例」が全て「悪」とも言えない。いい前例ももちろんある。しかし、議会の存在意義からみて、「自己都合」で解釈・運営している面もあり、住民の立場から考えると「改善すべき」ものも多い。
 このブログでも何度も書いているが、島本町議会さんも「基本条例づくり」を目的化しないでほしいと思う。個人的見解だが、精華町議会の議会基本条例前文と第1条「目的」に書かれていることが「めざすべき方向」だが、第2条以下は、そのための「手段」である。手段ということは、「絶対こうなければならない」「このルールは必要」と言い切ることもない場合がある。その地域、議会や行政の実態、各種住民運動など住民とのかかわなどによって採るべき方法は異なるからだ。
 ただ1つ言えるのは、旧態依然の議会のあり方を続ければ、住民から「要らない」と言われかねない。もちろん、権力を分散しお互いのチェック機能を果たすためには、議会を廃止することはすべきでない。
 昨日の研修は、形式ばったものではなく、たくさんの質問や意見が出された。同席した精華町の議会運営委員からの発言もあり、ざっくばらんの「懇談」ができたと思う。ただ、少々(私は)言い過ぎたかな?と若干反省している。
 研修に来られた議員さんたちが、本心のところどのように受け止められたか分からないが、島本町議会の今後に期待したい。
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自治体問題を学ぶ

2010年08月03日 09時22分59秒 | 議会・地方自治
 先週の土曜日から昨日午前中まで、福井市で「自治体学校」が開催され参加してきた。年に1度この時期に開催されていて、自治体職員・地方議員・一般市民・自治体関連の研究者などが参加するものだ。日常の活動では、壁にぶつかったり、「ここらでいいか」など下手をすると周囲の雰囲気に流される恐れもあるが、このような場で「最新の動向を学びつつ、初心に戻る」という時間・空間を体験でき、日々の議員活動に喝を入れることもできる場でもある。
 昨年の総選挙・政権交代からまだ1年もたっていないが、自治体をめぐる状況は大きく変化している。民主党政権になって、改善された面、自公政権時代の遺産を引きずっている面、さらには自公時代よりさらに悪化している面などある。地方自治体の財政問題は、地域が疲弊しているだけにめを離せない分野でもある。
 アップした写真は、全体会で報告する「派遣村村長」の湯浅誠さんだ。派遣村の経験から、ワンストップサービスなど行政の支援のあり方や内閣府参与になって分かった国民語と官僚語の「通訳」の必要性、そして運動のあり方として「作りつつ要求する」というスタンスなど報告された。
 他にも、財政分析と政策化などにも参加する。たくさんの分科会があり1人では参加できないが、医療・保険・交通・農商業・まちづくりなどなどの分野で学べます。
 来年は、7月下旬に奈良で開催が予定されています。京都からも近いので、多くの皆さんもご一緒に学びましょう。
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